※ 有料アンケート・ポイント付き質問機能は2023年2月28日に終了しました。
■
樹皮クラフトをやってみよう
Oregano2009/03/05 19:10:502pt
とても面白い本を見つけました。
素材として取り上げられているのは、サクラ、クルミ、シラカバなど20数種。もちろんポピュラーな杉の樹皮も取り上げられています。こうした樹皮を使ってカゴやボックス、フラワースタンドなどを作っていきます。できあがる作品は素朴で野趣に溢れ、自然のエネルギーがほとばしってくるような味わいがあります。
以下、ごく簡単に、樹皮クラフトの概要をご紹介しておきましょう。まず樹皮の入手についてですが、杉などの樹皮なら製材所に行けば山のようにあります。最近は樹皮を加工して様々な用途に活用する努力がなされていますが、それでもまだ多くの樹皮が廃棄物として捨てられています。昔は樹皮を家屋の外装などにも使いました。木の命を守る樹皮はとても頑丈な、いい素材なんです。もっと樹皮のすばらしさに目を向けたいですね。
話が逸れました。こんな樹皮の入手先もあります。「自然の素材・ばあちゃんたちの手仕事」というキャッチコピーがいいですね。
http://www.hatsume.jp/products/bark.html
これは地域の活性化と高齢者や障害者の生きがいづくりを目指してスタートした会がやっているものです。こういう所と、都会の手作り好きが集まったサークルなどが結びつくと、きっと面白い活動ができるだろうなぁと思います。
次に樹皮の下ごしらえを簡単にご説明しておきます。杉の樹皮を例に取りましょう。まず樹皮は水に漬けておきます。冷たすぎない水に約一日。これでふやけてだいぶ扱いやすい状態になります。外側のゴツゴツした部分(鬼皮)はナイフの背などを使って削いでいきますが、鬼側の風合いを残したい場合は、固くて扱いにくくなりますが、そのまま残しても構いません。あとは作る物の形と大きさを考えながら扱いやすい幅の帯状にカットすれば、これで樹皮クラフト素材の出来上がりです。細いテープ状にして編む、幅のある樹皮を曲げわっぱ的に組み合わせていくなど、様々なやり方で利用できます。乾いてくると柔軟性が無くなって扱いにくくなりますから、霧吹きなどで水分を与えながら作業してください。
私たちは日頃、製材された木材ばかりを見ていますが、樹皮もすばらしい素材です。樹皮と親しむことで、もう一つの木材の姿が見えてきます。樹皮を生かした物作りを色々楽しんでみましょう。
さまざまな用途が見えてきそうですね。
vivisan2009/03/08 18:22:001pt
樹皮のカゴですか・・。実際にみてみたいです。暖かい感じというかほっこりとした気持ちになりそうなカゴができそうですね。私は最近地元の里山クラブにて蔓カゴの作り方を教えてもらいました。蔓には蔓のよさがありますが、樹皮も細長いテープ状に刷れば立派なカゴができそうです。
URLのような販売をしているところがあるのはなんかうれしくなりますね。おばあちゃんたちが手作業でいっしょうけんめい作っている姿が目に浮かんでくるようです。
私のところは岐阜なので、やはり冬は寒いです。この寒さから木を守るためにがんばってくれている樹皮のありがたみをかみしめていますが、この後の使い道もいろいろありそうですね。
私は今回樹皮が廃棄物として捨てられているというのをはじめて知りました。杉の繊維は長そうなので、和紙もつくれそうですね。一回トライしてみたいです。木のあたたかみを残したいい作品ができそうです。
-
木&竹を暮らしに活かすアイデアコンテスト #031テーマ 「木&竹を暮らしに活かすアイデアコンテスト」 “アイデア・タイトル” 「マチのおじいちゃん手作りの竹の花器」by ハザマ “メ
-
「作品配布」タグのデータを再アップロード 昔、このダイアリーの「作品配布」タグで配布していた様々なファイルは、Yahoo!ブリーフケースのお世話になっていましたが、現在は無料で使
-
★(一ツ星) 「自分専用の箸&食器を作る」by id:Yuny うちの母が指導員を務めている、夏休みの子ども野外キャンプイベントでは、食事の準備のようなことは、各自専用の箸や食器を子
-
★★(二ツ星) 「沼津垣・植物から潮風を遮り、景観も美しくする」by id:fwap 私の生まれ故郷は沼津の漁港地区。いまから70年くらい前、第二次世界大戦前くらいまでは毎日大漁だったの
-
「電動糸のこぎりを使って木のおもちゃ作り」by id:laome 中学生の頃、図工の時間に電動の糸のこぎりを使って、木のおもちゃを作りました。 まず、一枚の板を渡されて、皆それぞれ好き
-
「建材としての竹《乾留竹》」by id:TomCat 竹というのは水分や様々な揮発性物質を含む素材ですから、生のまま使おうとすると、それらの蒸発などによって大きく「あばれ」が出ます。割
-
「木酢液や竹酢液を暮らしに活かす」by id:Fuel 木酢液や竹酢液は、木や竹を炭にする時に出る煙から採取する酸性の液体のことです。成分の中心は酢酸・プロピオン酸などの酸類、アル
-
「家を建てた際に出た廃材で記念品を」by id:Zelda これは、もし私が自分の家を建てたらやりたいことです^^ 廃材でも結構使えそうな木があるので、思い出に自分の手で何か作ってみた
-
「樹皮クラフトをやってみよう」by id:Oregano とても面白い本を見つけました。 樹皮を編む (谷川栄子の野山を編む) * 作者: 谷川 栄子 * 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会 * メディア: 単
-
「和の音色にもエスニックな音色にも聞こえる、竹の風鈴作り」by id:momokuri3 竹の風鈴というと、竹で編んだ篭の中に南部鉄などの風鈴を納めたものなどがあり、とても風情がありますが
-
★★★(三ツ星) 「竹ですのこを作る」by id:SweetJelly 竹はよく乾燥させると、とても通気性の良いすのこになります。一例をあげると次のような製品です。 http://kaino.info/takeseihin_shousai/tak
-
「庭に間伐材を積極活用して林業を応援」by id:tough ちょっとでもガーデニングが好きな人は、農林業にも目を向けていける人だと思います。庭のレイアウトに積極的に間伐材を使って、
-
「竹の葉書でごあいさつ」by id:TinkerBell 竹紙ってご存じですか? 竹の繊維を原料にして漉かれた紙のことです。 主に中国で作られていた紙だそうですが、日本でも和紙の一種として作っ
-
「〈竹〉込みご飯でアウトドアライフごっこ」by id:YuzuPON 竹筒を用いてご飯を炊きます。これをわが家では炊き込みご飯ならぬ「竹」込みご飯と呼んでいます。 まず太い青竹を用意して
-
「竹筒プーアル茶」by id:vivisan 中国のおみやげに竹筒茶(ちくとうちゃ、ちくとんちゃ)をもらいました。この竹筒茶は熟成に何年もかけた黒茶のプーアル茶です。私はプーアル茶って
-
3月のココ見テ!ダイジェスト (ミシュラン賞「木&竹を暮らしに活かすアイデアコンテスト」テーマより) 「自分専用の箸&食器を作る」by id:Yuny うちの母が指導員を務めている、夏休み
「あの人に答えてほしい」「この質問はあの人が答えられそう」というときに、回答リクエストを送ってみてましょう。
これ以上回答リクエストを送信することはできません。制限について
とても面白い本を見つけました。
樹皮を編む (谷川栄子の野山を編む)
素材として取り上げられているのは、サクラ、クルミ、シラカバなど20数種。もちろんポピュラーな杉の樹皮も取り上げられています。こうした樹皮を使ってカゴやボックス、フラワースタンドなどを作っていきます。できあがる作品は素朴で野趣に溢れ、自然のエネルギーがほとばしってくるような味わいがあります。
以下、ごく簡単に、樹皮クラフトの概要をご紹介しておきましょう。まず樹皮の入手についてですが、杉などの樹皮なら製材所に行けば山のようにあります。最近は樹皮を加工して様々な用途に活用する努力がなされていますが、それでもまだ多くの樹皮が廃棄物として捨てられています。昔は樹皮を家屋の外装などにも使いました。木の命を守る樹皮はとても頑丈な、いい素材なんです。もっと樹皮のすばらしさに目を向けたいですね。
話が逸れました。こんな樹皮の入手先もあります。「自然の素材・ばあちゃんたちの手仕事」というキャッチコピーがいいですね。
http://www.hatsume.jp/products/bark.html
これは地域の活性化と高齢者や障害者の生きがいづくりを目指してスタートした会がやっているものです。こういう所と、都会の手作り好きが集まったサークルなどが結びつくと、きっと面白い活動ができるだろうなぁと思います。
次に樹皮の下ごしらえを簡単にご説明しておきます。杉の樹皮を例に取りましょう。まず樹皮は水に漬けておきます。冷たすぎない水に約一日。これでふやけてだいぶ扱いやすい状態になります。外側のゴツゴツした部分(鬼皮)はナイフの背などを使って削いでいきますが、鬼側の風合いを残したい場合は、固くて扱いにくくなりますが、そのまま残しても構いません。あとは作る物の形と大きさを考えながら扱いやすい幅の帯状にカットすれば、これで樹皮クラフト素材の出来上がりです。細いテープ状にして編む、幅のある樹皮を曲げわっぱ的に組み合わせていくなど、様々なやり方で利用できます。乾いてくると柔軟性が無くなって扱いにくくなりますから、霧吹きなどで水分を与えながら作業してください。
私たちは日頃、製材された木材ばかりを見ていますが、樹皮もすばらしい素材です。樹皮と親しむことで、もう一つの木材の姿が見えてきます。樹皮を生かした物作りを色々楽しんでみましょう。