で話題になっているように、
なぜ、介護職は安月給なのでしょうか??
似ているように見える看護や医療の職との賃金の差は
具体的には、どこから発生するのでしょうか。。(ex 制度、点数)
教えて頂きたいです。
他業種より短い勤続年数
厚生労働省の介護サービス施設・事業所調査(2007年10月現在)で、ホームヘルパー(1級、2級、3級)に従事する人は28万2812人、介護福祉士は6万8875人だ。さらに、同省の賃金構造基本統計調査(08年)によると、全産業の平均と比較し、介護職員は所定内賃金(労働契約で定められた時間内の基本給と諸手当)が低く、勤続年数も短い【表参照】。
公明党の推進で4月から介護報酬が3%上乗せされ、10月には介護職員処遇改善交付金の創設で、給与面の改善が動きだしたが、他業種と比べ低すぎる給料に、現場では「実感がない」との声も聞かれる。
給与が低すぎるから勤続年数が短い、ということですが、
その給与が安いのはなぜかを聞きたいです。
有難うございます。
介護職の給料について
介護職の給料は基本的に高くはないです。私は生活相談員として以前デイサービスで働いていましたが、本当に薄給でした。
私と一緒に働いていた介護ヘルパーの人ももっと低かったと思います。
働く施設などによって多少、介護職の給料も違ってはきますが、どの職場もそう違いはないように思います。
なぜなら介護職の給料は基本的に介護保険に定められている介護報酬から成り立っていますから、介護報酬が下がれば当然施設の運営費も減るわけです。
介護報酬が点数化されているので、予想以上に利益が出るということは考えにくいでしょう。
介護職の給料が安ければ当然人手不足になります。そうなれば高齢化社会の時代に多くの人が困ってしまいます。
最近では介護職の給料を上げようとする動きもあるようですが、なんといっても国が借金まみれな状況ですので、なんとも言えませんね。
中にはケアマネを目指したり、ヘルパーから介護福祉士を目指す方もいるようですが、介護福祉士といってもヘルパーよりちょっとだけ給料が良くなるだけです。
今後はもっと介護職の給料が上がるようにもっと、介護職員も声を上げてもいいと思います。誰にでもできると勘違いされている部分も多いだろうし、社会的役割の大きい職種であるという認知をもっと高めることも必要だろうと思います。
>なぜなら介護職の給料は基本的に介護保険に定められている介護報酬から成り立っています
ということは、
もともとの介護報酬の財源と
医療・看護の診療報酬の財源に差がある、ということなんですかね。
有難うございます!
介護職の給料の低さについては何度もエントリをあげましたが
時給も低いのですが、それに付帯する様々り湯もあります。
第1に、管理職に残業代がつかないことです。
これはその職場でのクラスアップで給料が増えるどころか減ってしまうことも意味します。センター長などは毎日相当数の残業をしているのに、手取りは20万ちょっと言うのが現状です。これでは、一生懸命仕事をして認めてもらおうという意識も下がり、離職率も跳ね上がる、と言うわけです。
第2に、待機時間の長さです。
訪問介護では、決まった時間に訪問するわけですから、その前後によっては移動時間、空き時間が出来てしまいます。この移動時間、空き時間では当然介護報酬が出ないため、民間の介護会社は、これを時給換算するのを嫌がります。コムスンもそうだったという話です。
労働基準局はこれに通達を出して、時給換算するように指導していますが、
まだ全てがそのようにはなっていません。
会社側も長時間拘束を嫌うあまり、不規則な労働時間を設定するなどしています。突然午前中を空けられても、他のバイトを入れるというわけにもいかず、収入に結びつけることが出来ないのです。
第3にお客の側にもボランティアの意識が強すぎるというのもあります。
本来の用事以外のことを頼むと、ちょっとしたことではなかなか請求できないと言うのがあるそうです。
例えば、お話し相手になってあげるだけではその分の費用を請求しづらいと言います。(話し相手の欲しい高齢者は長話をするものです)
それを別のサービスの名目で介護報酬を得ていたのがコムスンでしたが、
今後はそれも出来なくなると言うわけです。
>この移動時間、空き時間では当然介護報酬が出ないため
>例えば、お話し相手になってあげるだけではその分の費用を請求しづらい
どちらの場合も、拘束時間が労働賃金とカウントされない、そう見なされないのが
問題なんですね。
>それを別のサービスの名目で介護報酬を得ていたのがコムスンでしたが
ある意味、それを上手くマネタイズできていたのがコムスンだったんですかね。
コムスンの組織問題は別として。
1.医者と違ってだれでもホームヘルパーになれる->人材が余ってる
2.人材派遣会社ののりで介護事業をやっており、中間マージンが実はいっぱい取られている
儲かってないという経営者はいるが、うそをついている。
>中間マージンが実はいっぱい取られている
>儲かってないという経営者はいるが、
おっしゃるとおり、上手くやってる経営者もいると思います。
確かに、医療・看護は素人にはとてもできないと思える技術があると思います。
介護も同じように技術はあると思うのですが、
それを認知させる術が低いんですかね。
もう少しPRしないといけないかもしれないですね。
>賃金が階層化されてるため、コストが抑えられるから。
これはもう少し詳しく知りたいですね。
階層化すると、コストが抑制されるんですか!?
一応、思いつくところでは介護業界でも
社会福祉士、介護福祉士、ケアマネ、ヘルパー2級、と資格はあるのですが
階層化がはっきりとはなされていない気もします。
国の介護報酬が低いからです、給与(介護報酬)を上げてしまうと応益負担なので利用料も上がってしまいます
介護施設等はコンスタントに新設されているように見受けられるので、 それなりに収益は見込めるから新設するのだと思うのですが、
→設置には様々な理由があると思うのですが、設置基準をを満たせば国から補助金が出ること。
設置主体者が病院などの法人グループであれば、療養型の長期入院では報酬が低くなるため、患者の容体が良くなれば介護施設等に回し悪くなれば入院させ、悪い言い方ですがたらい回しにする。
純粋にサービスを増やすため、という事が考えられます。
どちらにしろ大きくして、色々な事業をしたり、加算(微々たるものですが)を付けてもらえるようにいかなければ立ち行かないという事です。自転車操業みたいなものです。
>国の介護報酬が低いからです、給与(介護報酬)を上げてしまうと応益負担なので利用料も上がってしまいます
あえて逆発想をしてみる、ってことは国はできないんですかね。
サービス料を思いっきり上げてみる。
そうすると、ちょうど介護世代でストックされているマネーが流れて、
回りまわって、若い介護職員の給与として反映されるのではないかと個人的には思います。
もちろんお金の苦しい方もいらっしゃると思いますが、
介護世代は全体でみると相当のストックのある世代なんですよね。。。
>日本医師会、日本看護協会のような政治力のある職能団体がない
以外とこういったことも関係あるのかもしれないですね!
有難うございます。