http://ir.cyberagent.co.jp/result/2007/pdf/4q/4q_con.pdf
営業外収益で受取利息、受取配当金、有価証券利息などを足していくと、5+0+51+32+10+14+50=162になります。しかしその隣の合計を見ると165になっています。つまり合計が打ち分けを足したものより大きくなっています。他の営業外費用などでも同じ現象です。これはどういうことでしょうか?
また次の2つのPDFを較べます。
http://ir.cyberagent.co.jp/result/2007/pdf/1q/1q_con.pdf
8ページめ。少数株主利益と書かれています。ここの隣に△が書かれていますが、この意味がわかりません。第一四半期の純利益を計算するにあたって、879-617+123=385で計算が成り立ちます。つまり123はプラスになっています。
しかしhttp://ir.cyberagent.co.jp/result/2007/pdf/4q/4q_con.pdfの法人税等調整額の△はマイナスになっています。つまり3359-128=3231ということです。この両者の△の違いは何なんでしょうか?
最後に税金等調整前当期純利益から当期純利益を計算すると、7567-3231-35=4301になります。しかし合計値は4300になっています。なぜ1計算がずれているのでしょうか?
計算のずれは、100万円の単位で数字を丸めているので起こることです。
100万円に満たない端数を足し合わせた結果、増えてしまったと考えてください。
少数株主利益の取扱いが、ちょっと特殊なので、表記上おかしな事になってしまいます。
少数株主利益とは
100%出資子会社以外の連結子会社において、連結親会社以外の株主を「少数株主」と呼んでいます。少数株主利益(損失)とは、連結子会社の当期純利益(損失)のうち、連結親会社の出資に見合った持分以外の部分を指します。例えば70%出資の連結子会社があった場合、連結子会社の当期純利益を 100とすると、このうち70は連結親会社の持分となり、残りの30が少数株主利益となります。連結損益計算書では、この少数株主利益の30を連結親会社の税引前当期純利益から控除することとなります(数字はマイナス表示(△)ではありませんが、税引前当期純利益から差し引かれることとなります)。
額については、四捨五入をしている都合、
単純に加減した数字と合計とが異なってくるのだと思います。
全体への影響は少ないので、問題ないといえます。
また少数株主利益とは、連結外の株主への利益なので通常は表示額だけマイナスされます。
それが△(=マイナス)なので、マイナスのマイナスで+になっています。
逆に法人税等調整額は基本がプラスなので、△だとマイナスになります。
「少数株主利益」とは利益と呼ばれていますが、会社にとってはマイナス要因なので
やや紛らわしくなっています。
なるほど。つまり、100万にみたない数字は損益計算書には書いてないけど、実際は計算されて合計として表示されているということですね。