機軸通貨のドル、またはユーロ等の通貨不安が増大すると、貴金属の価格は当然上昇すると思います。しかし、貴金属には通貨としての側面と、材料としての側面があります。金、銀、銅、レアメタルは産業で使われており、あまり高くなると多くの物価の引き上げにつながってしまうと思います。
この価格バランスは貴金属市場では、どのように評価されているのでしょうか。しばしばニクソンショック以前の兌換に戻すべきだという議論を見かけますが、そんなことをしたら貴金属の価格と資金需要は釣り合わず、貴金属の価格がとてつもなくなり、端的にいうとコンピュータもメモリーも多層プリント基板も作れなくなってしまいます。
いろいろ探すのですが、貴金属の産業で使われる側面についての考察を見かけないので識者の意見を知りたいです。いわしとしますので、経済に詳しい人の議論も歓迎いたします。