乳ガン検診のレントゲンで結核も診断できますか？

乳がん検診では通常「マンモグラフィー」を施行します。乳房を中心に診るわけですが、結核には肺結核、腸結核等、結核菌によるさまざまな疾患が含まれます。一般的には「肺結核」を意味することがほとんどですが、画像診断としては胸部Ｘ線写真、もしくはＣＴ撮影に加え、喀痰培養検査（結果が明らかになるまで約4～8週間かかります。）結核菌のPCR検査、最近ではツベルクリン反応の代わりにQFT-2G検査を施行することもあります。両者は別物と考えた方がよいと思います。

乳がん検診の実情　医療機関によって検診には様々な様式があります。一般的にはマンモグラフィーと超音波検査をセットにした検診が多くありますが、全ての人に必要かと考えると、それを受け入れる医療機関は数限られており、十分に行われていない、あるいは行えないのが現状と思われます。これを打開するために、必要ないかどうかを先に医師に判断してもらった上で、超音波検査がいいのか、マンモグラフィー検査がいいのか、両方が必要なのかを選定してもらうのがいいのではないかと個人的には考えています。

http://www.matsumotoclinic.jp/m1/index3.html

できません。

乳がん検査で行うレントゲン検査はマンモグラフィと呼ばれ、結核を検査するために用いられる胸部レントゲン検査とは異なるものです。

上はマンモグラフィの撮影例です。乳房のみを撮影するもので、肺は写りません。