1.
テレ朝の報道STATION等の報道番組では生映像をこのサブ(副調整室)から東京タワーに電波を飛ばしてるのですか?それともマスター(主調整室)に一度送り、そこの担当者がその作業をするのですか?
2.
録画映像はこのサブで再生・切り替えしてるかと思いますが、サブに再生機器があって、そこにテープを入れて再生ボタンを押しておき、スイッチャーがよきタイミングで切り替えてるという解釈でいいのですか?
3.
放送事故では「しばらくお待ち下さい」のテロップが爽やかな背景とともに出ますが、(「ちょい待ち」と呼ばれるそうですね)生放送の場合、あれはマスターから放出するのですか?それともサブからですか?また、それは誰の判断で行うのですか?
4.
「ちょい待ち」以外にもカラーバーが出るときがありますが(参考:http://www.nicovideo.jp/watch/sm6329876)、これは「ちょい待ち」が出るまでの繋ぎと解釈していいのですか?また生放送の場合、このカラーバーはサブからスイッチャーの判断で
出してるという解釈でいいのですか?
1.サブからの映像をマスターに送り、マスターから送信所へ伝送しています。作業をするのはAPC/APS(自動番組送出装置)と呼ばれるシステムが制御していますので、人的作業はありません。
2.今は0秒スタートと言って頭出しされた状態で待機しており、ディレクターなどがVTRのスタートボタンを押すとほぼ同時にスイッチャーが切り替えています。昔は3秒前スタートだったので、VTRがスタートしてから3秒後にスイッチャーが切り替えていました。
3.マスターからマスターディレクター(技術担当者)が判断してチョイ待ちを出しています。
4.参考映像のカラーバーはNTTのカラーバーですので、回線が切れたのだと思います。異常な状態ですので、マスターディレクターが判断してチョイ待ちを出します。従って、繋ぎというものではありません。サブは一切絡んでおりません。
以上、元テレビマンからの回答でした。
御理解頂けましたでしょうか?
丁寧かつ詳細なご回答、ありがとうございます。
大変よく理解できました。
私も以前テレビ業界に居たのですが、報道とは縁遠い業務でしたので興味があったのです。とても助かりました。
今は大分機械化が進んでいるのですね。
スイッチャーが一切絡まないというのは意外でした。
下記リンクに追加質問があるのですが、
もしよろしければご回答願えればと思います。
http://q.hatena.ne.jp/1258574113
誠にありがとうございました。