ポイントは、ただの開発者ではなく、システム開発を土日にでもやりたい!と思えるような仕事を楽しめる開発者にしたいです。
< 本人の経歴・スキル >
・デザインとHTML/CSSは独学で学習し、私の会社でも業務として経験済み。ウェブに対して素地はある。
・ウェブアプリケーション開発に必要な知識は一通り1ヶ月をかけて、OJTで教えた。
・現在PHP単体を学習し終わり、EthnaというPHPフレームワークを使った案件で、テスト駆動開発手法で開発中。
・PHP経験は1ヶ月目。並行して、vim+RDB(mysql)+LINUXの知識をつけている。
私のようなサンデー・プログラマー(死語)としては、コーディングの楽しさを紹介したいところですが、お仕事ということなので、まずは開発工程を身につけさせるのが王道ではないかと思います。
とくに、「テスト駆動開発手法」では、プロトタイピングに伴い、プログラマが上流工程に参加する場面が多いので、最初から要件分析・要件定義工程を学ばせてはいかがでしょう。
また、「日経コンピュータ」の毎号に掲載されている成功事例と失敗事例を読むといいでしょう。
最近、インフラ系システムのトラブルがあいついていますが、こうしたマスコミで取り上げられるような問題を、技術者の側から考察することは必要でしょう。
ゲームやエンタメといった即時的な“楽しさ”は、きっと、他の方が紹介してくれると思います。
ここでは、システムが社会や自分の生活と密接に関わり、自らがよりよいシステムを構築できる立場にあるという“楽しさ”を与えることが、長い目で見て必要だと申し上げておきます。
コーディングとデバッグに追われる毎日だとは思いますが、こうした“余計な”作業に対しても十分な評価を与えてあげてください。
技術スキルはある程度身に付けているようですので、実際の要件定義やシステムの設計について学ぶのはどうでしょうか。
例えば以下の本を取っ掛かりに、さらに他の本を読むのも良いと考えいます。
「ITアーキテクトのためのシステム設計完全ガイド 2009―今知っておきたい技術・製品・方法論」
要件定義や設計のポイントなどまとまっていますし、なぜそのように考えたのか、という事例もあります。
ちなみに以下での、「ITシステムに関する本の売り上げTop 10」でもランクインしていて、安定して売れているようです。
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