ネットでアパレル小売の会社を設立して3年になりますが
経営の数字的な所が分かっておらず困っております。
会計事務所に監査はしてもらっているので決算書などは作っていますが
その見方も分かりません。
在庫や仕入れについての予定を立てるのもどうやっていいのか分かりません。
このような状態であるにも関わらず今までうまく行って来たのは、
市場のニーズに合ったものを用意できていたのもありますが、
ラッキーの部分も大きいと思います。
その辺の事よりも販売増強に力を入れていたため意識も希薄になっており
手もつけておりませんでした。
この点を克服して強みにしていきたいので何かアドバイスをいただければ
うれしく思います。
我流で今までやってきましたが一からやるセンスは私には無いと判断しました。
この分野のプロの目線でのご指摘を頂きたいと思っています。
「守破離」
が最善策だと考えています。
(文字が若干オーバーしてしまいますのでコメント欄へ書きます。)
アパレルという固有領域のことはよく分からないのですが、小売一般で言えば、数量と利益の時系列比較を行うことが大切です。
まずは、数字を比較するためにExcelをご用意ください。
3年間やっているということですので、前年同月比を2~3回出すことができますね。
そこで、商品毎(商品ジャンル毎でも構わない)の仕入、在庫、販売の各々について、毎年同じ月の数量を並べてみてください。Excelのグラフ機能を使うと、さらに分かりやすいでしょう。
在庫が同じ、もしくは減っており、仕入と販売が順調に伸びていればOKです。
次に、毎月のその商品の仕入、在庫、販売数量を並べてみてください。これで、季節による販売傾向が分かると思います。これからは、在庫が少なくなるような仕入計画を立てるようにしましょう。
事業開始初年度は売上さえ伸びればいいのですが、3年というと、そろそろ安定期に入らなければなりません。売上は伸びていても、それ以上に経費が増えているとすると危険です。
比較する数字は売上ではなく、税引き前利益で見ます。
数量の場合と同様、前年同月比を比較してみてください。毎月の利益が安定していればOKです。
利益が一定していないようでしたら、「なぜ」という理由を探ってください。その際、外部要因(例:景気がいい、流行がある)と内部要因(例:仕入れた商材が良かった)に分けて分析することです。
今後は利益が緩やかに増えるような販売計画を立てましょう。手っ取り早い方法としては、利益が落ちそうなシーズンには積極的にキャンペーンを展開するなどが考えられます。年間を通じて、お得意さんに足を運んでもらうことが大切です。
やはり時間をある程度投資していただいて勉強されるしかないと思います。とはいえ、お忙しいことでしょうから、いい先生を見つけられるのが最善と思います。決算書の読み方や会計を経営に活かす方法を教えて欲しい、とはっきりニーズを伝えて、公認会計士や税理士を探せば、きっと良い方が見つかると思います。税務署OBの方よりは、若くて小回りのきく人が良いかもしれませんね。話をしてみて、相性がよさそうだと感じることが大切です。
その間の自習書として、例えば、
この本の著者とは知り合いで信頼のおける人です。他にも著作がありますので、あたってみてはどうでしょうか。
どうもありがとうございます。
チェックしてみます。
販売管理と顧客管理(得意先管理)をすればよいだけですよ。
>在庫や仕入れについての予定を立てるのもどうやっていいのか分かりません。
販売管理のソフトを導入してみてください。
どんな安いソフトでも、商品別、得意先別、仕入先別にいろんな情報が見れます。
なるほど、ありがとうございます。
そういったツールの活用もよさそうですね。
ありがとうございました。
会計の基本は、収入と支出の差が利益だという単純なことです。
物品販売なら収入は売上げですが、支出には固定費と流動費があります。
固定費は人件費や家賃、水道光熱費など、収入に関係なく支出する部分です。
流動費は商品の仕入れ費用です。
支出を抑えると当然利益が増加します。したがって会計で考えることは、固定費を抑え、流動費も抑える方策です。
無駄な固定費はないか、余計な流動費はないか、考えて見てください。
後は売り掛けを最小限にして、キャッシュフローを最大限にすることです。毎日閉店時に、手元の現金(預金を含む)を確認してください。
決算書が読めなくても、キャッシュフローさえ確実に抑えていれば大丈夫です。
もちろん無借金経営を心がけてください。キャッシュフローとは手元の現金から借金を差し引いた額ですから、少なくてもこれをマイナスにしないことです。
固定費と流動費を把握してこれを抑える。キャッシュフローを毎日確認する。
会計の難しいことは、まずこの原則を実行してから学びましょう。
実行した上で学ぶと、よく理解できますから。
管理会計なら専門にやってたけど、企業によってかなり個性がでますね。
ただ一言で言うと仮説検証。
回答者1の人が言ってるのは、検証の部分という気がする。
仮設(計画・行動目標)を計数管理に織り込んで、その結果(実績)の分析が初めて意味を持つ。
昔はやったけど、バランススコアカード「的」なもの参考になるかも。
仕入の予定に関して会計的な部分という意味が分かりかねます。
最近の税理士でも経営感覚に長けた人が増えてきています。
顧問税理士は会社の数値をずっと見続けてきており、他社の数字も同様に見ているため、横のラインで比較し、各種の経営判断を
無料で行ってくれます(そういう税理士が増えていきました。が、、全ての税理士ではありません!)
素人が急に数字を見に行くとコツも何もないので、まずはセンスのある顧問税理士を探すというのも一手かと思います。
税理士にはどうしてもお金を払う必要があるので、その中でうまく数字を教えてくれる税理士を探せたらベターですね。
おじいちゃん税理士は多分難しいと思います。
ありがとうございます。
参考にさせていただきます。