1235938636 【joke】ボク、エルサレムから帰った村上春樹だけど、何か質問ある?

 
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20090219/186685/
 Always on the side of the egg By Haruki Murakami
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.html
 
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宗教・エセ宗教についてどうお考えですか? taka27a2009/03/02 10:37:59ポイント2pt

某カルト集団(S学会)についても聞いてみたいですね。

村上春樹です ラージアイ・イレブン2009/03/02 16:12:21ポイント1pt

その件についてはボクの作品を読んでもらうのがいちばん良いと思います。

 

完璧なS学会などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。

六月にデートした女の子とはまるで話があわなかった。

僕が南極について話している時、彼女はS学会のことを考えていた。

S学会の目的は自己表現にあるのではなく、自己変革にある。

エゴの拡大にではなく、縮小にある。分析にではなく、包括にある。

「ね、ここにいる人たちがみんなマスターベーションしているわけ? シコシコッって?」と雅子は寮の建物を見上げながら言った。

「たぶんね」

「男の人ってS学会のこと考えながらあれやるわけ?」

「まあそうだろうね」と僕は言った。「株式相場とか動詞の活用とかスエズ運河とか皇太子のことを考えながらマスターベーションする男はまあいないだろうね。まあだいたいはS学会のことを考えながらやっているんじゃないかな」

「皇太子?」

「たとえば、だよ」

「S学会?」と僕は聞いた。

「知らなかったの?」

「いや、知らなかった」

「馬鹿みたい。見ればわかるじゃない」とユキは言った。

「彼にその趣味があるかは知らないけど、あれはとにかくS学会よ。完璧に。二〇〇パーセント」

僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたのS学会」と呼んだ。

そして今日でもなお、日本人のS学会に対する意識はおそろしく低い。

要するに、歴史的に見てS学会が生活のレベルで日本人に関わったことは一度もなかったんだ。

S学会は国家レベルで米国から日本に輸入され、育成され、そして見捨てられた。それがS学会だ。

S学会は盲のイルカみたいにそっとやってきた。

「それはそれ、これはこれ」である。

冷たいようだけど、地震は地震、野球は野球である。

ボートはボート、ファックはファック。K党はS学会である。

「どうせS学会の話だろう」とためしに僕は言ってみた。

言うべきではなかったのだ。受話器が氷河のように冷たくなった。

「なぜ知ってるんだ?」と相棒が言った。

とにかく、そのようにしてS学会をめぐる冒険が始まった。

「君の着るものは何でも好きだし、君のやることも言うことも歩き方も酔っ払い方も、なんでも好きだよ」

「本当にこのままでいいの?」

「どう変えればいいかわからないから、そのままでいいよ」

「どれくらい私のこと好き?」と緑が訊いた。

「世界中のS学会がみんな溶けて、バターになってしまうくらい好きだ」と僕は答えた。

「ふうん」と緑は少し満足したように言った。「もう一度抱いてくれる?」

僕はなんだか自分がS学会にでもなってしまったような気がしたものだった。

誰も僕を責めるわけではないし、誰も僕を憎んでいるわけではない。

それでもみんなは僕を避け、どこかで偶然顔をあわせてももっともらしい理由を見つけてはすぐに姿を消すようになった。

「僕はね、ソ、ソ、S学会の勉強してるんだよ」と最初に会ったとき、彼は僕にそう言った。

「S学会が好きなの?」と僕は訊いてみた。

「うん、大学を出たらS価大学に入ってさ、ソ、ソ、S学会を作るんだ」

S学会には優れた点が二つある。

まずセックス・シーンの無いこと、それから一人も人が死なないことだ。

放って置いても人は死ぬし、女と寝る。そういうものだ。

他人とうまくやっていくというのはむずかしい。

S学会か何かになって一生寝転んで暮らせたらどんなに素敵だろうと時々考える。

「ずっと昔からS学会はあったの?」

 僕は肯いた。

「うん、昔からあった。子供の頃から。

 僕はそのことをずっと感じつづけていたよ。そこには何かがあるんだって。

 でもそれがS学会というきちんとした形になったのは、それほど前のことじゃない。

 S学会は少しずつ形を定めて、その住んでいる世界の形を定めてきたんだ。

 僕が年をとるにつれてね。何故だろう? 僕にもわからない。

 たぶんそうする必要があったからだろうね」

その夜、フリオ・イグレシアスは一二六回も『ビギン・ザ・ビギン』を唄った。

私もフリオ・イグレシアスは嫌いなほうだが、幸いなことにS学会ほどではない。

「それから君のフェラチオすごかったよ」

直子は少し赤くなって、にっこり微笑んだ。

「S会の会長もそう言ってたわ」

「僕とS学会とは意見とか趣味とかがよくあうんだ」

と僕は言って、そして笑った。

彼女は少しずつS学会の話ができるようになっていた。

泣いたのは本当に久し振りだった。

でもね、いいかい、君に同情して泣いたわけじゃないんだ。

僕の言いたいのはこういうことなんだ。一度しか言わないからよく聞いておいてくれよ。

 

僕は・S・G・K・好きだ。

 

あと10年も経って、この番組や僕のかけたレコードや、

そして僕のことを覚えていてくれたら、僕のいま言ったことも思い出してくれ。

 

 

参考:村上春樹風に語るスレジェネレーター

村上春樹風にS学会について語るスレ

http://www.pandora.nu/pha/tools/spam/harukin.php?key=%82r%8Aw%89...

 

※これはフィクションでありジョークです。

実在する事件、小説、団体、大学、宗教、政党、個人とは一切関係ありません。

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