1.現在の世界(あるいは日本)にあるお金の総額はいくらですか?(通貨発行量でなく)
2.お金が増減する理論を教えてください。
2-1 例 「利子」お金を銀行に預けて利子が付いた場合、その利子分はどこから生まれますか?全世界のお金の総量はその時に増えますか?
2-2 例 株式の時価総額が変動する理論的根拠
3.現在の世界同時不況の対策は何がありますか?
どこもお金が回らなくなっているように思える。不思議だ、良く判らない。お金て何だろう?
2.
先に「モノ」があると考えてください。
モノというのは物品に限らず土地や労働力など金銭で買えるあらゆる物のことです。
そのモノに対して取り囲むようにお金が存在しています。
モノの価値が100ならお金の総数も100です。
お金をたくさん作って1000にしても値段が10倍になるだけで価値は変わりません。
利子は、モノを生産する人に投資して、モノが作られた後に誰かがそのモノを買い、作った人にお金が入ってきたときに上乗せして返して貰うというシステムです。
ですからお金の総量は増えません。
3.
お金を使うことです。
不況時にお金が無くなるのは、存在しているモノ以外に「信用」というモノが存在していて、その信用の分が無くなってしまうからです。
例えば小麦を大量に生産してる人がいて、毎年1000億円分作っていたとします。
毎年1000億円分の小麦を生産出来ることがわかっているので、来年度分のモノも価値として認められ、さらに1000億円の信用貨幣が生まれるわけです。
彼はその信用貨幣で生まれた1000億円を自由に使うことが出来ます。
使えば当然、市場に流通することになります。
ところが、災害などで大不作が発生。
来年度の生産の信用が無くなってしまい、来年度の1000億円分のモノに価値がつかなくなってしまいます。
そうなれば流通した1000億円も、1000億円分の価値が減少します。
これが不況の大雑把な仕組みです。
不況になった場合は、とにかくお金を使うことです。
信用分のモノの価値が無くなることで一時的にお金の総量が激減してしまいますから、貯蓄などから出来るだけ使って流通させればお金の総量が戻り、安定した経済になっていくわけです。
大学のときに経済学で習った知識ですが、
1.現在の世界(あるいは日本)にあるお金の総額はいくらですか?(通貨発行量でなく)
これはちょっと測りしれませんね。
額面ではなく価値という意味ででしょうから、日本だけの話だと円高円安で1円変動しただけで全然変わってきてしまいます。
世界で考えても信用貨幣が常に発生してるので総額を計算するのは厳しいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E7%94%A8%E5%89%B5%E9%80%A...
2.お金が増減する理論を教えてください。
お金=通貨というのは物に対しての価値ですから、増減することはありません。
地球規模で見れば総量は常に一定であり、どこかで価値が上がればどこかで価値が下がっているのです。
2-1 例 「利子」お金を銀行に預けて利子が付いた場合、その利子分はどこから生まれますか?全世界のお金の総量はその時に増えますか?
銀行の場合は、貸し付けや投資により利子分が生まれています。
貸し付けであれば借り主がそのお金を使って生産・販売などして稼ぎ、利子分を支払うのです。
2-2 例 株式の時価総額が変動する理論的根拠
株式も信用貨幣と同じことです。
将来の生産や成長に対して期待し、価値をつける。
期待が持てなくなれば価値は下がります。
だから大企業などが潰れると、その関連企業や業種など軒並み価値が下がってしまい、不景気が連鎖的に増加してしまうのです。
3.現在の世界同時不況の対策は何がありますか?
どこもお金が回らなくなっているように思える。不思議だ、良く判らない。お金て何だろう?
一般的に言われてることですが、貯金せずお金を使うことです。
市場でお金を使うことは、信用貨幣が無くなり経済力の衰えた企業にお金が回ることになり、信用の復活=信用貨幣の価値上昇=景気回復と連鎖していきます。
>お金って何ですか?
「貨幣とは何か、貨幣にはなぜ価値があるのか」という
「貨幣の経済学」を扱った本がありますね
貨幣の経済学
http://books.shueisha.co.jp/tameshiyomi/978-4-08-780506-2.html
高卒ですが、株とか仕事してみて思った個人的見解を書きます。
あくまで一般論でなく個人的な見解ですので参考になったらよいと思います。
1,2,3のことを書く前に基本的なお金の見解を書かせてもらいます。
とくに3のことについて説明するのはむずかしいので…
まず人間は通貨を発明しました。
なぜ発明したかと言うと物々交換では交換するまでにその物質が劣化したりとかするので不便だったからと言うのと貯蓄したいからというのがあります。
つまり物々交換を効率的に行うためにお金を発明したと思われます。
この段階ではお金というのは物との結びつきが密接にあったとおもわれます。
お金を生み出すのは自然からの産物やそれらを加工した品物であるので、お金を生み出すには、はたらくか働く人を直接支配して巻き上げるしかないわけですから。
ところが、人間は効率を求める生き物なのでそれだけにとどまらなくなりました。
このお金を農業の場合なら1年かけて作るわけですが、それよりはやく増やそうとします。
多く供給されるものをものすごく安く買って、それが不足しているところにもっていくと
お金が儲かるとかそういった感じのことです。
しかし、これは作ってる側からしたら面白くないもっとこういったおおく出来たときに安く
なったりするリスクを軽減したいとか思うようになります。
そこで、出来たのが先物市場です。将来このくらい必要になるから今のうちに権利を確保
して先に払っておこうとかそういうことになります。
この段階ではお金は「金」や「銀」などの普遍的なものをそういった産物の代わりにつか
っておりました。
話は変わって、お金というのは支配者層にとってみれば支配の手段のうちのひとつです。
支配する手段はいくつかあると思います、武力支配、金銭支配、思想的支配などですが金銭支配はそのうちのひとつの手段で、極論をいうと「お前よりも俺のほうが金を持ってるんだから従えよ!」
と言われればしかないか… となる局面は結構あると思います。
それを支配者層はピラミッド構造により管理して行うわけです。
例:アメリカ>日本>●●省>大企業>その子会社>派遣社員
また話は変わりますが、ニクソンショックを境にお金は国が保障する支配力のかけらになりました。
ロープレ風に言えば「しはいのかけら」というかんじです。この国はこれだけ武力があり人口がいて資源を保有して他国に影響力があるからそいつが保障するわけだから信用してやるというわけです。
たとえば、日本銀行券は「武力の面ではアメリカが守ってくれていて、人口は世界的に見て比較的に裕福国民が1億人いたり、アメリカの国債を世界で2番目に保有しているから信用があるね!」とおもわれるわけです。現在世界最強の国はアメリカですからアメリカの発行する通貨がもっとも信用力がある、次にユーロも経済規模と人口ではアメリカを超えてますからユーロが信用力があるわけです。ただし、ユーロはまとまった軍事行動ができないのでその分信用力がなく経済規模だけでは勝っているのですが総合的にみてまだアメリカのドルが勝っています。
質問;1
ネット社会になって、効率化がさらに進むと金融派生商品というものが出てきます。
実体経済が100あるとしたら、それを雪だるまの芯のようにしてころがして1000とか1万とか言う単位の金額がやり取りできるわけです。FX取引とかをやったことがある人ならわかると思いますが、極論をいってしまえばあの原理です。
FXの例から説明しますと、100万円の金を保証金にして4億円の現金を取引する。取引相手にしてみれば確かに4億円をやり取りしてるわけですから、4億円はそこにアルわけですが。ポジションを持っている間は4億円があるが、無くなったとたんそれは100万円+αの金額に戻るわけなので、これらのやり取りが活発にされているときは世界にあるお金は7京とかいわれてたりしますが活発でなくなるといっきに数京円消滅と言ったかんじです。
質問2-1
「利子」お金を銀行に預けて利子が付いた場合、その利子分はどこから生まれますか?全世界のお金の総量はその時に増えますか?
いろんなところから生まれるわけですが、一般論ではそれを企業に貸して利息で儲かるからというわけですが、実際は先進国(特にアメリカ)の借金が分配されているだけです。企業が出す利益なんてどんなに多くても数兆というかんじで、たいしたことが無いです。お金のほとんどが、アメリカや日本などの経済的な大国の借金であり国が散財しているからこのようなことが成り立っているのです。 その証拠にアメリカの債務は1000兆ドル(約1京円)です。
質問2-2
株式の時価総額が変動する理論的根拠。
銀行とか金を集めて運用してる企業がこの世には5万とあります。
これらの企業は6兆の資本をもっていたら100兆円くらいまで運用したりしてますので影響力があります。
それらの団体が株式市場で運用する専門の企業に金を貸して運用してもらうわけですが、あがっているときはどんどんふえるので問題ないのですが、下がっているときは早く利益確定あるいは、損きりあるいは、空売りなどをして資金を増やすように銀行にせがまれます。
すると、株価が下がります。「時価総額は発行済み株数×株価」で算出されますのでさがるというのと
企業は株価をあてにして経営している部分が少なからずあるので負のスパイラルにおちてしまい落ちるというのがあります。
質問:3
現在の世界同時不況の対策は何がありますか?
まず、この問題を解決するに当たって特効薬をもちいるとものすごい副作用があるのです。
日本のバブルのように武力の裏づけがなく支配力の低い国が特効薬をつかうと、その負の部分を
自国経済で負担しないといけないので余計厳しいのです。
そんなことよりもアメリカはこの不況の負の部分を必ず日本に投げてきますからこれをどう処理するかが問題です。
副作用のない経済対策は遅効性のものです。
3-1
経済と言うのは人間の活動によって発生するわけですから、出生率を引き上げることが大事だと思います。出生率引き上げのために晩婚化ではなく早婚化政策をとるのがよいとおもわれます。
まあこのへんは、みんな貧乏になると子供など大事に育てる暇はなくなり、過保護から子供が解放されて自然と早婚化になるとおもいます。
16歳になったら徐々に子供を産みはじめるという昔の日本の常識をもう一度浸透させるか、それが今の倫理では許されないのなら、移民を受け入れるしかないのではないでしょうか?
3-2
これもアメリカにつぶされるでしょうが、国内のエネルギーや食料の自給率をもっと増やす方向に政策をむけるというのものです。黒潮発電、メタンハイドレート、バイオ燃料なと可能性があるものがいくつがありますが、すべてアメリカにつぶされる可能性が濃厚です。
エネルギー産業のような一次産業は前述した雪だるまの芯として非常強力なので見た目はたいした産業規模でなくても、付随してくる分野がものすごいおいしいのでそれを他国にやられると面白くないわけです。
参考資料
リーマンショック
http://lehmanshock.web.fc2.com/
メタンハイドレート
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