THEME:「火を楽しむ」「冬植物を愛でる」「節分・立春の日に」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつSEASONバージョン。四季の暮らしや衣食住のこと、新しいシーズンライフ…。毎回のテーマに沿って、毎日を元気にする暮らしのサプリをその思いや由来とともにメッセージ下さいね。
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※質問は2月2日(月)正午で終了させて頂きます。
以前、夏の植物で紙を染める話題が出ていましたが、冬に椿で紙を染めるのはひときわ風情がありますね。
侘助の起源には色々な説がありますが、私は侘助の子房に毛が生えていることに注目して大陸渡来説に信憑性があると思っています。日本の椿の子房はツルツルですが、中国大陸に見られるピタールツバキやサルウィンツバキなどの子房には、侘助と同じような毛が見られます。もっとも秀吉の朝鮮出兵説では植物としては最近すぎますから、もっとずっと早くに伝来していたと考えると、利休の「侘び数寄」説も有りになってきますね。
その名の通り、日本文化のしっとりとした侘びに通じる侘助などを使って和紙を染める楽しみには、茶道などに通じる心の世界がありそうです。ふと、これが道になると「染道」などというものが起こり、将来、華道、茶道、香道などと並ぶ日本文化に育つのではないかという気がしてきました。
椿は冬の代表的な花ですよね。冬の間ずっと咲いているため、椿の柄は12月から3月まで使えます。わたしも冬の間は椿柄の帯をよく締めます。
他のツリーで椿の花が出ていますが、椿の種類の中に侘助という品種があります。
椿の中ではこの花が一番好きです。この言葉、俳句の季語にもなっているんですよね。
名前の由来は豊臣秀吉の朝鮮出兵のおりに、侘助という人が大陸から持ち帰ってきたからこの名がついたという一説もありますが、利休の「侘び数寄」が侘助に転訛したという説もあります。
この種類は総じて、早咲きの一重で、筒咲きでこぶりの花を咲かせ、多くは雄しべの葯が白く退化したツバキの一群を呼ぶのだとか。
椿の花に比べて花が小さいので遠くからだと見つけにくいですが、ひっそりしている中にも凛と気品がただよっていてすごく好きな花です。種類も有楽と呼ばれるくピンクの花や白侘助という純白の椿など、30種類ぐらいあるそうです。名前もつけ方も和が好きな私好みですw
茶席にもよく活けられていて、私も毎年一輪飾ります。
椿の枝や葉などはアルミ媒染材として使うことができますが、なんとか落ちた花で染めができないかなって考えたのが和紙染めです。
和紙染めは紙を作る過程で染める先染めと和紙にしてから染める後染めがあるそうですが、前に染めるのは難しいので、和紙になってからの後染めで行うことにしました。
和紙は水に強い系の和紙にしてみました。楮の和紙がよいそうです。
花を拾って煮出して揉みだして染液を作ります。
あとは和紙を水でぬらし、染液につけてみました。
これを干して完成。全体がピンク色に染まりました。
和紙染めも布と同じようにいろんなかたちに染めることができます。
三角形やじゃばらに折って一方だけを染液につけて乾かすと、さまざまな模様ができるのです。
これっておこちゃまといっしょに楽しめそうです。
きちんと媒染材を使えば布や糸もそめられそうです。
冬の植物でこういう楽しみ方もおもしろいのではないでしょうか?
侘助の季語がはいった句
落ちる音が聞こえるようで好きな句です。