ツイストペアケーブルを使用したイーサネット(10BASE-Tや100BASE-TXなど)でコリジョンはどうやって検出するのでしょうか? 送信用と受信用の導線は独立しているので、同軸ケーブルのように異常電圧が発生するわけでもなさそうですし。
10BASE-T は半2重で原則送信中に受信信号が送られることはありません。
これを逆手にとって、送信中の端末に対して(ハブ側)からダミーの信号を送ることで
コリジョンの発生を通知します。
端末は、送信中に信号を受信したらコリジョンが発生したものとして現在送信中の信号の送出を止めます。
100BASE-TX では IEEE-802.3x のオプションとして「PAUSE frame」が定義されており、
出口側バッファあふれ等の場合にスイッチ側から端末に対して「PAUSE」を送ることで
信号の送出を止めることができます。まともに実装している例は少ないですけどね。
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