先日JR新宿駅のホームで、ホームに対して垂直に並んでいるベンチを見かけました。
これだと、ホームの通行の邪魔になってしまいそうな気もするのですが、何か理由や意味はあるのでしょうか?
はじめに、これは個人的な推察による話だということを注記しておきます。
同じようにホームの椅子が垂直になっている、大阪・堺駅の写真です。
(リンク先の3枚目です。)
http://www.osakakara.net/st_osaka/0080_sakai/index.html
椅子の位置を見てください。
ドアとドアの間にちょうど収まるようにして配置されていますよね。
当たり前のことですが、電車を待っている間、乗客はドアの停止する位置に立って、縦に並んで列を作ります。
ここで、もし椅子が平行向きであると、椅子が待機列を分断してしまいます。
http://f.hatena.ne.jp/himeichigo/20090114110114
が、椅子が垂直向きなら、乗客はまっすぐ並べます。
http://f.hatena.ne.jp/himeichigo/20090114110115
つまり、「ホームの通行しやすさ」よりも、「待機列の作りやすさ」を重視した椅子配置なわけです。
なるほど。
新宿駅も堺駅も、多くの乗客が利用しますものね。
この理由っぽいですね。