①「物価が下がれば商品に国際競争力が付く」のはカンタンな話です。
トヨタの自動車が今、100万円だとします。
デフレが起きて、一台10万円になったとします。
これを海外に輸出するとどうなるでしょうか?為替変動が多少あろうとも、今までの10分の1の価格で輸出できるのですから、
海外でも、ほぼ10分の一の値段で売ることができます。
10分の1の値段でトヨタ車を売られたら、海外メーカーは太刀打ちできません。
日本でも海外でも、トヨタ車しか売れなくなるでしょう。
つまり、「国際競争力がつく」のです。
「競争力」とは別に人材や技術力の質が上がる事だけを指すわけではありませんから。
②については、また後で時間のある時に追記いたします。
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/harada.cfm?i=2005111627onec3
URLはあまり関係のない話です。
>1:「デフレが起き物価がさがるため、商品に国際競争力がつく」の後半部分、なんでですか?
簡単に言えば、デフレでコストが安くなるため、安いと買い手がたくさんつくから有利ということです。
特に、国際的に取引をする場合、他の国よりも安い国があれば、技術的に大差がなければ、一般的には安い方を買うことが多いですよね。そういう意味で商品に国際競争力がつくと言えます。
>2:「金解禁にさきだって、為替相場をできるだけ回復させ、法定レートに近づけておかねばならず、財政を中心に強力な緊縮政策をおこなって、国内物価を引き下げておく必要がある」、為替相場の回復とはどういう意味で、法定レートに近づけねばならん理由は何で、緊縮とはどういうことで、物価を引き下げる必要がある理由はなんですか?
例えば今、円高で、輸出企業の商品の海外市場での価格が為替レートの関係で上がり、買い手が減って大変なことになっています。
この対策として、円高から通常の為替レートに引き下げられた場合、商品の価格も元に戻りますので、その対策が必要です。
また、日本のように世界的にみても物価が高い国では、国内の物価を下げること(デフレ化)でも、海外市場での価格は下げられ商品の国際競争力を取り戻すことができますが、企業だけが価格を下げると損失になってしまうので、政策でも国家予算を減らし、全般的な物価も下げられる様に緊縮政策がなされる必要があるということです。
緊縮財政については似た質問の答えがここにあります:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411072...
ありがとうございます。
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