刑法学入門 ～ 超難問シリーズ #020 ～

そもそも、金銭の返済は犯罪の成否と関係ありません。刑罰というのは、社会秩序を維持するためのものであって、被害者の満足のために科すものではないからです。返済したとしても、情状を示すものとして量刑の資料となるだけです。

堀江氏の件は本来的には取引の問題であり、取引上の制裁などで処理するべき事項なので、懲役刑となること自体重いと言えます。これに対し小室氏の詐欺罪はれっきとした刑法犯罪であり、大昔からこの罪を犯す人間が多いために一般予防として刑罰も重くなっています。小室氏は最初から詐欺のつもりで巨額の金銭を騙し取ったわけですから、悪性も強いと思います。

また、金銭の程度を考えた場合でも、一人あたりの額を考えれば小室氏の騙し取った額がいかに巨額か分かるはずです。その上、ライブドアと違い小室氏の被害者の前には借金だらけの人間が残るだけで、もはや取り戻すあてもありません。

唯一人の投資家に返済を約束すれば、一件落着しないのでしょうか。

• 民事側の詐欺は片付くかもしれませんね。(被害者次第ですが。

　ホリエモンは「上場企業の責任者としての自覚が微塵も感じられない」

という理由で、一審（20070316）二審（20080725）とも２年６ヶ月です。

　数万人に数千億円の被害を与えたにしては、軽すぎませんか？

軽いかもしれませんな。

ただ、

5億ヤミ献金(受けた側ですが)男は刑事罰としては罰金20万だけです。(政治的なものは除いて)

• 法律がそうなってるんだからしょうがないって感じですか。
• 誰か国会議員になって議員立法出さないかな？とね。