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下記のような条件設定のとき、このマンション入居者がとるべきベストな行動はどのようなものがあるでしょうか?
・モリモトの連結子会社である「モリモトクオリティ」が管理する、賃貸マンションに現在住んでいる。
・毎月の家賃の振込先は、モリモトクオリティの口座。
・賃貸契約書をみると、貸主=(株)モリモトクオリティ 仲介人=(株)モリモト と記載がある。
・マンションのロビーには、管理会社より下記の張り紙:「弊社の資金繰りその他については全く問題ございません。(中略)当マンションにつきましては、所有者がXXX信託銀行株式会社となっており、モリモトと関係ございません。」
・事情により、可能であれば、来年の1月~6月分の家賃を前払いしたい。(=毎月都度支払ではなく、半年間ごとに前払いしたい)
こんにちは、不動産営業をやっているものです。
個人的な考えですが、ベストな行動は「様子を見る」かと思います。破産適用ではないので業務は継続するわけですから。
一応、考えられそうな最悪の事態を紹介しますね。
1.会社更生の申請が通らず、破産適用される。
2.モリモトクォリティの業務が停止、物件管理がオーナー直接になる。
3.しかし、オーナーも業務停止しているため、破産管財人が代行する。つまり、何もやってくれない。
4.物件が競売にかかる。競売による所有権移転の為、新しいオーナーへの敷金返還請求権はない。
5.新オーナーは物件解体を希望したので6ヶ月以内に退去を命じられる。これには対抗できない。
あと、ざっくりと各項目が起こる確率について
1が起こる可能性は、良く分かりません。1が起これば2と3は100%起こります。1→4は50%以下でしょうか。4→5は建物の状態にもよりますが、今は不景気なのでせいぜい5%以下でしょう。
総合して、1が仮に五分五分で起こるとすると、4は20%以下、5は1%以下だと思います。個人的にはモリモトは再生しそうな気がするのですが、その辺のご自分の判断と転居コストを比べられてはいかがでしょうか。
ちなみに、家賃の前払いについては良く分かりませんが、4が起こった場合は新オーナーと新契約になるので、無効になる可能性はあるかもしれませんね。
ありがとうございます。
冷静に考えてみると、割と大丈夫っぽい感じがしてきました!