今後の進化でどのような能力を獲得できると思いますか?
自然選択による進化でも、DNA操作とかコンピューターと融合する話でも構いません。
(隕石衝突と氷河は無視してください。
なぜそう進化していくと考えたのかもお聞かせ下されば嬉しいです。
【例】
・超自我の獲得によって現実世界とはアクセスしなくなるという話
・テレパシーのような能力を獲得できるという話
・コンピューターと融合して肉体的世界ではなくなってる話
人間自らが意図して行う「進化」、これは快楽欲求(楽をしたい、楽しくしたい)に根ざしています。一方、自ら意図せざる事態として起こる「進化」は時に人間を好ましくない方向に導いたりします。前者の代表的な例が科学技術の発達でしょう。知的欲求による知覚の「進化」もこれに含めていいと思います。後者の例としては上に挙がっている染色体のことなどの生物学的な「進化」があるでしょう。
正直、私が予想できるのは前者のみです。前者が人間の快楽欲求に根ざしていると考えてみるならば、行き着くところは質問者さんも例示された「コンピューターと融合して肉体的世界ではなくなってる」世界ではないかと思います。なぜならば、究極的には、動かないことは動くことより楽だと思えるからです。「確かに動かないのは楽だけど、でも楽しくないじゃないか」という考え方もできますが、それは以下に書くように「動いた気になればいいじゃん」ということで解決されると思います。
さらに、おそらく他者とのコミュニケーションももっと効率化されることでしょう。現代においてもそうですが、共有しやすい人間とだけ交流したい、衝突するぐらいなら初めから交流したくない、という快楽欲求は将来もっと先鋭化すると思います。結婚という制度はなくなるでしょう。
そう考えてみると、どのぐらい後のことになるのかは分かりませんが、人間はカプセルの中で一生を過ごすようになるのかも知れません。他者と交流することが不必要であるばかりか、害にもなると捉えられるようになるからです。
映画「The Matrix」を想像しているのですが、カプセルの中に横たわり、頭部に電極のようなものを接続してそこで電気情報を発信・受信する。接続先はもちろん、人類全員がアクセスしているコンピューターです。「現実」という言葉の意味もまったく変わっていると思います。三次元でも二次元でも、結局は我々の脳神経の知覚ですから。
人間には子孫を残したいという欲求もありますが、そこも効率化されるでしょう。カプセルの中で、男性からは定期的に精子を摂取し、「強い」精子を女性達から摂取した卵子と交配し、という具合に。肉体的なセックスがしたいという欲求に関しても、電極を通して触覚などの知覚を刺激し、物理的にはマスターベーションの形で処理されると思います。
病気は人間の生存を脅かします。伝染性のウィルスは大敵ですので、カプセルで密閉し無菌状態を作ることになるでしょう。したがってその時代の人間の死は、DNA複製のミスである癌ででしか起こりえないと思います。また、他生物の物理的な進入も防ぎたいわけですので、カプセル状態が必須になるかと思います。
そのように考えると人類の滅亡は地理的な異変(想像を絶する規模の地殻変動など)か、天文学的な理由(太陽の接近など)、或いは例のコンピューターの致命的なバグ、さらには予想を超える進化を遂げた他生物による何らかの襲撃、などでもたらされる可能性があると思います。
以上、先日ちょうど同僚とこの内容のことを話したばかりだったので書いてみました。やや質問と回答がずれたかも知れません。それにしても、自分で考えておいて何ですが、ちょっとウツ入る未来予想図です。希望はミュータントやコンピューターバグか何かで、その状況を俯瞰してそこから逃げよう(電極を外そう)という人間が現れることでしょうか。長々と失礼しました。
ありがとうございます。
ニュータイプについて調べてみましたが、定義できないとなっていました。
この「ニュータイプ」がどのようなものか具体的な意見が聞きたかったです。
私は、よくテレビでやっている宇宙人って人間の進化形態ではないか?と思っています。UFOはタイムマシン?
と、勝手に想像したレベルでの妄想で、何の科学的根拠もございません。すみませんが、予めご了承ください。
パソコンといったコンピュータの発達で、人間は手と頭を使い肥大化。逆に足を使わないので収縮化。
頭上などの危険はなくなるので毛は抜け落ち…。
顔のパーツは情報伝達手段がメールばかりになり、目は大きく、逆に口は小さく…。
例の宇宙人のような容姿に近づくと。
結果、きっと頭と目を使いまくるので、テレパシーで情報交換が可能になるんじゃないかなぁ、と思います。
お恥ずかしながら(苦笑)
はい、いろいろなかたの考えを聞きたいのでありがたいです。
やはりあの宇宙人の顔は強烈に記憶にありますね。
たしかに考えられますね。
その波動のようなパターンを定義すれば、植物の感情ということになり、
専門的な方法で会話できるかもしれませんね。
人間は単一種としては明らかに増えすぎです。質量ベースでこれだけ増えた生命体は地球の歴史上他にないでしょう。多分。
オマケに基本的に白紙の状態から所属する文化から自我を植え付けられる、元々プログラムされた生き方という物が存在しないから環境に適応するんじゃなくて基本環境を変える方向で問題の解決に当たる。
惑星単位で見たとき、これは脅威以外の何者でもないと思います。
宇宙に植民でもし始めればキャパシティの問題は解決するでしょうが、流石に宇宙で長期間滞在するようになれば環境適応のため、進化するでしょう。その場合の方向性の一つとしてkn1968さんご指摘のニュータイプという概念があるわけですが、他にも「星界の紋章」に出てくるアーヴなんかも面白い概念ですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/星界の紋章
http://ja.wikipedia.org/wiki/アーヴ
このままキャパシティの問題が解決しない場合、地球という限られたスペースに適応するために「種の衰退」ということが起こるかもしれません。
強毒性ウィルスの蔓延、環境の激変等で文明が杜絶する地域が出てきた場合、理性を放棄し環境に適応した生存プログラムによって効率的に生き存えた個体がその地域で優勢になって行く可能性です。
つまりある種の先祖返りですね。まあ、そのまま滅びてしまうという可能性もあるわけですけど。というかそちらの確率の方が高いのかな。
ありがとうございます。
種の衰退によって、生き残るために知性を捨てるというのは興味深いですね。
微細な空間をコントロールするタイムマシーンのようなものを使って、
種の情報だけを送るっていうのも似ていますね。
まず現実的な話から
男性を決定するY染色体がもう直ぐ消滅するという話は有名な話です。
X染色体は、父親と母親から合成されて継承されるのに対して、Y染色体は、父親からの純粋なコピーだそうです。
このコピーの過程で、コピーミスなどが発生しどんどん情報量が少なくなっているそうです。
元々は1400個あった遺伝子が現在は45個しかないそうです。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090522_y_chromoso...
このままいくと男性はいなくなり、人類は絶滅するしかない。
そのため人類が生き残る為に必要な進化とは、Y染色体なしで子孫を残す新しい生命体へと進化する必要がある
現在Y染色体を既になくしているが、別の手段で雄になっり生殖できる齧歯類が存在します。
はたまた、フナのように雌が一人で子孫を残す生命体に進化する可能性もあります。
現在日本にいるフナは、ほとんどが雌で雄のフナを探すことは非常に困難であり、フナは、まったく同じ遺伝子の子孫を残す。
しかし、これではいずれX染色体もきえゆく運命をたどりそうな気がします。
あと物や道具にあふれかえるこれからの社会では、例でもあるような精神的な進化は、今のままでは、外的要因がない限り退化
を遂げる可能性が高いとおもいます。
機械との融合という意味では、人体のパーツがどんどん機械化していきその結果、無線やデジタル通信で情報の共有や、誰かが見ている映像を共有化するというような将来、攻殻機動隊のようなことは出来そうな気がしますね。
人口眼
大変興味深いお話、ありがとうございます。
遺伝子の問題を解決するための方法が、フナのように自然の力で長い年月をかけて解決するのか、
DNA操作やコンピューターなどの科学技術によるものかとても気になりますね。
事故や殺人、戦争がある限り不死は無理でも
「DNA的な不老処理での長寿」
(理由)
テロメアのテロメラーゼ活性の亢進研究成果
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%A...
ありがとうございます。
知能以外の進化は無く、むしろあらゆる能力が退化していくと思います。
知能の発達により道具であらゆることをカバー出来てしまうため、使うことの無くなった能力はどんどん退化していくはずです。
例えば、会話することをテレパシーという形で進化するよりも前に、テレパシー出来る機械が発明されることでしょう。
「進化」ではなく道具の力により永遠の命を手に入れることは出来そうですけどね。
その場合は繁殖の必要が無くなり、繁殖能力が退化することでしょう。
身体的にはやはり、あのTVで目にする「宇宙人」象に近くなってゆくのでしょうかね。
科学技術を駆使したとき、どこまで今の人間からかわっているかも凄い気になります。
ビタミンCを自分で作れるようになる。
ほとんどの動物は、自分で作れるのに人間が作れないのは不便なので、
遺伝病の治療が出来るようになったら、誰かがDNAを組み込むでしょう。
ついでに海水のがぶ飲みも出来たら便利です。
ありがとうございます。
こういった部分はDNA操作によってどんどん変わっていきそうですね。
精神を無にする=永久に冬眠
理由:知能が高度になりすぎて思考が複雑になり、自殺者が年々増加している。
このままだと絶滅してしまうので思考を無くす進化を遂げる。
ありがとうございます。
思考をなくす場合でも、氷河期などを乗り越えるために冬眠できるような技術あるいは力という形がありえそうですね。
鎌型赤血球はマラリアに抵抗性を持つため,
人が農業を始めた頃(3万年か4万年前)からのマラリアの流行によって,
鎌型赤血球遺伝子が固定したと考えられていますね
しかし,マラリアが常在する西アフリカからマラリアのない北米に渡った
アフリカ系アメリカ人の鎌型赤血球の頻度は5世代ぐらいで
10%程度から4%ぐらいに下がっているそうです
ヒトの居住地域内で,
世界的にマラリア原虫を媒介するハマダラカが根絶された場合,
鎌型赤血球もみられなくなるかもしれませんね
>マラリアと鎌型赤血球の関係は、短い世代でも自然選択が働くことがよくわかる例です。
http://elekitel.jp/elekitel/series/2002/02/sr_02_i.htm
(エイズの世界的な流行が続くとすれば)
今後はHIV感染に対する抵抗性が進化していくかも知れません
>ペスト菌は正常なケモカイン受容体を目印(正確にはHIVがヘルパーT細胞に感染する
>際にはケモカイン受容体ではなく、同じく細胞表面にあるCD4と呼ばれるタンパク質
>を主要な目印にする)に感染するため、遺伝子に変異のある人はペストにかからな
>かったという説である。
>
> 興味ぶかいことに、エイズの原因であるHIV(人免疫不全ウイルス)はヘルパーT細胞
>に感染する前に、このケモカイン受容体を目印にしてマクロファージに感染することが
>エイズの発症と深くかかわっているらしい。
>
> だから、このケモカイン遺伝子に変異のある人は、HIVに感染してもエイズ発症への
>進行がないか、たとえあっても極めて遅いといわれている。それが事実だとすると、
>この場合は、権威ケモカイン遺伝子が「エイズ抵抗性遺伝子」ということになる。
http://sammy-p.at.webry.info/200904/article_18.html
>HIV感染は、個々人の遺伝的な要因によって感染のしやすさや、感染後にAIDSを発症
>するまでの時間の長さなどが異なる事そうです。今回「CCL3L1」と呼ばれる遺伝子の
>余分なコピーを持っている人々が、よりHIVに感染しにくく、感染後も本格的なAIDSへ
>進行するまでの期間が長いようだ、と発表されています。この遺伝子は、HIVへの抵抗
>性を強める遺伝子の一部かもしれないそうです。遺伝子的な差異によって薬の効き方
>が異なる事は知られていますので、病気へ抵抗性に差異が有ってもなんら不思議な事
>では無いのかもしれませんが、「将来的には、人々がこの遺伝子や他のHIV抵抗性に
>関連した遺伝子によって選別されるかもしれない」という予測は外れて欲しかったり
>します。人口集団として見ると、アフリカ系の人々はこの遺伝子のコピーを他の人口
>集団の人々の2倍持っているそうです。
http://www.mypress.jp/v2_writers/miyu_desu/story/?story_id=85969...
>Rfv3遺伝子の分子実体は長年にわたり謎でしたが、私たちが2005年にAIDS誌に発表した
>論文がきっかけとなって、エイズ研究者・レトロウイルス学者の間でこの遺伝子に
>対する興味がにわかに高まりました。それは、Rfv3遺伝子に相同なヒトの遺伝子が、
>エイズウイルス感染に対する自然抵抗性を決定している可能性を示していたからです。
>さらに、私たちが行った遺伝子マッピングの結果が、密かに大きな波紋を拡げていま
>した。
ありがとうございます。
医療技術の発達とは別に、
遺伝子レベルでも数万年という年月による進化によって
さまざまな病気を克服できる力がもともと備わっているのですね。
人間自らが意図して行う「進化」、これは快楽欲求(楽をしたい、楽しくしたい)に根ざしています。一方、自ら意図せざる事態として起こる「進化」は時に人間を好ましくない方向に導いたりします。前者の代表的な例が科学技術の発達でしょう。知的欲求による知覚の「進化」もこれに含めていいと思います。後者の例としては上に挙がっている染色体のことなどの生物学的な「進化」があるでしょう。
正直、私が予想できるのは前者のみです。前者が人間の快楽欲求に根ざしていると考えてみるならば、行き着くところは質問者さんも例示された「コンピューターと融合して肉体的世界ではなくなってる」世界ではないかと思います。なぜならば、究極的には、動かないことは動くことより楽だと思えるからです。「確かに動かないのは楽だけど、でも楽しくないじゃないか」という考え方もできますが、それは以下に書くように「動いた気になればいいじゃん」ということで解決されると思います。
さらに、おそらく他者とのコミュニケーションももっと効率化されることでしょう。現代においてもそうですが、共有しやすい人間とだけ交流したい、衝突するぐらいなら初めから交流したくない、という快楽欲求は将来もっと先鋭化すると思います。結婚という制度はなくなるでしょう。
そう考えてみると、どのぐらい後のことになるのかは分かりませんが、人間はカプセルの中で一生を過ごすようになるのかも知れません。他者と交流することが不必要であるばかりか、害にもなると捉えられるようになるからです。
映画「The Matrix」を想像しているのですが、カプセルの中に横たわり、頭部に電極のようなものを接続してそこで電気情報を発信・受信する。接続先はもちろん、人類全員がアクセスしているコンピューターです。「現実」という言葉の意味もまったく変わっていると思います。三次元でも二次元でも、結局は我々の脳神経の知覚ですから。
人間には子孫を残したいという欲求もありますが、そこも効率化されるでしょう。カプセルの中で、男性からは定期的に精子を摂取し、「強い」精子を女性達から摂取した卵子と交配し、という具合に。肉体的なセックスがしたいという欲求に関しても、電極を通して触覚などの知覚を刺激し、物理的にはマスターベーションの形で処理されると思います。
病気は人間の生存を脅かします。伝染性のウィルスは大敵ですので、カプセルで密閉し無菌状態を作ることになるでしょう。したがってその時代の人間の死は、DNA複製のミスである癌ででしか起こりえないと思います。また、他生物の物理的な進入も防ぎたいわけですので、カプセル状態が必須になるかと思います。
そのように考えると人類の滅亡は地理的な異変(想像を絶する規模の地殻変動など)か、天文学的な理由(太陽の接近など)、或いは例のコンピューターの致命的なバグ、さらには予想を超える進化を遂げた他生物による何らかの襲撃、などでもたらされる可能性があると思います。
以上、先日ちょうど同僚とこの内容のことを話したばかりだったので書いてみました。やや質問と回答がずれたかも知れません。それにしても、自分で考えておいて何ですが、ちょっとウツ入る未来予想図です。希望はミュータントやコンピューターバグか何かで、その状況を俯瞰してそこから逃げよう(電極を外そう)という人間が現れることでしょうか。長々と失礼しました。
ありがとうございます。
いまある「快楽欲求」の大部分は、政治・宗教、道徳や倫理観で抑制された状態な気がしました。
時代の変化でこれらの抑制がなくなり、真に「快楽欲求」を求めて進化したときは、
thentan86さんの仰るような世界になってゆくのかもしれませんね。
それにしても、このような話をできる同僚さんがいることがとても羨ましく思います^^
医療の進歩によって、今までなら淘汰されていた微妙な身体の障害を全部スルーして異性と出会えるようになったので、一気に人類の多様性が広がる(逆に言えば、難病奇病や未知の障害が増える)でしょうね。
もしこのような状態がウン万年単位で続けば、今の人類は大陸ごとの遺伝差が山ごとのサルの遺伝差と同レベルですが、この差は一気に逆転するばかりか、多様性の復活の理由が「医療」なので、遺伝差が形質に直接現れるようになり、自分とご近所さんの見た目の違いが今の黄色人種と白人の差ぐらいになるでしょう。
そして、IT技術の進歩によって人間が本物の目と体で周りを歩き回る生活に終止符が打たれると、今度は人類総ひきこもりのようになり、さらに形質の地域差が加速していきます。
最終的には5mで口が3つある人から40cmで顔が体と一体化している人まで、人類はいろいろな形の肉塊として機械と同調しながら地上を制覇する生物となるでしょう。
ありがとうございます。
私たちのカラダは、これまでの進化に必要だったものだけが残っているので、
科学の発達などで、そのような形でカラダに留めておく必要がなくなるとなると、
「人間」が「植物」というようなカテゴリーに属するように、多様な種ができるということですね。
とても想像力を刺激する返答をありがとうございます。
ありがとうございます。
いまある「快楽欲求」の大部分は、政治・宗教、道徳や倫理観で抑制された状態な気がしました。
時代の変化でこれらの抑制がなくなり、真に「快楽欲求」を求めて進化したときは、
thentan86さんの仰るような世界になってゆくのかもしれませんね。
それにしても、このような話をできる同僚さんがいることがとても羨ましく思います^^