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《船長の日誌》
私は、数百人の部下とともに大型の円盤型宇宙船で宇宙空間を旅していたが、
ある時宇宙船の故障のため、不幸にも巨人が居住する惑星に不時着してしまった。
巨人は我々よりもはるかに巨大であり、しかも肉食性であった。
円盤は巨人数人に取り囲まれ、天蓋が無理やり外された。彼らは四方から怯える我々をじっとみつめた。
そのうち、彼らの一人が、我々の部下の一人を指でつまみ上げ、そのまま口に放り込んだのだ。
そうすると、他の巨人達も次々と我々の仲間をひょいひょいとつまみあげ、うまそうに食べ始めたのだ。
我々の緊張は極限に達したが、どうにもならなかった。
ただただ、一人また一人と彼らに食われるのを待ち、また黙って見るしかなかったのだ。
そして、部下は全員彼らに食われ、ついに私が最後の一人となったのだ。
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この後、どうなりますか。
※20回答。
宇宙船の故障は数百人の部下の重みによるものだった。最後の抵抗で離陸操作を行ったところ軽くなった宇宙船は飛び立ち、逃げることが出来た。天蓋は壊されたものの かろうじて運行は可能で、私は他の惑星に無事着陸し 今この日誌を書いている。
(日誌が残っているってことは、船長である「私」が生き残った証拠)
とりあえず、あなたは安心していいでしょう。
巨人たちに食べられてしまうことはありません。
勿論、巨人たちはみんなあなたのことを食べたいと思っています。
でも、最後の1個(1人)となってしまったあなたは
彼らにとっての遠慮の塊りなのです。
あなたを食べたいけれど、
もし最後の一個となったあなたを食べてしまったことによって、
仲間からいやしいヤツと思われるのは困るのです。
だから、あなたは食べられてしまうことはありません。
ただ、それが幸せなのかどうかはわかりません。
宇宙船も壊れた今、帰ることもできず、
ずっと彼らの目にさらされた生活をおくることになるでしょう。
遠慮の塊り!
私をつまみあげた巨人は「製造日の古い賞味期限切れが混じってる」とポツリともらして私を放り投げ、どこかに連絡したようだ。
次の日もう一台の不時着宇宙船をいそいそと開けにかかる巨人の姿があった。
一体何隻あるんだ。>この星
巨人たちは船長を見たが、興味が無さそうに立ち去っていった。
何故なら、船長はその舟の中で唯一”水と二酸化炭素の光合成”
によって生きる植物系の種族だったのだ。
野菜も食べないとだめだぞー
《船長の日誌》
という題ですから、生き残ったんでしょう。
巨人の子供が、最後を一人を飼いたいと言って、家に連れて帰る。
そして巨人の玩具の部品が、宇宙船の修理に使えたんじゃないですか。
(話が出来すぎだが・・・)
宇宙船の修理が終わると、子供も一緒に行きたいと言い出した。
実は、この子供は別の宇宙船でこの星に辿り着いた異星人だったのだ。
…なんかルーカスの映画にこんなのがあったような。
宇宙船の天井をはがされた時点で宇宙船内の空気は失われた。
酸欠に陥りすべての乗組員の命は失われた。
肉体を抜けた出したそれぞれの魂はおびえても何もできない状態に。
逃げることもできないので結果的に、食べられてしまったが幽霊となりこの日記を書くにいたったのである。
なんてどうでしょう。
幽霊はある日気付いた:光の速度を越えて移動できる事に!
そして母星のはるか上空で巨大な胎(以下略
♪ツアルトゥストゥラはかく語りき
私は思いきって、彼等に問いかけた。
もちろん、船の拡声装置を最大音量で使って。
「美味しいですか?」
すると、彼等は少しだけ動きを止めた。
一人が言った。
「あまり美味くない。」
私は問うた。
「じゃあ、もっと美味しい食べ物は無いんですか?」
この辺りになると、私は興奮して真っ赤な顔をしていたと思う。
その私を見て、彼等の一人が言った。
「おまえは美味い食べ物を持っているのか?」
私は答えた。
「ええ。持っています。けれどもここにはありません。」
彼等は答えた。
「じゃあ、スグに持ってこい。」
わたしは答えた。
「持って来たくても、円盤が壊されてしまったので持ってこれません。」
彼等は答えた。
「もう、おまえ一人しか残っていない。これでは腹の足しにならない。」
「おまえの円盤を修理してやるから、食い物をもっとたくさん持ってこい。」
私は答えた。
「ええ。円盤が治り次第、スグに。」
こうして私は円盤を修理する材料を手に入れた。
彼等は驚くほど我慢強かった。それとも私一人を食う順番でもめていたのかもしれない。
円盤の修理には数ヶ月を要した。
彼等には故郷に帰ってスグに要求された食物を送り届けた。
衛星軌道からカプセルで投下して、地上には無事に到着した。
そう。私は彼等と正式な契約を交わしたのだ。
ただし、カプセルは重力制御しないで投下された。
何故ならば、そこまでは契約内容に含まれていなかったから。
私としても契約外の予算を使う義理はなかった。
着陸予定地では大勢の巨人が待っていたらしい。
彼等の何割かは着陸時の衝撃で消滅したらしいが、私は契約を遂行した。
以上の答弁により、私が意趣返しに爆弾を仕込むほど非道な男ではないと理解してもらえたと思う。
私が、何故、契約違反で告訴されたのか見当が付かない。
着陸装置までは契約内容に含まれていなかったのだ。
謎が解けなかったのでマジレスで小説仕立てにしてみました。
面白くなかったかな?
「何故ぇ~?
美味くなかったからに決まってるじゃないか!」
私は彼らの巨大な指につままれることを覚悟し目を瞑った。
ところが、一向にその気配がない。
おそるおそる目を開いて見てみると、巨人達はそれぞれ顔を見合わせているだけだった。
そして私には誰も手を出そうとしない。
彼らはお互いに遠慮しあっているようだった。皿に残った最後の1つということなのだろうか。
そのうち遠くから大声が聞こえると、結局巨人達は私と宇宙船を捨て置いていってしまった。
その後私は円盤型宇宙船に搭載してあった数人乗りの非常用ロケットに乗り込み、星を脱出した。
これから冷凍睡眠に入り救助を待つ。
星の位置から考えて、救助が到着するまでそう長くはないだろうと信じている。
「こら、拾い食いなんかするんじゃない!」
「は~い」(複数)
…そんな声だったような気がする(船長談)
船長の日誌
ふと気付くと部下が私を看病していた。私もあの巨人に食われたらしい。なぜか変な家の中に横になっていた。
「気がつかれましたか。船長」
一番信頼している副船長だった。
「ここはどこだ?」
不安になって聞くと副船長は不安そうに
「ここはあの巨人の胃の中です。他の部下も無事です。」
私は安堵したが次の副船長の言葉に不安になった。
「見たときのない生物が変わったことをしています。」
数日後、なんとか起き上がれるようになり副船長の肩を借りて家の外に出た。
そこは緑が広がり、文明こそないが平和そうだった。様々な生物や他の部下たちが共存してひもをひっぱたり、何かを叩いていた。
「ここはなんだ?」
と言語学者でもある副船長に聞いてみた。私が寝ている間に様々な生物と交流していたらしい。
「ここはあの巨人の胃の中です。住居の材料となる木々も食べ物もありますし、とりあえず暮らしていけるようです。」
安心したが、不安になった。
あの生物たちや他の部下ははなにをしているのだ?そしていつこの巨人の中から出られるのだ?
再び不安な表情をした私を見て副船長は続けてた。
「あの生物たちはこの巨人を生かすために食べ物の消化を助けたり、排泄物を外に出したりしているようです。」
「どうやったら出られる?」
副船長は答えた。
「排泄物と一緒に出ていった生物もいるようです。数人の部下も出て行こうとしました。しかしその後どうなったかわかりません」
なんてことだ。この巨人を生かすために一生働かねばならないらしい。しかもこの巨人の寿命が先か我々の寿命が先か分からない。
平和だが、他の生物たちとこの巨人の胃の中で生きていかねばならないらしい。
生きているのが幸運だったのか不幸だったのか・・・・。
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久しぶりに創作してみました。
ここまで書いて気がつきましたが、「謎解き」だったんですね。
謎がどこにあるかわかりません。
しかしもったいないので回答させていただきます。
「そうだ、胡椒をまいてみよう。大きなくしゃみで外に出られるかもしれない。」
「ピノキオ、くしゃみをしても、胃の中のものは外に出ないんだよ…。」
相当ころころに太っていたにちがいない。>部下(複数)