はてなのようなITベンチャー企業への、Web系エンジニア職としての転職願望があります。

仕事柄、maki_34さんと同世代の、ITベンチャーの技術者の方にお会いすることがあります。

彼らは、大手では手を出せない領域のアイデアが素晴らしい。そして、そのアイデアを実装できる技術を持っていることは言うまでもありません。もちろん、転職やヘッドハンティングされた方ばかりです。

大手SIerの請負を専業にしている会社ならともかく、独立系ベンチャーに転職したいのであれば、JSPとかPHPが書けるレベルでの転職は難しいと思います。

彼らは、一人に幾つもの能力を求めています。しかも少数精鋭です。極端な話、JSPとPHPが書けるAさんが一人いれば、それらの仕事がBさんに回ってくることはありません。Bさんには、Aさんとはまったく異なるスキルを要求されます。

Bさんになる方法は3つ考えられます。

1. Aさんを退職に追い込む
2. だれにも真似できないアイデアを持っている
3. ベンチャー企業に不足しているスキルを身につけている

１，２はアドバイスできる性質のものではないので（笑）、ここでは３．について紹介します。

お会いしてきたベンチャー企業が、これから必要とするだろうモノは以下の4つ――

1. お金
2. 政治的な人脈
3. 会計・人事などのバックオフィス的な業務知識／経験
4. セキュリティ

１，２については、ライブドア事件を振り返れば分かると思います。ある程度大きくなるために必要なモノですが、提供できる人はなかなかいません。

ユーザー系SIerのSEとして在職しているのであれば、３，４の経験を積むことはできるのではないでしょうか。

アプリケーション技術としてだけでなく、ハードウェア／ミドルウェアに関する知識／構築経験、システム運用における事故対策経験、セキュリティに関する契約などの知識も蓄えた方がいいでしょう。

たとえば、個人情報漏洩事故を一度起こせば、ベンチャー企業は簡単に潰れてしまいます。だからといって大手のようなコストをかけるわけにもいかず、多くのベンチャーの経営者は、セキュリティ対策に頭を悩ましています。

ウチで運営している「プライバシーを守る」を参考にしていただければと幸いです。

#1のコメント：

開発のためのマンパワーが必要となったとき

そういうときは、（おそらく海外に）外注するでしょう。

ITベンチャーの強みは、“フットワークの軽さ”なので。

お気づきのように、アプリケーションを作る技術があるだけでは、ITベンチャーに入ることは難しいと思います。

＞独立系ベンチャーに転職したいのであれば、JSPとかPHPが書けるレベルでの転職は難しいと

＞思います。

独立系ベンチャーはチャレンジする人が転職すべきです。

＞もちろん、はてなに転職できれば言うことなしなのですが、

＞求められる技術レベルも相当高いと思っています。

はてなは、技術を要求してるのでしょうか？実際に聞いてみたらよいと思いますよ。ダメだといわれて引き下がるようでは、独立系ベンチャーじゃなくても難しいと思います。はてなが欲しいと思っている人材とマッチすればよいと思いますが、実際はマッチングしないと思いますよ。

http://codezine.jp/article/detail/3273

これを読む限りでは、技術を外に求めてるとは思います。

＞はてなのようなITベンチャー企業への、Web系エンジニア職としての転職願望があります。

このようにご意向が明確なら2～3年後といわず、すぐに転職されてもいいと思います。まだ26歳でやり直しが利きますし、さらにベンチャーに進もうと思われるなら、まず行動です。しばらく勉強してからなどと悠長に構えている時点でNGではないでしょうか。

まず、することは転職活動！そして仕事を通して経験を積んでいけばOKです。WEB系はまだそれが許される業界だと思います。WEB系の知識は全般的に敷居が低いと思いますし、業務を通じて積んだ方がいいでしょう。独自に積んだところで業務に役に立つ経験が得られるとは限りませんし。

すでにSEとして業務をされていてIT業界で見れば素人ではないのですから、採用等での経験的には問題ないと思います。WEB系は慢性的な人材不足ですから、ちゃんと面接で希望を伝えることができるようによく考えてください。

余談ですが、ITベンチャーって言葉は、すでに過去にあった幻想の域に入ってるのかもかも。生き残っているところは、ベンチャーと呼ばれるにふさわしい仕事をしているとは思えないし。いったい何がITベンチャーなんでしょうねぇ…。