http://q.hatena.ne.jp/1233564755
「麻生氏を批判しているメディアあるいはブロガー」は思いつくのは難しくないらしいです。
この両者間の温度差は、いったい、ぜんたい、何なのでしょうか?
因みに、太郎ちゃんは、福岡県第8区の小選挙区選出議員です。
メディアは、特定の政党に肩入れはできない中立な立場であるべきものですから、
議員の問題や疑惑についてニュースを報じたとしても、どの政党やどの候補者に投票したかについて、直接批判することはできないのでは?
「麻生氏に投票した有権者」
彼らは地元の代表者に投票しただけで、
日本国の代表を決めたわけではありません。それを決めたのは、国会であり多数派である自民党です。
地元の利害と国の利害は、少なくない割合で利害相反します。
それが当たり前だから、地元代表を決めるという動機と、日本国の代表を…結果論として代表になった者を議員として…選んだ者の責任は、間接的であり、直接責任を問うべき筋合いに無い…のではないでしょうか。
例えば…、全然関係ない例として…、同性愛者が自分たちの権利保護のために自らの代表として国会議員を一人国会に送り出せたとします。彼らは差別撤廃の立法をのみ期待して選出するのであり、それが達成すれば役目は終わるつもりでいた。が、政界再編の利害関係のこじれから、偶然、代表に担ぎ上げられたとします。同性愛者たちは、その総理が選出されたことに責任を負うべきでしょうか? 私はそうは思いません。
このような比喩では、納得できるでしょうか?
でも、麻生さん自身が自分は総理になる!と決めたからこそ、現在、総理の座についてるんですよね?
つまり、自民党の人達から推薦されたとしても、断ることが可能なわけです。
首相就任を断らないような人間を選んだ、という責任は、どこへ行くのでしょうか?
http://q.hatena.ne.jp/1233568331
↑こちらの質問を後から読んだのですが…。上記の喩えから、直ちに
「日本の政治よりも地元の利益が優先されて然るべき、って発想」
が、必ずしも成り立つわけでないことを、言い添えておきます。
他の人も言っていますが衆議院選挙と総理大臣選挙は別物です。
福岡8区には麻生氏(国会議員)に投票した有権者は11万人ほどいますが、福岡8区で麻生氏(首相)に投票した『有権者』は多くても数人です。
福岡8区の人達は衆議院議員としての権限を与えましたが、内閣総理大臣としての権限を与えたのは自由民主党総裁選挙の有権者です。
麻生さんが選出された時の総裁選挙の有権者はwikipediaによると、衆議院議員303人、参議院議員83人、都道府県連代表141人の計527人となっています。
この中に福岡8区在住の人は多くても数人といったところでしょう。
福岡8区のほとんどの人は自民党総裁選挙の有権者ではないのです。
ですから、国会議員としての麻生氏の問題はともかく、首相としての麻生氏の問題で選挙区の人を批判するのは的外れになります。
麻生氏が今後、国会議員としての資質を疑われるような事件を起こした場合、衆議院議員選挙に投票した有権者を批判するブログが出てくる可能性はあります。
同時に行われているもう一つの質問と答えが同じになるのですが、この場合「麻生氏を総理にした有権者」は制度上日本国民全体になるからです。
「麻生氏を国会議員にした有権者」は選挙区民ですが、この場合も「選挙区民全体」であって、「麻生氏に投票した有権者」を非難することは「多数決による決定の責任は多数決に参加した全員が持つ」という基本的な論理に反するので行いません。
また、総理としてではなく一国会議員としての麻生氏が不適任か否か、という問題もあります。(麻生氏が問題視されているのは主にリーダーとしての資質のようですから。)
うーん。。。。。
ぼくは「べき」だとは全く思わないんですよね。
日本のメディアは、それっぽく装うのがプロ、みたいな雰囲気ですが。
(でも、実質的には、それなりに政治的見解は偏ってると思いますが)
中立を保つのは通信社だけで十分だと思うんです。
たしか『官邸崩壊』の著者も、そう言ってた筈です。
上杉隆さんのことなのですが。
通信社がネタを加工せずに配信してくれたら、あとは、各々のメディアが自分らのイデオロギーに基づいて社説などを書けば、元ネタ自体は中立的な情報なのですから、消費者は困らないと思うのですが。
あと付け加えると、現にマスメディアは太郎ちゃんの事は批判しまくってるので、中立な立場にはないと思うのですが。
ホテルで酒飲んで庶民感覚がないとか漢字読めないからバカとか。