THEME:「真冬の旬の味覚」「冬の健康づくり」「今年の通年サプリ」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつSEASONバージョン。四季の暮らしや衣食住のこと、新しいシーズンライフ…。毎回のテーマに沿って、毎日を元気にする暮らしのサプリをその思いや由来とともにメッセージ下さいね。
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿下さいね!
「Welcome to イエはてな」
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テーマ詳細とサプリ例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20090115
プレゼント変更ご案内
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080729
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は1月20日(火)正午で終了させて頂きます。
小正月のいわれを初めて知りました。二十四節気などは単純に日数で割り振ったり、天文学的には太陽の黄道上の視位置で説明されますから暦の知識が無くても理解できますが、そうでない事柄は、昔の暦の独特の仕組みを知らないと、全く理解できませんね。暦を知ることは歴史や文化を知ることなんだなぁと思いました。また暦と自然界の動きがぴったり合っていくのもすてきですね。
前のいわしで昔の暦そのままのルールで作られたカレンダーの紹介がありましたが、自分で調べて手作りしてみるのも楽しいかもしれませんね。暦の仕組みがよく理解できそうですし、味のある暦が作れそうです。PCで作ってプリントアウトしてもいいですが、筆で手書きしてみるのも良さそうです。
最近私は、旧暦のことを「むすびこよみ」と呼んでいます。なぜそう呼ぶかはこちら
↓↓↓
http://q.hatena.ne.jp/1228106404/194559/
をご覧いただくとして、とにかく新暦導入以前から存在した季節の行事などは、昔の暦独特の仕組みを知らないと、その由来も意味もよく分からなかったりするんですよね。
たとえば今日、1月15日は「小正月」と呼ばれますが、これは新年最初の望の日(満月の日、つまり十五夜の日→十五日)を指し、今で言う旧暦よりもさらに昔の暦では、満月の日を月の初めとしていたことに由来するんです。
その後に導入された暦では、朔、つまり新月の日を月初めとするように変わりましたから、それ以降、一日が大正月、十五日が小正月、ということになったわけです。
こういう由来は、望だの朔だのといった昔の暦のルールを知らないと、ちょっと理解できませんよね。今のカレンダーでも、たとえば連休の仕組みを理解するには、振り替え休日やハッピーマンデーなどといった制度を知る必要がありますが、それと同じで、伝統の行事を知るには伝統の暦の仕組みへの理解が欠かせない、というわけです。
また、これは今までにも何度か書かせて頂いてきたことですが、《むすびこよみ》で暮らしていると、季節の行事が、本当に実際の季節と一致してくるんですよね。これがうれしいんです。
今のカレンダーで暮らしていると、七草の日の野に七草はなく、桃の節句にはまだ桃は咲かず、七夕は梅雨で星が見えず、菊の節句はまだ残暑で菊など咲かず・・・・、と、この季節のズレはいったい何だ、と言いたくなってしまいますが、これが《むすびこよみ》になると、季節がピッタリ合ってくるんです。
たとえば去年、4月の上旬に甲府盆地を訪れた時、鮮やかな花を付け始めた桃畑に出会いました。ジャスト、《むすびこよみ》における桃の節句の季節です。またサツキは多くの地域で5月末から6月にかけてが花期だと思いますが、《むすびこよみ》でいくと、ちょうど「五月(皐月)」にサツキが咲き誇ります。こんなふうに、花と暦との一致を感じながら暮らすだけでも、素敵だと思いませんか?
また、日付がそのまま月の満ち欠けに対応している《むすびこよみ》は、夜空を楽しむガイドとしても最適ですよね。
こんなふうに暦がそのまま自然観察ガイドにもなってくれる《むすびこよみ》暮らしで、今年一年、ナチュラルな暮らしを楽しんでいきたいと思っています。