THEME:「木&竹を暮らしに活かすアイデアコンテスト」
日々の暮らしとイエの中で、こんな時どうしてますか? “イエコト・ミシュラン” は、暮らしに楽しいサプライズアイデアを語らい、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナーです。ハウスキーピング、ハンドメイド、エコロジー、ヘルスライフ…毎回の質問に、あなたのアイデアをご投稿下さいね!
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿下さいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20090302
プレゼント変更ご案内
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080729
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は3月9日(月)正午で終了させて頂きます。
最近は道路の柵などにも間伐材が使われ始めていますが、考えてみると、この「最近は」っていうのがおかしいんですよね。昔は柵と言ったら木か竹が当たり前だったのですから。
家庭でも、木が当たり前だったところにもう一度木を使っていく、そういうライフスタイルの見直しが出来るといいですよね。木はすぐにボロくなるという思い込みがあるかと思いますが、植木鉢の台など、スチール製に比べたら木製の方がずっと長持ちしますよね。
都市生活の中に間伐材を取り入れていけば都市も山も豊かになるというご意見、私も同感です。間伐材を上手に使った暮らしを、色々工夫してみたいものだと思います。
木製の花壇というのもとても素敵ですね。塗料については、土壌を汚染しにくい物があるにはあります。ただ、ちょっとコスト高なんですよね。
代わりに表面を焦がして炭化させてやると、腐ったり虫が付いたりしにくくなります。うっすら焦がすのではなく、表面がしっかり炭化するまで、思い切って焼いてやります。今度施工する時には、そんな方法も試してみて下さい。
ちょっとでもガーデニングが好きな人は、農林業にも目を向けていける人だと思います。庭のレイアウトに積極的に間伐材を使って、日本の森作りを応援してみませんか。
まず庭を見渡して、昔はきっと木で出来ていたと思われる物を探しましょう。植木鉢の台一つを見ても、ちょっと昔のマンガではみな木製でした。サザエさんに出てくる波平さんの盆栽の台も、オバQに出てくるカミナリさんの盆栽の台も、当たり前のように木で出来ていました。そういう物を間伐材で手作りするのです。
http://green.ap.teacup.com/kadan-saien/timg/middle_1127038170.jp...
またたとえばこういった花壇はたいてい丸太のかっこうをしたコンクリート製の製品で出来ていますが、それを本物の丸太で作るのです。これは詳しくは後述します。
間伐材の入手についてですが、ホームセンターなどでは木材の産地がわかりにくいですね。安価な木材には輸入材が多いですが、輸入材では日本の森を応援することになりませんし、輸入材の中には現地の自然を破壊して切り出されている物も少なくないようですから、購入時にはぜひ産地を確かめてほしいと思います。
そこで私は製材所や昔ながらの材木店を利用しています。全ての製材所や材木店が小口の販売に対応してくれるわけではないと思いますが、電話帳で調べて問い合わせてみると、たいてい個人向けにも丸太一本から分けてくれるようです。きっとホームセンターなどがなかった時代にはこういう材木の買い方が普通だったのでしょうから、考えてみれば当然のことですね。
また製材所や材木店と懇意になっておくと、売り物にならない端材などをただ同然の価格で分けてもらえるチャンスに恵まれることもあります。ちょっとした工作には小さな切れ端がありがたいですし、ヒノキやヒバの切れ端を分けてもらって湯船に浮かべれば香りの良いヒノキ風呂も楽しめます。
さて、丸太で作る花壇ですが、私は一間(1.8m)の長さの杉丸太を1本400円で買いました。価格は産地や加工の有無等で大きく変わると思いますが、通販で調べてみたら、吉野杉の芯持ち杭加工済みの物が一間1080円でしたから、だいたい1本千円も出せば買えると考えていいと思います。
http://www.rakuten.co.jp/yoshinogarden/681263/681282/
丸太を買ってきて、最初は前述の写真のように杭状に立てた丸太で花壇を囲おうかと思ったのですが、せっかくの長い丸太を切り刻むのがもったいなくなり、長いままの丸太を横に使って、ログハウスを作る時と同じような溝を刻んで積み重ねることにしました。
木組みの参考写真
http://blog.soreccha.jp/usr/subana/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E3%83%AD%E...
ログハウスの丸太は太いですからチェーンソーを使って溝を刻みますが、こちらは細い丸太なのでナタで簡単にできました。丸太を組み上げて土を入れると、手作りのいい花壇ができました。
木材ですから塗装も考えましたが、塗料の成分が土壌を汚染する可能性を考えて、結局無塗装で使っています。今のところ腐ったりキノコが出てきたりはしていません(笑)。でも、そうなればなったでそれが自然素材の持ち味ですから劣化したとは考えませんし、使い物にならないくらい朽ちてきたら細かく割って地面に埋めて、土に返せばいいと思っています。
http://www.zenmori.org/kanbatsu/topmenu/seihin.html
なお、こちらのページに、間伐推進中央協議会が行っている「間伐・間伐材利用コンクール」に応募されたアイデアや実践例がたくさん掲載されています。小物関係のアイデアの中にはイエでも手軽に楽しめそうな物がたくさんありますから、ぜひ皆さんも間伐材を使った色々なアイデアに取り組んでみてください。都市生活の中に間伐材をどんどん取り入れていけば、都市も山も一緒に豊かになります。