生態とか、超高度っぷりが細かい作品を紹介していただけると助かります。
意外にもSF古典的名作が出ていませんでしたね。
『幼年期の終わり』
まぁ形容しづらいと言えばしづらい。
現代の地球人を「幼年期」から成長させるべく派遣されたオーバーロード。圧倒的に高度なテクノロジーで即座に地球を上空から管理下におく。しかし伝えられるのは音声だけだった。
強制的に国々の争いが無くなり平和になった地球。やがて人々の中から新たな能力を持つ世代が登場したのを機に地球人の前に現したオーバーロードの姿は、キリスト教圏の人々にとっては衝撃的な容姿(つまり悪魔的)だった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BC%E5%B9%B4%E6%9C%9F%E3%81%A...
ネタバレしますと、オーバーロードは地球人にとっての家庭教師(ただし絶大な権力を持つ)みたいなものであり、文明というよりは生命体としての高みに導くような役割があったわけで、更に上位の存在がいたりするんですが。
次に和製SFより。
『導きの星』
当初は銀河でもっとも発達した文明の担い手として人類が他の惑星の生命の発展を見守り時には成長を手助けするという展開。前半は育成シミュレーションゲーム的な面白さ。
ここからはネタばれなんですが、いろいろあって文明を急速に発達させた二つの生命体が地球と拮抗し戦いを挑むまでに至り、最終的にはOTI・超地球知性体の登場によって、銀河宇宙における地球人の役割に対する干渉を受ける。
まぁ終盤を乱暴に要約すれば、人類が高度に進歩した文明に奢って(?)神の立場で他の惑星文明を管理していたと思っていたら、実は更に上の存在(多星間の意思の集まりみたいなものだったと記憶)によって管理下にあったというお釈迦様の手の上の梧空状態みたいな感じです。
↓著者本人のホームページの作品紹介
http://homepage1.nifty.com/issui/sakuhin1.htm#michi
『太陽の簒奪者』
メインは高度文明が遺したある装置によって太陽が侵食されて地球が寒冷化の危機に陥り、それに対処する女性学者の活躍ですが、太陽系にやってきた当の持ち主である異星人との接触もあります。
こちらに詳しい解説があるので引用します。
例えば生物の外観を描写したりすると、それによって話が安っぽくなってしまう危険性があるのに、そこを踏み込んであえてコブラのような外見を見せる。有機体でできた生物でありながらコミュニケーションに断絶があることを描いて、より異質感が強くなるようになっている。
(中略)
「太陽の簒奪者」における異星人であるビルダーの異質性は、人間的思考から「個」とか「相手」とかの概念を消し去るという引き算思考で作られている。そしてその異質なビルダーとコミュニケートできるのが“失敗”したAIであるナタリアだけというのは、少しだけ「回避行動」ではあるが、うまく逃げたなぁ、という感じがする。よくナタリアとビルダーで言葉が通じたなぁ、と思ってしまうのだが、どうやら言葉自体がない連中のようだ
ジーリーという超種族を描いた〈ジーリー・クロニクル〉というシリーズの最終巻です。
直径一千万光年のリング状の構造物を50億年くらいかけてこつこつと作っているジーリーさんたち。タイムシップを建造して自分たちの進化の歴史を改変したりとやりたい放題です。ジーリーに次ぐ勢力になった人類は、リングに銀河系まるごとぶっつけたりしてジーリーにちょっかいを出すんですが、逆にジーリーに滅ぼされてしまいます。
そのジーリーも実はフォーティーノ・バードというこの宇宙の裏側に存在する生命体と200億年に渡る戦いを繰り広げていて……というお話です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B...
ジーリークロニクルはハードSFすぎてついていけませんでした。
再読してみるかなあ。
>直径一千万光年のリング状の構造物を50億年くらいかけてこつこつと作っているジーリーさんたち
ここだけ読むとなんだか可愛らしいですね。
ただジーリーって直接表舞台に出てくれましたっけ……? 真空ダイヤグラムしか読んでないですが。
その辺り記憶にないですが、それを除けば理想的ですね。
とりあえず技術力は高いようですね
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方向性としては、
・エイリアン
・プレデター
・トランスフォーマー
よりは
・ジーリークロニクル
・竜の卵
のようなものが望ましいです。
まだありましたらご紹介お願いします。
意外にもSF古典的名作が出ていませんでしたね。
『幼年期の終わり』
まぁ形容しづらいと言えばしづらい。
現代の地球人を「幼年期」から成長させるべく派遣されたオーバーロード。圧倒的に高度なテクノロジーで即座に地球を上空から管理下におく。しかし伝えられるのは音声だけだった。
強制的に国々の争いが無くなり平和になった地球。やがて人々の中から新たな能力を持つ世代が登場したのを機に地球人の前に現したオーバーロードの姿は、キリスト教圏の人々にとっては衝撃的な容姿(つまり悪魔的)だった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BC%E5%B9%B4%E6%9C%9F%E3%81%A...
ネタバレしますと、オーバーロードは地球人にとっての家庭教師(ただし絶大な権力を持つ)みたいなものであり、文明というよりは生命体としての高みに導くような役割があったわけで、更に上位の存在がいたりするんですが。
次に和製SFより。
『導きの星』
当初は銀河でもっとも発達した文明の担い手として人類が他の惑星の生命の発展を見守り時には成長を手助けするという展開。前半は育成シミュレーションゲーム的な面白さ。
ここからはネタばれなんですが、いろいろあって文明を急速に発達させた二つの生命体が地球と拮抗し戦いを挑むまでに至り、最終的にはOTI・超地球知性体の登場によって、銀河宇宙における地球人の役割に対する干渉を受ける。
まぁ終盤を乱暴に要約すれば、人類が高度に進歩した文明に奢って(?)神の立場で他の惑星文明を管理していたと思っていたら、実は更に上の存在(多星間の意思の集まりみたいなものだったと記憶)によって管理下にあったというお釈迦様の手の上の梧空状態みたいな感じです。
↓著者本人のホームページの作品紹介
http://homepage1.nifty.com/issui/sakuhin1.htm#michi
『太陽の簒奪者』
メインは高度文明が遺したある装置によって太陽が侵食されて地球が寒冷化の危機に陥り、それに対処する女性学者の活躍ですが、太陽系にやってきた当の持ち主である異星人との接触もあります。
こちらに詳しい解説があるので引用します。
例えば生物の外観を描写したりすると、それによって話が安っぽくなってしまう危険性があるのに、そこを踏み込んであえてコブラのような外見を見せる。有機体でできた生物でありながらコミュニケーションに断絶があることを描いて、より異質感が強くなるようになっている。
(中略)
「太陽の簒奪者」における異星人であるビルダーの異質性は、人間的思考から「個」とか「相手」とかの概念を消し去るという引き算思考で作られている。そしてその異質なビルダーとコミュニケートできるのが“失敗”したAIであるナタリアだけというのは、少しだけ「回避行動」ではあるが、うまく逃げたなぁ、という感じがする。よくナタリアとビルダーで言葉が通じたなぁ、と思ってしまうのだが、どうやら言葉自体がない連中のようだ
太陽の簒奪者は著者お得意のリアル系SFだと思ってましたが、意外に宇宙人も出るんですねえ
太陽の簒奪者は著者お得意のリアル系SFだと思ってましたが、意外に宇宙人も出るんですねえ