THEME:「暑中見舞い」「夏の祭り」「土用・大暑に」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつSEASONバージョン。四季の暮らしや衣食住のこと、新しいシーズンライフ…。毎回のテーマに沿って、毎日を元気にする暮らしのサプリをその思いや由来とともにメッセージ下さいね。
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※質問は7月13日(月)正午で終了させて頂きます。
大暑のこの時期。
広島と長崎に火の玉が落とされました。
酷暑の空に火の玉攻撃は地獄絵図の模式となって蘇る。
平和の有難さを再確認したいですね。
またこの話題かと若干食傷気味の方もいるかとは思いますが、しばしお付き合いください。
大暑の初候は「桐始結花」(桐始めて花を結ぶ)と言われます。箪笥などの素材としてもお馴染みの桐の花期はもうちょっと早いですから、ここでいう桐とはアオギリ(青桐、梧桐)ではないかという説があります。
1945年8月6日。広島に投下された原爆は、人だけでなく、植物も含めたあらゆる命を一瞬にして焼き尽くしました。しかし爆心地から約1.3kmにあった広島逓信局の中庭に植えられていたアオギリは、幹半分が熱線と爆風でえぐられるように焼けていたのに、なんと翌年の春に芽を吹いたのです。
原爆に負けずたくましく生きようとするその姿は人々の心に大きな希望を与え、大切に育てられることになりました。後に平和記念公園(平和記念資料館東館北側緑地帯)に移植され、今もそのアオギリは成長を続けているそうです。
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/hibakuaogiri.htm
原爆投下のちょっと前、このアオギリも花を咲かせていたことでしょう。その花が一瞬にして焼き尽くされてしまうなど、誰が想像していたでしょうか。
しかしちょうどそのころ、米国大統領トルーマンは「特殊爆弾」投下の命令を発していたのです。7月25日、時まさにアオギリの花が咲いている時期だったと思われます。
今の私たちは、8月6日、9日、15日といったスポットでしか「戦争」を意識しません。しかし被爆アオギリのことを思うと、終戦の年の夏が、ひとつながりの季節の様子が、リアルに想像できるではありませんか。
大暑の声を聞いたら、被爆アオギリを思い出しましょう。そして一夏、戦争の時代を思い、平和を願って過ごしましょう。日本の夏から「戦争」の二文字を切り離すことは出来ません。
なお、このアオギリのことを歌った歌が出来ています。
http://www.youtube.com/watch?v=WAM6EQMfK0c
小学校の校庭のアオギリ。その「お母さん」である被爆アオギリに会いに来た。そんな歌詞になっています。この被爆アオギリはたくさんの種子を実らせ、それが各地で芽を吹き、育っているそうです。