勝手にシリーズ化していますが、今回は人力で質問します。
現在のコンピュータは基本は2進法でブール代数の理論をもとに作られていると思います。
しかし、電気の世界はプラス、マイナス、0の3種類の値を取りうるので、3進法で理論体系を作った3進法のコンピュータも作成できるハズです。
そこで質問です。
3進法のコンピュータという発想や試作品は実際にあったのかどうか?
あったとしたら、その期待されるメリットは?(素人考えでは、メモリなど小さくできそうな気がする。)
メリットがあったとしても、実際に、普及していない理由は?
以上お教えください。
メリットがあったとしても、実際に、普及していない理由は?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%80%B2%E6%B3%95
コンピュータでの使用 [編集]
現在のコンピュータでは二進法が用いられている。 N 進法を用いた場合のコストが N に比例すると考えると、コストは logNM に比例すると考えられる。( M はレジスタが取りうる最大値に1を足したもの。)この式からもっともコストが小さくなるのは、 N=e のときと分る。( e はネイピア数。)よってコストが最小になる整数は2か3であると分るが、実際に計算すると2より3の方が若干ではあるがコストが小さいことが分る。しかし、極めて小さい差であり、三進法に変更するのは大変な作業のため、現在も二進法が採用されている。
だそうです。
電気屋さんの立場としては、正負の電源が必要な回路は敬遠される傾向にあります。
昔は±12Vなんて電源がありましたが(真空管の時代)さすがに現在では5V単一電源とか1.5V単一電源で済む様に回路を構成します。
実験的に開発されたことがあるようです。
しかし、2進法と大して変わらず、3進法のメリットも少ないことから、
(メリットとしてはTrue,Null,Falseの3進論理演算だけ?)
普及することはありませんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A...
ウィキペディアは面白いですね。とても勉強になりました。
「ソヴィエト・ロシア・ウクライナのコンピュータ」という本を書いた水城徹氏によれば、旧ソ連で三値論理コンピュータSETUNが開発されていたそうです。
http://www2a.biglobe.ne.jp/~mizuki/lifelog/0.htm#37
三値論理コンピュータSETUN(Сетунь)は、1958年にNikolai P. Brusentsov(Брусенцов Николай Петрович)によって、モスクワ大学で開発された。
三値論理の採用は、磁気コアによるフリップフロップを用いた論理回路の特性からのものだった。真空管の寿命と信頼性の低さを嫌っての設計だったが、代償として、性能は著しく低下した。わずか4800命令/秒という処理能力だったが、アーキテクチャの工夫によって、想像以上のパフォーマンスを発揮した。
SETUN用に開発されたプログラム言語は、逆ポーランド記法で記述するスタイルだった。SETUNはカザンの工場で50台が生産された。
その後、1968年に構造化プログラミングをアーキテクチャレベルでサポートした近代型、SETUN-70が開発された。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ternary_computer
また、Wikipediaによれば、このSETUNには電力消費が低い、生産費が安くすむなどの利点があったにも関わらず、結局二進法コンピュータに駆逐されてしまったとか。
面白いですね。勉強になります。
メリットがあったとしても、実際に、普及していない理由は?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%80%B2%E6%B3%95
コンピュータでの使用 [編集]
現在のコンピュータでは二進法が用いられている。 N 進法を用いた場合のコストが N に比例すると考えると、コストは logNM に比例すると考えられる。( M はレジスタが取りうる最大値に1を足したもの。)この式からもっともコストが小さくなるのは、 N=e のときと分る。( e はネイピア数。)よってコストが最小になる整数は2か3であると分るが、実際に計算すると2より3の方が若干ではあるがコストが小さいことが分る。しかし、極めて小さい差であり、三進法に変更するのは大変な作業のため、現在も二進法が採用されている。
だそうです。
電気屋さんの立場としては、正負の電源が必要な回路は敬遠される傾向にあります。
昔は±12Vなんて電源がありましたが(真空管の時代)さすがに現在では5V単一電源とか1.5V単一電源で済む様に回路を構成します。
>電気屋さんの立場としては、正負の電源が必要な回路は敬遠される傾向にあります。
なるほどと思いました。
>N 進法を用いた場合のコストが N に比例すると考えると、コストは logNM に比例すると考えられる。
ここが理解できていません。もう少し分かりやすく説明して頂けるとありがたいです。
例として、CD-ROMなどを考えると、現在は、01情報しかないと思います。これが一つの単位に3進法の情報を持つようになれば、指数関数的に容量があがり、コストや、CD-ROMの容量も指数関数的に小さくすることが出来るのでは?と考えるのは素人考えなんでしょうか?
もちろん、取り出し可能なデータとして保存するためには、そう上手く行かないとは思います。
もう一つ、コンピュータの言語は二進法で表現されても良いと思うのですが、外部記憶装置などは、
3進法などで作られた方がコストやサイズが大幅に縮小できるということはないのでしょうか?
データを読み込む段階で2進法に書き換えるという発想は?
>電気屋さんの立場としては、正負の電源が必要な回路は敬遠される傾向にあります。
なるほどと思いました。
>N 進法を用いた場合のコストが N に比例すると考えると、コストは logNM に比例すると考えられる。
ここが理解できていません。もう少し分かりやすく説明して頂けるとありがたいです。
例として、CD-ROMなどを考えると、現在は、01情報しかないと思います。これが一つの単位に3進法の情報を持つようになれば、指数関数的に容量があがり、コストや、CD-ROMの容量も指数関数的に小さくすることが出来るのでは?と考えるのは素人考えなんでしょうか?
もちろん、取り出し可能なデータとして保存するためには、そう上手く行かないとは思います。
もう一つ、コンピュータの言語は二進法で表現されても良いと思うのですが、外部記憶装置などは、
3進法などで作られた方がコストやサイズが大幅に縮小できるということはないのでしょうか?
データを読み込む段階で2進法に書き換えるという発想は?