・部品販売の受注管理システムと、社内でファイルやメールのやり取りをする社内情報システムを新規構築
・東京に本社があり、支店は全国に11か所。
・現行システムは本社にサーバを置き、本社と支店間はフレームリレーおよび専用線で接続。本社と支店間の回線速度は64Kbps。
・新システムは支店ごとにサーバを置く。顧客からの注文は、インターネット経由で受注管理システムにアクセスさせて受注したい。
・使用するのは社内のデスクトップPCが基本だが、営業マンがモバイルで出先からも利用
・低コストで高い通信速度が得られるネットワークを希望。
・回線をデータ通信と同時に内線電話としても利用したい
・インターネットも使える
>東京に本社があり、支店は全国に11か所。
>低コストで高い通信速度が得られるネットワークを希望。
>回線をデータ通信と同時に内線電話としても利用したい
>インターネットも使える
Bフレって事はNTT系ってことだろうから回線は
NTT東日本範囲内は本社と、NTT西日本範囲は仮に大阪をそれぞれセンターとして
フレッツ・グループとひかり電話のビジネスタイプあたりを使うなどが良いかもしれません。
(西のほうは見積だせなくもないが東は知らない)
>新システムは支店ごとにサーバを置く。
WindowsServer1台で済むようなものなら安いのだが支店規模と現状によりますね。
>部品販売の受注管理システムと、社内でファイルやメールのやり取りをする社内情報システムを新規構築
>顧客からの注文は、インターネット経由で受注管理システムにアクセスさせて受注したい。
>使用するのは社内のデスクトップPCが基本だが、営業マンがモバイルで出先からも利用
一番金のかかるこの部分の規模が図れない状態で見積もりを出すのは幅がありすぎて非常に難しい。
とりあえず、たたき台としてざっくりと 2000万から6000万くらいでどうだろうか・・・。
ご質問にある要求仕様を安価に構築できることは当然のご要望として、要求が広範囲にわたるので、一括発注できた方がいいと思います。分割発注すると、ネットワーク間接続リスクが発生し、「うまく繋がらない」「頻繁に切断する」などの運用トラブルが起きる恐れが高まり、これがコストに跳ね返ってきます。
そこで、一括発注を前提としたサービスの組み合わせを考えてみることにします。
要求仕様の多くは複数のサービスが適用できますが、唯一、
本社と支店間はフレームリレーおよび専用線で接続
これが実現できるサービスが限定的です。
フレームリレー網については、今年、KDDIが撤退しましたので、全国をカバーできるサービスとなると、ソフトバンクテレコムとNTTグループに絞り込まれます。
ソフトバンクテレコムは、POIまでの回線提供となり、その先はNTTのような地域電話会社の回線網が必要になります。全国に点在する支店の住所から見積もらないと正確なことは言えませんが、おそらく、網はNTTグループに一括発注した方が安いと思います。
全国接続が必要であることから、NTTコミュニケーションズが提供する全国網である「スーパーリレーFR」と地域網である「スーパーリレーCR」の2つをチョイスします。
専用線サービスは、64Kbpsという低速であれば、同社の「HSD」が適当でしょう。
インターネット接続、データ通信、内線電話(IP電話)については、同社のOCNサービスで賄うことができます。
モバイルについては、携帯電話等は一番安価なキャリアを選んでもらうとして、センターへの接続は同社のモバイルコネクトをチョイスします。
なぜ現行システムを基準にしてるのか・・・
リクエストがファンクションのみで、コストに一番影響するパフォーマンス想定が無いので見積もりはできないけど、とりあえず安上がりな構成はこうなるんじゃないかな。
1.本社・支店間
インターネット回線を利用したVPN接続。
全て本社を中心としたスター接続。
2.顧客からのアクセス
本社にwebサーバ+アプリサーバ+DBサーバを設置。
注文データは各支店用DBに放り込み、支店の受注管理システムで管理。
規模の大きい支店(1箇所でいい)に設置するDBにレプリケーションなどバックアップ手段を確保。
(夜間のテープバックアップ等は別途必要)
3.営業マンからのアクセス
本社設置の営業マン専用の入り口から各支店DBに接続。
モバイル端末、本社側入り口はソフトウエアVPN。(本社側ソフトウエアVPNは専用GW)
4.内線電話
本社・支店各サーバにAsteriskを導入し、IP電話化。
(既存PBXは対応できるものに入れ替える必要があるかもしれない。)
5.インターネットアクセス
支店からのアクセスも全て本社VPN経由。
6.運用
支店サーバ->本社サーバでJP1による運用監視。(オプション)
障害発生時は本社からリモートで対応。
上記構成だと、一応リクエストには応えられる。
メリットは、
1.支店規模(トラフィック)に応じた回線と機器にできること。
実際には全支店ばらばらではなく、大規模支店用、小規模支店用くらいの2種類程度でいいかもしれない。
(全部ばらばらだとメンテが大変なので。)
2.支店サーバは、受注管理システムのアプリだけで、DBを持たなくていい。
3.保守運用を本社に集中できること。(支店に保守運用要員が必要ない。<-重要)
またセキュリティ運用監視も本社集中でできる。
社外との通信が本社集中なので、運用コストを低減できる。
4.顧客からのアクセスが増えてきた場合など容易に対応できる。
(最初から本社の対顧客向けサーバはロードバランサーを含めた構成にしておく、など)
※ 上記構成の場合、顧客からのインターネット経由での受注が生命線である場合は、本社-インターネット間は冗長化が望ましい。
この場合の冗長化は、同一プロバイダ・同一局舎ではなく、プロバイダ・局舎も別々にするのが理想。
本社-支店間も冗長化するとなお良い。
せっかくここまで書いてもらっているのに金額がない。
条件以外は想定でいいんですって。
やはり条件が足りないようですね。それでもいいヒントになります。