スペックからいくと八木アンテナの2素子の方が指向性が高そうです。ご承知のように、ゴーストを消すには指向性の高いアンテナを使うのが第一選択肢となります。
しかし、問題のベランダから東京タワー(NHK-FMの発信地)の方向は見通せますか? 文京区からだと南側が空いていないと厳しいかも‥‥。
住所まで詳しく伺うわけにはいきませんが、見通しができないと、いくら指向性が高い外部アンテナを立てても、ゴーストを打ち消すのは難しいと思います。
ゴースト(マルチパス)による音質劣化の対策で使うアンテナはできるだけ多素子のアンテナが効果的です。
マルチパスの経路が直接波に対して1方向からだけなら1素子の単純なT型やループ型でマルチパスの方角がアンテナの感度の低い方向になるようにすればOKです。
多方向から電波が到来する場合は本筋(通常は直接波)の方向以外の感度が低いタイプのアンテナが必要で、2素子だとちょっと性能不足です。少なくとも3素子以上の八木アンテナが良いでしょう。
電波の強度自身が強い場合はさらにアッテネータをアンテナとラジオの間に挿入することでマルチパスの影響を弱くすることができる場合もあります。
有り難うございます。八木アンテナは2素子と思っていましたが、3素子だったのですね。
コメント欄が開いていないので再回答で補足します。
>八木アンテナは2素子と思っていましたが、3素子だったのですね。
「八木アンテナ」というのは何素子と決まっているタイプのアンテナではありません。
ダイポールアンテナ(Tアンテナ)の前後に素子をいくつか配置することで方向によって電波を強く受信できるようにしたアンテナです。
http://www9.wind.ne.jp/fujin/diy/denki/parts/ant.htm#Ygi
2素子のが八木アンテナとして最小限の形になります。
無線の世界では普通は3素子から5素子、さらには10素子以上のものが使われています。
素子数が増えるにしたがって目的の方向の感度が高く、他の方向からの感度はほとんどなくなり、マルチパスに効果的になりますが、目的の方向に正確にアンテナを向けないと肝心の電波が受信できなくなるしアンテナ自体も大きくなるので素子数をいたずらに増やすのは得策ではありません。
都内でFM放送受信の場合は現実的には3素子か多くても5素子までで充分です。
FM放送の周波数だと波長が4m弱(=周波数(MHz)/300)ですので八木アンテナの素子の長さは2mくらいになり、3素子の場合は前後の長さも2mくらい必要になります。要するに2m四方の大きさのアンテナになります。これを11階建ての5階の恐らくベランダに設置するのはかなり無理があると思います。
現実的には自作されたループアンテナをきちんと目的の周波数に合わせて設計してマルチパスの電波に合わせてアンテナの方角を細かく設定するくらいだと思います。
ひょっとしてその11階建てのマンションの屋上にはTVのアンテナと共にFM用のアンテナも設置されていませんか?されてなくてもTVの1CHの直ぐ下の周波数がFM放送の周波数ですので全くFMの信号が来ていないということはないと思いますのでテレビアンテナの同軸をFMラジオに接続してみるのも手としては考えられます。これでうまくいけば分配器で分岐すればいいと思います。
http://fmjyushin.ojaru.jp/4_fm_ant_st/4_fm_ant_st.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%9C%A8%E3%83%BB%E5%AE%8...
ご丁寧に、どうも有り難うございます。じつは「八木アンテナ」と言いましたのは「マスプロ」と同様、会社名のことでして、そこからFMアンテナとして販売されているのが2素子だと思っていたのです。いずれにしても市販のアンテナでも難しそうですね。東京タワーからは陰になっていることもあり、pahooさんの言われるように、東京タワーからみて陰になっていればいくら指向性が高い外部アンテナでもゴーストを消すのは難しいという事のようですから。テレビのアンテナの同軸に接続するのは可成り以前に試したことがあるのですが、だめでした。いずれにせよ、無駄に大きなアンテナを買わずによかったです。おっしゃるように、自作のループアンテナをもう少しいじって見たいと思います。
アンテナなどに お金をかけるのでしたら、CATVに加入されたほうがいいかと思います。
http://www.tcn-catv.co.jp/content/view/32/68/#08
地方のFM局は、すべてサポートし、なおかつ、チバテレビ、TVK、テレ玉などの地方の番組も見れますしね。
AMの再配信をやってくれないのが 残念なところですが。
そうですね。有り難うございます。
残念ながら、現場を見てみないと何とも言えません。
ゴーストによる混濁が時間によって変化しないようだと、希望波(直接波)に対するゴースト波の強度がかなり強い可能性があります。
ラジオ難視聴ということでNHKに相談すると、調査に来てくれます。(だからといって何の解決にもならないのですが‥‥)
どうも、アンテナでは諦める敷かないようですね。ベランダの真向かいにも崖の上に高層住宅が建っていますので、この環境では仕方ないことが分かりました。まあ無駄な投資をせずにすみそうです。ありがとうございました。
早速お答えくださり、有り難うございます。本郷に近い地域で、部屋は大体真東に向いておりまして、しかも一番北側ですから、地図で見ると東京タワーの方向を見渡すのはちょっと無理です。やはり難しいですか。でも多少は改善するかのうせいはあるでしょうか。