日本の手描きアニメ制作における制作会社の費用（受注額でも可）と、各工程のコストの内訳を教えて下さい。

　ざっくりした話で恐縮ですが……。

　テレビ放映用アニメ１本で300万と聞いた事がありますが、これは実製作費用ではなく製作プロダクションが放送局へ納入する時の単価です。（申し訳ないのですが番組名は明かせません。多分joesさんもよくご存知の番組です）

　実際の制作費はおおよそもっとかかっているかと思います。

http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-206.html

２chのVIPのまとめサイトさん（働くモノニュースさん）ですが、私が聞き及んでいる話と大体合致しますので間違いないかと思います。

　以下は『テレビアニメを作る　－アニメーション制作工程－』（財団法人　画像情報教育振興協会・著　1992年発行）からの引用です。

　アニメの製作工程は、

　　　　　　　|－音響－音楽－効果－台詞（アフレコ）－ミキシング－－－－－－－－－｜

　企画－脚本－設定－絵コンテ－レイアウト－原画－動画－トレス－彩色－検査－撮影－編集－ダビング－完成

　　　　　　　　　|－背景デザイン－背景原図－作画－－－－－－－－－－－－｜　

から成り立っています。現在ではトレスがスキャンとなり、これ以下がコンピュータ上での処理になっているかと思います。

　で、制作予算がありまして、30分アニメ一本（セル3500枚使用）の制作予算として総額が800万の見積もりが乗っています。

　内訳としては制作管理費等55万、企画・原作使用量で16万、脚本10万、絵コンテ4万、キャラ設定から動画までで180万、トレス・配色で100万、美術で70万、仕上げ・検査で10万、撮影50万、編集75万、音響等で40万、材料・雑費等で175万が計上されてます。

　現在ですと、色々叩かれてるんだろうなぁ、と。