THEME:「木&竹を暮らしに活かすアイデアコンテスト」
日々の暮らしとイエの中で、こんな時どうしてますか? “イエコト・ミシュラン” は、暮らしに楽しいサプライズアイデアを語らい、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナーです。ハウスキーピング、ハンドメイド、エコロジー、ヘルスライフ…毎回の質問に、あなたのアイデアをご投稿下さいね!
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿下さいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20090302
プレゼント変更ご案内
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080729
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は3月9日(月)正午で終了させて頂きます。
沼津市と言えば、先日読んだ記事の中に竹を愛し、竹製品を作り続けるおじいさんの話がありました。場所も沼津港の近く、fwapさんの住んでいるところのすぐそばではないでしょうか?
http://web-sunlife.jp/news_special.php?id=736
竹と共に生き竹を愛し尊敬する(2009Feb06th)
浅宮さんというおじいさんが日常生活で使われてきた製品(茶道具などの工芸品、地元ならではの魚の仕掛け)を販売もしています。静岡ローカルでは有名なお店ですが、実際に新聞で取り扱われるとまるで自分のことのようにうれしいです。
ここは竹といっても孟宗竹だけでなくいろいろな種類の竹が年中倉庫や屋外にストックされています。
インタビューによると今後の竹のあり方についても憂慮されているところが多いので、今後の自分たちの生活、環境に根ざしたもの、環境と共存できる生活のためにも竹製品の重要性を主張しています。こういうおじいさんの後継者が出てくれるとうれしいんですけどね。自然を大切にできる人、人間の営みが不完全であることを自覚できて生きることのできる人こそ、次世代の人にその哲学を伝えて欲しいと考えています。
私の生まれ故郷は沼津の漁港地区。いまから70年くらい前、第二次世界大戦前くらいまでは毎日大漁だったので活気でした。その中でも、市の中心部を一直線に結ぶ沼津駅から沼津港までの蛇松線という路線があったほどです。それが、今では漁業資源の大量捕獲、潮の大きな変化に伴う漁場の変化、漁師になる世代の減少・・漁港は釧路、気仙沼、境どこもさびれている現状です。さびれた漁港というのが私のイメージでしかないのですが、それがとても残念で仕方ありません。
ただ、かつて華々しかった漁港とは対照的に、私の近所には松林が多く、そこには沼津垣というのが静かにたたずんでいます。沼津垣とは、一般的な竹垣の一部です。沼津周辺は冬は風が強く、潮風が内陸まで運ばれます。そのため、畑の土は塩で荒れ果ててしまい、あるいはトタンやちりとり、小学校のドアのサンなども錆び付いてしまうほど古くから恐れられてきました。経済的な損失も計り知れないと思います。沼津垣は古くから存在する民家や蛇松鉄道の名残である蛇松緑道の一部に、あるいは若山牧水記念館の周りに使われていることが多いです。
沼津を離れてから、沼津が木の工夫や先人の潮風・塩害に対する苦悩の歴史を知りました。都内にも沼津垣が見られるところがあったので、昨年ですが見てきました。竹垣の風を防ぐ機能、沼津垣の折り込み。。当時の工芸に携わる人の技術力の高さを思い知らされました。日常生活への貢献、非日常としての芸術、この2つを兼ね備えた沼津垣の魅力にとりつかれました。自分で作ることができるようになれたら、うれしいんですけどね。
参考までに、wikipediaと写真付きサイトを紹介しておきます。
景観に馴染む、竹独特の安心感がありますよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%BC%E6%B4%A5%E5%9E%A3
沼津垣
http://www.uchiyama.info/oriori/kentiku/kakine/numazu/
沼津垣