フレームワークについて。

普通、フレームワークそのものに修正は加えません。

どうしても修正・改造が必要な場合は、別ファイルに書いて、オーバーライドします。

こういう場合、バージョンアップに対応させるときに、

毎回あちこちいじりなおす必要があって、とても面倒です。

フレームワークを使っているサイトは、

こういう問題にどう対処しているのでしょうか？

• フレームワーク自体をいじることはしない。
• フレームワークとの密接な連携は出来るだけさける
• バージョンアップが本当に必要な物か検討し、必要なければバージョンアップをしない
• テストをきちんと手順化し、影響範囲を特定できるようにしておく
• 上記がいやなら人の作ったフレームワークは使用しない

フレームワークのバージョンをあげない。

＞こういう場合、バージョンアップに対応させるときに、

＞毎回あちこちいじりなおす必要があって、とても面倒です

バージョンアップの際は、修正する工数分お金をもらいます。

ふたつの場合があると思います。

ひとつは、Cakeを使ってお客さんにシステムを納品した場合です。この場合、フレームワークのマイグレーションは一般的にはやらないと思います。やるとしたら、お客さん自体が大幅な機能アップを望み、計画した時でしょう。小規模な修正ならばそのフレームワークのまま使い続けるしかありません。

なぜならば、フレームワークのバージョンをあげると結果的に修正箇所が広範囲になってしまい、トラブルが起きた時に余計な作業を背負い込むからです。

もうひとつは、自社で使うシステムを内製化に近い形で開発している場合です。Cakeを使う理由はＭＶＣモデルと生産性の高さだと思います。であるならば、Cakeが提供してくれる機能を１００％享受するべきでしょう。こういう場合は、修正、定義した場所を文書化し残しておくことは重要です。

仮に新機能により既存のコードに手を入れることがあったとしても、フレームワークなしの環境を考えたら必要なワークロードとして考えられるのではないでしょうか？Cakeを例に取るならば、私はViewモジュールは1.2になった時にすべて書き直しました。でもそれはとても機械的な作業であり、ロジックを変えるほどのものでもありませんでした。それで新機能の利点を使えるならばいいや、と思いました。

いずれにしてもCakeクラスのフレームワークを作っている人たちは、少なくとも私よりは、はるかにスキルが高いのでその知恵を使わせてもらってラクをしていると、いつも思ってます。だから、できるだけ使ったほうがいいかな、と。