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「<窃盗>「独り身寂しく」年賀状450枚盗む 46歳男逮捕
1月2日20時2分配信 毎日新聞
民家の郵便受けから年賀状を盗んだとして、静岡県警富士署は2日、自称、住所不定、無職、山田政彦容疑者(46)を窃盗容疑で現行犯逮捕した。同署によると、35軒分、約450枚を持っており、「ホームレスで独り身が寂しく、家族で写っている写真が見たかった」と供述している。
逮捕容疑は、2日正午ごろ、富士市内の男性会社員(46)方にある郵便受けから、年賀状21枚を盗んだ疑い。同署によると、同日午前に付近の住民から「郵便受けをあさっている不審な男がいる」と110番があり、警戒していた署員が取り押さえた。【浜中慎哉】」
あなたはどう感じますか。一斉開封で、コメントはしません。
年賀状、家族の温かな写真のものを見ると心が温まり、思わず笑顔になってしまいますね。
この男性もそんな気持ちを感じたかったのでしょうか。
たとえば・・・寒い夜に、家路に着くとき、ふと・・・電気が灯っていて、いいご飯の香りのする家を見ると、その中の人間が見えていなくても、温かい家庭がそこにあることを感じて、こちらまでとても温かな気持ちになりますね。
家族の力って不思議ですね。
女の人が子供を産むと、ママらしい顔立ちになり、不思議と、母性のような本当に温かいモノを持ち出します。
そばに居るだけで、幸せな気持ちになるほど。大きな力です。
家族が生み出す力。
話は記事に戻りますが・・・、どんな理由にせよ残念ながら、ものを盗むことは、この世界で許されることでは無いのです。
被害にあった方には申し訳ないですが、憎めない犯罪と思います。
この男は、年末年始とも帰るところもなく、独りで過ごすことに耐え切れなくなり、家族の笑顔が写っているであろう年賀状に目をつけたのでしょう。
他人の家族写真で少しでも幸せを感じれるというのであれば、性根は悪く無い人だと思います。
(ある意味想像力豊か)
同じ犯罪でも、卑屈になって他人を傷つける様な犯罪に走らなくて良かったです。
現在、派遣切りなどが社会問題になっていますが、この様な”ホームレスで独り身”の男を生み出した社会にも問題がるかもしれません。
バリー・ユアグローという作家の「ケータイストーリズ」
というショートショート集に似たような話があった気がします。
(それは孤独な男が自分宛に書いた手紙を孤独な郵便配達
員がとってしまうという話でしたが・・・)
ちょっと違いますが、こんなことが現実に起こるとは驚きです。
ニュースに関して記載する以前に、こういうところでの名前は出さないほうが・・・。
ニュースは一定期間経過後消えたり、また、訂正もできるけれど、ここは訂正ができない・・・。
調べればわかる、容疑者なので犯罪者と確定したわけではないという理由からです。
内容に関していえば、
先日まで放送されていたドラマの内容とにていますね
ないものがほしい
愛情がほしい
なぜホームレスになったのか理由はわからないので、責めることはしない。
けれど、努力をすれば人のぬくもりを感じられるようになる。
本人の努力次第で、家族の温かみを感じられるかもしれない
政府の対応が行き届いていないせい、
世界同時株安で日本は本来これほど悪化するはずもないのに
さがりっぱなし。
それに対して日本がとるべき対応が遅れている
政府の責任でもあり、本人の責任でもある。
人の温かみを感じたければ努力をしましょう。
盗まれた人はあなたの行為によって悲しみます。
相手のことを考えられない人は、誰かを犠牲にして成り立った自分の幸せは空虚なものです。
と、いいたい・・・・。
被害者であり加害者。けれど、加害者という言葉のほうが強いですね。
第一感としては、良い印象でも悪い印象でもなしに、ただ強く心を打たれる。
「びっくり」ではなく、ある種の情動ではあります。
同情はしませんが、共感します。責められない。
「寂しくて盗んだ」という題名からは、動機と犯罪の間をとばしているような唐突さを感じました。
記事を読んでも、いま一つ得心がいきません。
間に「家族が写っている写真が見たい」が入っているだけだからです。
「独身で、寂しくて、家族の写った写真を見たいと思う人が、
須らく年賀状を欲しがる」
ということはないからであります。
「他人の家の郵便箱を漁る」という行為が、何を意味するのか、について、
どういった認識をもっているのか、不明です。
(「おかしい」と自身で判断する機能が、疾患などで器質的に障害されている場合や、
常習犯で感覚的に麻痺している、もしくは、
軽犯罪を犯すことで行政のご厄介になろうという意思が隠されている、など)
「犯罪報道で動機を重視しない謎」
こう言うニュースを聞いていつも思うのは、憲法25条はどうなったのか、ということです。どうやら、憲法は努力目標であるようです。なんか変な国だなぁといつも思っています。ホームレスの人は、住民票がないから選挙権もなければ生活保護も受けられないそうです。日本が貧乏な国なら仕方ないかも知れませんが、世界で2番目に豊かな国なのに。(汗;
・日本国憲法 第25条
>条文
1.すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2.国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B...
刑務所に入って初めて、憲法25条が保証されるというのも、呆れた国ですね。(汗;
最初はお年玉クジが欲しかったのかなと思いましたが、あれは郵便局の窓口に持参しなければ賞品がもらえないのですから、そういう目的での窃盗は、ちょっと現実的ではありませんよね。だとするとやはり、「ホームレスで独り身が寂しく、家族で写っている写真が見たかった」という自供内容を信じるのが妥当かなあと思います。年賀状の束を手にすることを通して、過去の幸せな正月の幻影に浸りたかったのでしょうね。
家や家族に恵まれている人には、こんな気持ち、理解できないと思います。でも、家を失った人の苦しさ、寂しさには、想像に余りある物があります。だって、家、家屋という存在は、単に雨露をしのぐ場所ではないのですから。
家とは、家屋とは、人の幸せの「入れ物」なんです。家を失えば、様々な幸せに彩られた暮らしは消え失せ、ただ生きながらえるだけの苦難の日々だけが残ります。ホームレスとは、そういう状態なんだろうと思います。
本事件が本当に供述通りの理由だったのかどうかは別として、仕事を失い住まいを失う人が急増している現在、住む場所が無く家族もいない寂しさから引き起こされる様々な事件は、増えていく可能性があるでしょう。
ここで考えてみてください。私達日本人は全員が、健康で文化的な最低限度の生活を送る権利を有しているということを。ここで言う健康で文化的な最低限度の生活とは、雨露を凌ぐことに加えて自分らしい暮らしが楽しめる家屋の確保が前提であると理解できるでしょう。
一刻も早く国民全員に基本的人権が行き渡り、「ホームレスで独り身が寂しく」云々といった言い訳が通用しなくなる国作りを急ぐことが大切です。政治の責任は重大です。
自分は同情しませんが、本人にとっては寂しさのあまりどうしようもなくこんな行為をしてしまったのかもしれません。
年賀状は家庭的な感じがするので、そのためそれを狙ったのだと思います。
ホームレスで独り身が寂しい。この理由を聞いて、甘えるな、ふざけるなと憤る人は少なくないでしょう。中には、お前がホームレスになったのはお前の責任だとなじる人もいると思います。
しかしホームレスが生まれてしまう原因は社会構造にあるのであって、ホームレスに向かって自己責任論は筋違いです。多くのホームレスは、労働力を使い捨てて利益を上げようとする企業や、貧困を食い物にする悪徳ビジネス、そしてそれらの横行を許しているばかりかむしろ助長している政治の被害者であることを見失ってはなりません。
ホームレスで独り身が寂しいという理由が真実なのか言い訳なのかはわかりませんが、とにかく犯罪の理由にホームレスであるという言い分が使われてしまう国は、政治が貧困である証拠です。政治が有効に機能しているならば、一人たりとも定住場所が持てない国民を生み出さぬよう最善の努力を傾注すべきですし、破産によって家を失うとか、税金の滞納によって家屋を競売にかけるなどといった、国が率先してホームレスを生み出している数々の制度も積極的に見直されなければなりません。
甘えているのは政治。ふざけているのは、国民の痛みや悲しみを理解しようともせず、ホテルのバー通いによる散財などを哲学とうそぶく、生まれた時から特権階級の世襲政治家の方でしょう。総選挙が予定される今年こそ、「ホームレスで寂しかった」などという言い訳が有り得ない国作りを、国民の力で成し遂げたいものだと思います。
コメント(7件)
文学は「ものの考え方を知る」「多面的に考える」ためのもので
小学生に「走れメロス」を読ませて道徳にするのは間違っている。
今回一斉開封で、多面的な考え方ができとてもよい例となりました。
新聞社が期待したとおりの感想は万人が持たない、ということです。
「永久に消えないはてなしつもん」にて、
お名前を出してしまった軽率さに反省しています。
ご指摘ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
このときは回答者から事務局に働きかけがありました。
過去の事例から考えて、報道文の引用に含まれる個人名はプライバシーの侵害や誹謗中傷などには当たらず削除の必要を認めないとされる可能性が高いと思われますが、一応お伺いを立てておくことは損にはならないと思います。
交番に届ける途中だったとしたら・・・
事実、配達員が捨てたケースもありますし・・・
届ける途中で気がかわってほしかったので一時的にもっていたと言ったのをこういう報道をされてしまった場合
盗んだと断定はしているけれど、結果的に何の罪にも問われなかった場合
はてなは、ニュースの配信元ではないので
誤報だった場合でも質問者や回答者が指摘しない限りサイトがわざわざ記憶しておいて、訂正するなんてことはしないと思います。
世の中には罪人であったとしても冤罪で釈放されている人もいます。
報道に携わる人間じゃない場合は、また、訂正可能な場所でない場合は
個人的にはさまざまな可能性を考えるとその本人が見て悲しむようなものは記載しないほうがいいと思いました。
法的にこれがどうとかいうのではなく、モラルや人としてのあり方、
ギスギスした世の中だからこそ、どんな人に対してでも思いやりを持ってほしいと思いました。
さすがに事件の被害者になってしまったら、そうはいかないかもしれませんが^^;
書き換える必要性があるかどうかは、サイトの判断によると思います。
最終的に管理をしているのはサイトですし、訴えられたときに多少なりともかかわってきますからね・・・
また、ニュースをそのまま引用して記載することもその発信元が転載可としているかどうかによりますね・・・。
ニュースは大体がどちらかの考えに傾いていると思います。
どこか誘導しているように思えることも・・・。
それをどうとるかは読み手次第ということでしょうね。
興味深い質問でした。
というわけで、私達は一つの社会現象に対する意見を述べ合ったのであって、特定個人の行動に関して触れる目的は一切持っていなかったと、ここに明記しておきましょう。
また、私達はこの質問を通して、もう一つの社会現象である、推定無罪の原則が適用されるべき段階の人物の個人情報をみだりに公開してしまう報道のあり方の問題についても認識を新たにした、と明記しておくべきですね。
よくよく考えてみれば、こんなに簡単にマスコミに名前が公表されてしまうというのは、一昔前の盗撮写真ばかりを集めた猥褻雑誌の横行にも等しい、人の尊厳に対する侵害です。なんとも後進的なことですね。
しかし、これほどまでに社会の常識から遊離した感覚を持つに至った経緯は異様さゆえに大衆の興味を挽くでしょう。
窃盗犯にも拘らず質問者さんが注目してしまった事情がその辺りだと思います。
これは人間の意識の不安定な側面を体現するような犯罪だと思います。
そして、それは人事ではない。
さまざまな圧力に押し流されて変節していく社会そのものを考えさせられる記事でした。