江戸っ子では?英国人では?アメリカ人では? 現代は?過去は? などなど。
敬われている(いた)文化のエピソードなど教えて頂けると幸いです。
日本は諸外国と比べて笑いの文化がかなり特殊です。
笑いを職業とする漫才師、芸人などは「色物」と呼ばれ、江戸時代やそれ以前は変わり者扱いされていました。
当時は歌舞伎や俳優も「芸人」とされていたため、お笑い芸人は特殊な芸人という位置付けにされていたのです。
歌舞伎役者や俳優は芸人の中でも「花形」と呼ばれ尊敬されていました。
例えば芸者(舞妓さんなど)はお笑い芸人と結婚するとハズレを引いたかのような言われ方をしていたそうです。
当時の芸者は俳優や歌舞伎役者などの花形と結婚することがステイタスだとされていたからです。
近年になってようやくお笑い芸人という職業が世間に認められつつありますが、15年ぐらい前までは「お笑いはお遊び」みたいな言われ方してましたからね。
日本は笑いを職業とすることに対して異常に厳しいです。
それに対して、欧米などではお笑い文化の元祖が「道化師」でして、敬う文化がしっかりとあります。
もともと道化師は「宮廷道化師」と言って、王族や貴族などが従者として雇っていたほど地位が高く、人を笑わせるという仕事柄から、王様クラスの人間に失礼な発言をしても許されるという特別な存在でした。
それが歴史を経てサーカスのピエロやコメディアンという職業に変わっていったため、欧米ではピエロのことを「クラウン」と呼び、現代でも人々から尊敬されています。
コメディアンも同様に一つのちゃんとした職業として認められています。
そういった歴史的背景により、日本と欧米では笑いの文化や考え方が大きく違っているのです。
七転八笑 ~ 文化としての雑考 ~
1.アメリカン・ジョーク
── ジョークは、しょせん冗句にすぎない。男同士で、どんなにヒマ
や信頼があっても、なるべく口にしないこと。けっして尊敬を得ること
はできない。ジョークは、アメリカの生んだ性急な遊びである。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19781020
JOKE BOX ~ 男性専科・冗句箱 ~
── 《メキシコ人の漁師》の出典を教えてください。
最古のコピペ(20050713以前)から、できれば英文に溯ってください。
http://q.hatena.ne.jp/1138036709
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20060124
2.英国人の“アメリカン・ジョーク”
http://q.hatena.ne.jp/1200460389#c112640
>パレスチナの聴衆が、ベートーヴェンを聴いて「アーメン」と唱える
のは、BBC特派員の“アメリカン・ジョーク”ではないでしょうか<
(adlibさん)
BBCは「英国」の報道機関ですから、そこで「アメリカン・ジョーク」
が出てくるということはありません。(^^;
http://q.hatena.ne.jp/1200460389#c112719
3.MCP ~ 英国式ユーモア ~
わたしが生涯に出会った、もっとも魅力的な対話の達人との対話。
http://q.hatena.ne.jp/1131102909#a435766
(次の部分は、マーティンとマイ・ティンをかけた英国式ダジャレか?)
── 館長のおヒゲは彼ら(ビートルズ)よりも古いようですね
マーティン そうです(笑)20年も前からですので 彼らはまだ小学生
だったようですね 実は 私の妻も 最初のデート以来いまだかつて
私の ほんとうのアゴを 見たことがない(笑)
── ところで シェークスピア以来 イギリス文学におけるユーモア
は定評のあるところですが
マーティン 現在も高令ながら健在のウッドハウスなども たいへんに
英語的な 英語ならではのユーモアの提供者なのですが それが各国の
ことばで 日本語にも翻訳されているものの はたしてどの程度まで
正しく伝わっているのか いささか疑問もあるわけです
── 英訳された俳句に対する私たちの不安に似ているでしょうね
マーティン 英国風のユーモアは 概してすこし控えめに表現するとこ
ろにありますね たとえば川に落ちて ずぶぬれになった紳士に向って
“少々おしめりになってますな”などというわけです あるいは学校の
先生がよく用いる手ですが 生徒がたいへん手まどっている時などに
“ごゆっくりどうぞ Take Your Time ”というぐあいです 実は
たいへん急いでいてもね(笑)ところが ことウィットの分野に関して
はフランスに一歩ゆずるべきでしょうね わがバーナード・ショウをの
ぞいてはね
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19691209 一聴一席⑧My Chin
ピーター・マーティン京都英国文化センター館長をたずねて
4.フレンチ・ウィット
── ウィットの分野に関してはフランスに一歩ゆずるべきでしょうね
わがバーナード・ショウをのぞいてはね(前出:一聴一席⑧My Chin)
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19691209
かつてロシア貴族は、寝言までフランス語で語ったそうです。
──「人を退屈させてはいけない」エルミタージュ美術館の入口の標識
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19670120 退屈論
かつて国際会議の公用語だったフランス語は、コンピューターの普及
(第三の波)に乗りおくれ、英語の風(ウィンドウズ)に吹飛ばされた。
アクサンが、ドイツ語のウムラウト(沈黙)とともに追放されたのだ。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20051115
さらば、チョンとクネクネ(遅刻コメント)
http://q.hatena.ne.jp/1131973429
5.イタリア系アマーイ甘言
── イタリア人は、三つの「レ」で生きている。アルファベットの逆
に、Mangiare(マンジョーレ)Cantare(カンターレ)Amore(アモーレ)。
「朝から食べて、昼に唄い、夜は愛する」というわけだ。
http://q.hatena.ne.jp/1153646063#a578443
五つめの「レ」
オシャーレ=30代では遅すぎる。
ダジャーレ=10代では早すぎる。
われわれ日本人は、もうひとつの「レ」を尊重している。
すなわち、不滅の言語文化「駄洒落=ダジャーレ」である。
(20代でしか修得できない、最重要の「レ」です)
http://q.hatena.ne.jp/1153646063#a578443
6.かみしも小噺 ~ 江戸の華となにわの花 ~
── 落語は、さまざまな日常会話の話術を、極めつくした文化です。
どこでどう誤解を生むか、というような研究・発見がおすすめです。
はじめは本で「マクラ・サゲ・オチ」などのルールを学びましょう。
止せ(寄席)の三悪 ~ いびき・ゲップ・おなら ~
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2657850.html? (ANo.3)
落語入門 ~ 十二題の笑える噺 ~
── なにわ人称考 ~ 自称=わい、対称=自分、他称=あれら ~
http://q.hatena.ne.jp/1243635431#a923081
なにわ人称文法(?)は、しばしば対手のことを「自分」と呼びます。
そこで「自分は、わいのヨメちゃうんか!」という会話が成立します。
大まじめに話している当人が、混乱する経過を描こうと試みたのです。
http://q.hatena.ne.jp/1243635431#c150890
7.駄洒落素材集
ダ・ジャーレ記念日 ~ Viva da-Jare ! ~
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20070203
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050203
── 飯沢 匡《武器としての笑い 19770120 岩波新書》
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19770725
私の十冊 ~ NHKぎらいの人々 ~
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070104
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