電子回路の全加算器や半加算器を発明した人や年代を教えてください。

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  • 終了:2009/10/06 03:15:03
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id:abee2 No.2

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ポイント35pt

シャノンが電気的な加算器について言及しているのは1940年の以下の論文だと思います。

A symbolic analysis of relay and switching circuits

この中に"Electric Adder to the Base Two"が登場します。

これに先行する文献が見つかればよいのですが、とある人からチャールズ・サンダース・パースについて調べることを勧められました。検索してみると、1886年に書かれた以下の手紙の中で電気回路で論理演算できる可能性に触れていました。

Letter, Peirce to A. Marquand, W 5:421–424

この中の図において直列と並列のスイッチによるANDとORが示されています。しかし、これにはNOTがなく、今日知られている半加算器を直接示したものではないので、これをして発明といえるかどうかは分かりません。

id:propella

核心に迫ってきましたね。この図に示されているのは、論理和と論理積という事だと思います。

いよいよ 1886 年から 1940 年の間に絞って良さそうに思います。

2009/10/03 17:15:20

その他の回答1件)

id:rsc96074 No.1

回答回数4505ベストアンサー獲得回数438

ポイント35pt

 クロード・シャノンじゃないでしょうか。

●クロード・シャノン

>1937年のマサチューセッツ工科大学での修士論文「継電器とスイッチ回路の記号論的解析」[1]において、電気回路でブール代数を扱うことができることを示した。シャノンはこの論文で、スイッチのオン・オフを記号論理の真・偽に対応させると、スイッチの直列接続はANDに、並列接続はORに対応することを示し、あらゆる論理演算がスイッチ回路で実行できることを証明した。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8...

http://en.wikipedia.org/wiki/Claude_Shannon

●History on Calculators and Computers by Tatsuo Minohara

>シャノン(Claud E. Shannon)による2進数加算(1937)

http://www.cuc.ac.jp/~minohara/lecture/ca/History/index.html

●#1変数を覗いてみよう 8

>歴史的には、19世紀半ばにイギリスのジョージ・ブール(George Boole)が、真を

1偽を0と表すことで論理学を代数学に焼き直します。記号論理学(形式論理学)の発

展期です。それから約100年後の20世紀になって、アメリカのクロード・シャノン

( C. E. Shannon)がこのブール代数をリレーを使ったスイッチ回路に応用します。

http://www.asahi-net.or.jp/~UC3K-YMD/Lesson/Section01/section01_...

※参考URL

●計算する機械の歴史とコンピュータの世界 2008/05/31 - Web情報の世紀

http://d.hatena.ne.jp/joakmm/20080519/1211197481

●クロード・シャノン コンピュータ偉人伝 ちえの和WEBページ

http://www.ijinden.com/_c_01/Claude_Elwood_Sh.html

id:propella

沢山リンクありがとうございます。シャノンかも知れませんね。

でも今のところ半加算器の発明者としてはっきり書いてあるのを見た事ありません。半加算器って結構大きな発明だと思うんだけど、そんな物なのかな。。。

2009/09/29 13:22:43
id:abee2 No.2

回答回数1ベストアンサー獲得回数1ここでベストアンサー

ポイント35pt

シャノンが電気的な加算器について言及しているのは1940年の以下の論文だと思います。

A symbolic analysis of relay and switching circuits

この中に"Electric Adder to the Base Two"が登場します。

これに先行する文献が見つかればよいのですが、とある人からチャールズ・サンダース・パースについて調べることを勧められました。検索してみると、1886年に書かれた以下の手紙の中で電気回路で論理演算できる可能性に触れていました。

Letter, Peirce to A. Marquand, W 5:421–424

この中の図において直列と並列のスイッチによるANDとORが示されています。しかし、これにはNOTがなく、今日知られている半加算器を直接示したものではないので、これをして発明といえるかどうかは分かりません。

id:propella

核心に迫ってきましたね。この図に示されているのは、論理和と論理積という事だと思います。

いよいよ 1886 年から 1940 年の間に絞って良さそうに思います。

2009/10/03 17:15:20
  • id:U-tan
    http://www.let.osaka-u.ac.jp/france/gallia/texte/40/40nagase.pdf
    電子回路でなし,自動機械式ですらなし,手動式ですがパスカルが1642年に構想,1645年に実際の計算機を制作したそうです.
  • id:propella
    コメントありがとうございます。これは面白い文章ですね。半加算器は二進法の計算器で、パスカルが発明した物とはちょっと意味合いが違うのですが大変参考になりました。
  • id:U-tan
    二進法は便利ですが,記数法は問題ではありません.パスカルのものは桁上がりを処理できる点で全加算器です.一桁のものは半加算器になります.
    >>
    Digital electronics are systems that represent signals as discrete levels, rather than as a continuous range. In most cases the number of states is two, and these states are represented by two voltage levels: one near to zero volts and one at a higher level depending on the supply voltage in use. These two levels are often represented as "Low" and "High."
    <<
    (http://en.wikipedia.org/wiki/Digital_circuitより)
    デジタルの意味は実は整数・離散量というほうに重きがあるのです.

    興味がある問題なのでgoogleで調べると,Wilhelm Schickardの1623年のものに当たりました.

  • id:U-tan
    日本語版のwikipediaの半加算器・全加算器の項はおおむね正しいのですが,加算器を,電子回路で二値回路のものに限定している点では間違っています.定義をそうするというのならしかたがないのですが.
    >>
    In electronics, an adder or summer is a digital circuit that performs addition of numbers. In modern computers adders reside in the arithmetic logic unit (ALU) where other operations are performed. Although adders can be constructed for many numerical representations, such as Binary-coded decimal or excess-3, the most common adders operate on binary numbers. In cases where two's complement or one's complement is being used to represent negative numbers, it is trivial to modify an adder into an adder-subtracter. Other signed number representations require a more complex adder.
    <<
    (http://en.wikipedia.org/wiki/Adder_%28electronics%29)より

    http://www.idsia.ch/~juergen/computerhistory.html
    がとてもよくまとまっています.
  • id:U-tan
    http://www.sophia-it.com/content/%E5%8A%A0%E7%AE%97%E5%99%A8
    留保がある分こちらのほうが加算器・半加算器の定義としてよいと僕はおもいます.二進数・二値回路が採用されたのは技術的な問題で,理論的には記数法は問題でないからです.加算器はWilhelm Schickardが1623年につくったものが最初で,十進法の手動機械式のものだったのでしょう.


    電子回路では,1937年のGeorge R. Stibitzの半加算器でしょうか.http://trillian.randomstuff.org.uk/~stephen/history/timeline.html・http://en.wikipedia.org/wiki/George_Stibitz

    電気現象自体そんなに古くから物理学的に解明されてきたわけでないというのが下のサイトから実感させられます.
    http://cafe.mis.ous.ac.jp/sawami/history01.htm

    >>
    According to Atanasoff, several operative principles of the Atanasoff–Berry Computer (ABC) were conceived by the professor in a flash of insight during the winter of 1937–1938 after a drive to Rock Island, Illinois. With a grant of $650 received in September 1939 and the assistance of his graduate student Clifford Berry, the ABC was prototyped by November of that year.
    <<
    (http://en.wikipedia.org/wiki/John_Vincent_Atanasoffより)なかなか高速な演算もできたようです.

    http://www.sanjaya.esmartstudent.com/1650-1945.htmもまとまっています.
  • id:propella
    失礼しました。二進以外でも半加算器や全加算器という言葉を使うとは知りませんでした。沢山のリンクもありがとうございます。特に電子式、機械式に関わらずブール代数を使った加算器に興味があったのですが、頂いたリンクの中から探してみます。

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