と思う人を教えてください。
ここで言う文体とは、要するに漫画で言うところの、めちゃくちゃ絵がうめえなとか、演出すげーっに該当します。
有名な作家さんが多いし系統ごちゃまぜですが。
・純粋に「文体が!」と思うのは舞城王太郎、町田康。
・京極夏彦は特に「巷説百物語」が好きです。会話文の雰囲気とか。
・石川純、あまり読んでませんが、「紫苑物語」が大好きです。
・私は読んでいませんが、川上未映子は気になっています。
ブログの文章はこんな風。 http://www.mieko.jp/blog/
文体というか、カメラワーク的な部分も含めた文章の雰囲気が好きなのは、
・江國香織。比較的初期の頃の作品が好きです。
・司馬遼太郎。躍動感があり、話の運びも面白い。
・いしいしんじは文体と言うか世界観と言うか、独特です。好きです。
・森見登美彦には椎名誠の"昭和軽薄体"に通じるものを感じます。
(椎名誠はエッセイをいくらかしか読んでませんが、あれも好きです。)
・アゴタ・クリストフ「悪童日記」のスタイル。
・文章のリズム感だと「バッカーノ!」の成田良悟。
テンポのよさに引き込まれました。
・情景描写だと「狗狼伝承シリーズ」の新城カズマ。
とにかく読みやすかった覚えがあります。
・構成力だと「百鬼夜行シリーズ」の塗仏の宴までの京極夏彦。
特に、絡新婦の理で後半から展開される事件の連鎖は圧巻。
・影響力だと「月姫」の奈須きのこ。
奈須文体や奈須ワールドの影響を受けている思われる作家さんを見かけます。
・迫力でいえば「ドグラマグラ」の夢野久作。
……初読みのとき、言葉にならないすごみがありました。
とりあえず読んでないのは新城先生と、ドグラマグラなので読んでみます。ドグラは積読してますので。
この質問を出した後に自分でも考えてみたんですが、山田風太郎先生とか、ウロブチ先生かなあと。
奈須先生は大好きなんですが、影響めちゃくちゃ受けてるんで、自分の作風確立の為にはその影響から抜け出したいですね……。
三島由紀夫は、力強く、かつ繊細で美しい文体を持っています。
短編、長編ともに、その文体に引き込まれます。
以下、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%86%82%E5%9B%BD より。
2・26事件に際して友人たちの所属する反乱軍を勅命によって討たざるをえない状況に立たされた武山中尉が、死を選び妻(麗子)と共に切腹する過程を描いた作品である。洗練された構成と、「大きな鉢に満々と湛(たた)えられた乳のよう」な肌の白さ(妻の肌の美しさを表す表現)、などの優れた描写により、短編ながら完成度の高い作品となっている。三島自身も「もし、忙しい人が、三島の小説の中から一編だけ、三島のよいところ悪いところすべてを凝縮したエキスのような小説を読みたいと求めたら、『憂国』の一編をよんでもらえばよい」と述べている。またこの作品の切腹の描写の凄惨さは、三島が実際の切腹を冷静に捉えており、そこに美を見いだしてはいないようにも思えるため、三島が切腹を評価してはいなかったのではないかとも推測される。
やはり三島先生が来ましたか。
憂国は積んでるので読んでみますね。
有名な作家さんが多いし系統ごちゃまぜですが。
・純粋に「文体が!」と思うのは舞城王太郎、町田康。
・京極夏彦は特に「巷説百物語」が好きです。会話文の雰囲気とか。
・石川純、あまり読んでませんが、「紫苑物語」が大好きです。
・私は読んでいませんが、川上未映子は気になっています。
ブログの文章はこんな風。 http://www.mieko.jp/blog/
文体というか、カメラワーク的な部分も含めた文章の雰囲気が好きなのは、
・江國香織。比較的初期の頃の作品が好きです。
・司馬遼太郎。躍動感があり、話の運びも面白い。
・いしいしんじは文体と言うか世界観と言うか、独特です。好きです。
・森見登美彦には椎名誠の"昭和軽薄体"に通じるものを感じます。
(椎名誠はエッセイをいくらかしか読んでませんが、あれも好きです。)
・アゴタ・クリストフ「悪童日記」のスタイル。
おー知らない作家さんがいっぱいです。
舞城先生はちと苦手なんですが、町田さんは見たことないので読んでみます。
江國先生の本はまだ一冊しか読んでないですが、なかなか好きそうな感じでした。
川上未映子さんは芥川賞の人という認識しかないのですが、一応読んでみます-。
後読んでないのは、石川純、いしいしんじ、森見登美彦、椎名誠、アゴタ・クリストフですか。
ちと多いですが目を通してみます。
海外の作家でもよろしいでしょうか。
私がすごいと思ったのは、ジェイムズ・ジョイス(James Joyce)の「ユリシーズ(Ulysses)」です。
妻を寝取られたある男の一日を描いた作品なのですが、リンク先で少し解説されているように、章ごとに様々な文体で書かれています。
独白、戯曲、フーガの形式、パロディ…
特に最終章の、句読点を使わず延々と続く独白は有名です。
ひとつひとつの文体がすごいというより、ひとつの小説にこれほど様々な文体を取り混ぜていること、さらにそれを可能にしたアイデアと、文体の引き出しの多さが優れていると思います。
「文体の使い方」がうまいとでもいうのでしょうか。
邦訳で読んでも雰囲気はわかると思います。
他にも、ジョン・バース(John Barth)等、いわゆる「実験小説」の類に分類される作家には、すごい文体(常識を逸脱している、と言う意味で)を駆使した作品が多いと思います。
彼らの文体は、「上手い」というより「今までに見たことがない」という意味での「すげーっ!」ですね。
あと個人的には、日本の作家でしたら、町田康さんの文体が好きです。
源氏物語の新訳もなさっていますが、何を書いても「町田節」にしてしまう独特の文体は、彼にしか書けないものだと思います。
海外でも全然OKです。
文体を一章ごとに変えるとはレーモン・クノーの文体練習みたいですね。
ジョン・パースも知りませんでした。
実験小説はたくさん読んでみたいです。
・村上春樹
独特な浮遊感のある、文章表現がすごいと思う。
・時雨沢恵一
いろいろ変わったことやってて面白い。
・佐藤大輔
佐藤節と呼ばれる文章
・川上稔
グイグイ先を読ませる文章力があると思う。
なんだかんだで村上先生は未読ですー。
佐藤御大は大好きですよ。あの諧謔味がたまらない。というか新城の狂いっぷりが素敵。
川上稔先生の文体はスピード感ありますよね。無駄がない感じ。
・小野不由美
思わずその世界に引き込まれる文章。
十二国記シリーズでは、人を切った時の感触、陶器の鳥が割れるときの音、妖魔と対峙するときの緊張感など、実際にその場所にいるような感覚を起こさせる。
そういえば小野先生はまだ一度も読んでないです……むぅ。
「魔術士オーフェン」の秋田禎信。
後期は独特の哲学的な言い回しが多くなるが、前期は緊張感ある
バトル、切れ味あるギャグでこれぞライトノベルという感じだった。
最近はライトノベル意外も書いているみたいです。
ああ、エンジェルハウリング以降はどうなされているか知りませんでした。
一般文芸の方に行かれているのか-。嬉しいような残念なような。
金井美恵子
目白4部作より、初期の長編や「柔らかい土を踏んで」等の文体がとても特徴的。フランス文学の文体(プルーストの「失われたときを求めて」のような)に近い一文が非常に長い文章を次々と連ねていく感じ。
トマス・ピンチョン
世界観は賛否別れるとは思いますが、不可解な設定で始まる話が多いのですが、その裏にある博覧強記に支えられた、独自の展開は一読の価値があります。
今春に全集(まだ本人生きてますが・・・)が刊行予定らしいです。
おフランスですか。堀口先生ぐらいしか読んだことがありません……。
何はともあれ両者とも知らない先生ですので読んで判断してみます。
おー知らない作家さんがいっぱいです。
舞城先生はちと苦手なんですが、町田さんは見たことないので読んでみます。
江國先生の本はまだ一冊しか読んでないですが、なかなか好きそうな感じでした。
川上未映子さんは芥川賞の人という認識しかないのですが、一応読んでみます-。
後読んでないのは、石川純、いしいしんじ、森見登美彦、椎名誠、アゴタ・クリストフですか。
ちと多いですが目を通してみます。