ウユニ塩湖の表面が、格子状のような六角形の模様をしているようなのですが、なぜそのような模様になっているのかの理由を教えて下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%AA
実際のところいろいろ調べても「どういうわけか」としか出ておらず
質問に対しての答えも推測になります。
塩湖なので水は当然存在しておりその水と塩が一緒に固まる際に
水の方から先に固まり塩は内に閉じ込められると思います。
水の結晶は上のURLの雪の結晶を見ても分かる通り大まかに見て六角形です。
これがいくつも連なり固まることによってあのように形作られるのではないでしょうか。
この形状は,「亀裂が出会う時にどのように出会うと、
負荷が最小で済むか?」ということで
説明がされています。塩湖のみならず、似た鉱物である
干上がった田んぼの表面の乾いてひび割れた泥などにも
同様の六甲模様ができます。
塩の性質として、塩湖の表面が乾いた空気や
太陽の熱に触れると結晶化を始めます。
更に乾くと、表面に六甲状の亀裂が生じて行きます。
なぜ六角形になるかというと、
塩湖の表面の塩の結晶が乾燥で固まって行く時、
空気や太陽の熱での乾燥に触れる上の方から
乾いていくので、上面が縮んで、
下の方の縮みの方が遅くなります。
そして、下の方が乾く時、
すでに固まっていた上面のそれぞれの点は、
もうあまり動きたくないので(最小負荷)、
適当なブロックに分かれていきます。
その際に、どのようにブロックの形状を作ると
負荷が一番小さいかというと,自然鉱物の法則に
柱状節理という原理もあるように、
3本の亀裂が出会う形が最も小さいのです。
そしてそれらが120°という同じ角度を取らないと,
どれかのブロックがより沢山縮まなくては
ならなくなってしまいます。(対象性
=上面の全ての点は全て等しく縮みたがる。)
この、3本の亀裂が120°の角度で
平均して出会う最小負荷の形状が六角形です:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E8%A7%92%E5%BD%A2
(この原理は工業ハニカム構造で
負荷を減らし、強度を損なわない方法にも
応用されています。):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%A...
ボリビアのウユニ塩湖の塩の濃度は高く、
ほぼ均等であり、その為、これらの力が均一に
働いたため、自然界の驚異のような、
どこまでも続く美しい六角形の模様の様に
なったのだと思われます。
薄い液体層のなかで発生する対流で六角形パターンが生じることが、知られています。
「ベナールのセル」です。
高地の冷たい大気で表層が冷やされ、他方湖底は強い日光で暖められて結果、一定の条件を満たす温度勾配ができて、ベナール型対流が生じやすくなっているのではないでしょうか。
こちらのサイトなどをご覧下さい。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/biology/jyosyo/benard.htm
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