THEME:「初夢」「小正月に」「今年の通年サプリ」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつSEASONバージョン。四季の暮らしや衣食住のこと、新しいシーズンライフ…。毎回のテーマに沿って、毎日を元気にする暮らしのサプリをその思いや由来とともにメッセージ下さいね。
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿下さいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とサプリ例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20100106
プレゼント変更ご案内
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080729
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は1月12日(火)正午で終了させて頂きます。
自然の音。
風の音。
雨の音。
足跡音。
色んな音がありますね。
紅白でも似たようなキーワードを掲げていますが、あちらはどちらかというと、歌が人を癒したり励ましたりするという意味の力。momokuri3さんが言う歌の力は、歌そのものが持っている生命力、みたいなものなんですね。
私も、特に童謡や唱歌と呼ばれるような歌に、とても強く惹かれるんです。近ごろではそういった歌を「抒情歌」のカテゴリに入れて語る人が多いようですが、本来の抒情歌は抒情詩の派生語で、作者の主観的な感情を表現した歌、という意味。本来の童謡や唱歌には、それとは全く違う力が脈打っているんです。
聞くだけじゃ、そういう歌の力に、なかなか気付けませんよね。実際に歌ってみて、はじめて「お!!この歌は!!」って気付くんです。どうかどんどん歌ってください。こういう「音の楽しみ方」は素晴らしいと思います。
それにしても、メロディからコードが探せるなんてすごいですよ。これはかなりの才能だと誇っていいと思います。よくあるコード付きの歌詞集なんかは、けっこういい加減なコードが付いていることが多いですから、自分でコードが拾えないと、本当の歌の力には気付けないまま終わってしまうことが多いと思います。この才能を存分に生かして、たくさんの「遺伝子に響く歌」を集めていってください。
そのライブラリを元に、いつか「イエはてなpresents “LIVE!! 地球とマチへの賛歌”」なんてイベントが出来たら素敵だと思いませんか。2010年は、そういう“Message Together!計画”のための力も蓄えていきましょう。ね、ハザマさん!!
私はオーディオと音楽が好きで、そういう点では今までもずっと音を楽しんできましたが、最近ちょっと違った音の世界の楽しみにも目覚めてきました。
まず秋の連休を利用して行ってきた「お実見ツアー」で体験した自然の音の数々。
http://q.hatena.ne.jp/1253163055/234159/#i234159
山々に響く鳥の声。風にそよぐ葉擦れの音。時には軽やかに。そして時には辺り一面を覆い尽くすようにダイナミックに。
湧き水の音も聞きました。横の木の枝には「一献進ぜよう」と書かれた札とともにコップが掛かっていました。一口いただいてみました。ゴクリと喉を通る水の音も爽やかでした。
今年はそういう自然の音を、たくさん楽しんでみたいと思っています。もちろんそれは、ハイキングや旅行などの特別な時に限りません。コンクリートの割れ目にさえも自然の草が生えてくるように、きっと都会の中にも様々な自然の音が隠されているに違いないですから、そういう音を探しながら季節を発見していく散歩などもたくさん楽しんでみたいと思います。
あるいは暮らしの中でも、雨だれの音や、火鉢にかかったヤカンがシュンシュンと湯気を吹く音、お鍋のスープがコトコトいう音などは、人工物から響く音であっても、自然のとてもシンプルな物理現象から生まれる「地球の音」の一部だと思うんです。そういう音を楽しむ暮らし。たとえば今の季節なら、外は電線を振るわせる木枯らしの音。でもイエの中ではほんわかとした温かさを伴って聞こえてくるお湯の沸く音。お茶を淹れると立ち上る緑の香り。外では全て葉を落とした街路樹の枝に北風がひゅう。そんな時、思わず「俺の五感ありがとう」みたいな、なんともいえない幸せ感が湧き上がってきます。季節とイエが、自分が、一体化しているみたいな…。そういう感動がたっぷり味わえるライフスタイルを色々工夫して、それを日々のサプリに加えていきたい、なんて思っている所です。
それから、去年生まれて初めて手にしたギター。これも新しい音の世界を開いてくれました。
少しコードを覚えてなんとなく弾き語りができるようになったので、今の時点で歌えそうな歌を片っ端から歌ってみました。まだ知っているコードが少ないので、複雑な歌は歌えません。今の時点で歌えるのは、たとえばウディ・ガスリー、ピート・シーガーといったアメリカンフォークの草分けの人たちの曲や、その影響を受けて日本で歌い始めた人たちが集まって行われた「フォークジャンボリー」などのライブアルバムに収められているような曲です。この当時の音楽はとてもシンプルなので、コードを10個くらい知っていればたいてい弾けるのがいいところ。
1970年全日本フォーク・ジャンボリー1
1971年全日本フォークジャンボリー2
弾いているうちにメロディとコードの関係もわかってきて、CとかAmなどと書かれた物を見なくても自分でコードが探せるようになってきたので、日本の古い曲にも色々挑戦してみました。「あした浜辺をさまよえば」の「浜辺(林古渓作詞・成田為三作曲)」とか、「春は名のみの風の寒さや」の「早春賦(吉丸一昌作詞・中田章作曲)」とか。
そんな歌を口ずさんでいるうちに、なんとなく「歌の力」みたいなものがわかってきた気がするんです。今までこういう歌は過去の歌、昔を懐かしんで歌う歌というふうに受けとめていました。でも自分で歌ってみるとわかります。こういう長く歌い継がれてきた歌には、私たちの遺伝子に響く何かがあるんです。だから何世代にも渡って、失われることなく伝えられてきたに違いありません。それが歌の命。歌の持つ生命力。そうした「歌の力」をたくさん発見していきたいというのも、今年やってみたいことの一つです。
今年の元旦の「弾き初め」から、歌ってみて自分の遺伝子に響いた歌を、一曲ずつA4の紙に歌詞カードのように書き出しています。それを30穴パンチでバインダーに綴じられるようにして貯めていきます。一年で何曲、何ページ貯まるでしょうか。こういう「音の楽しみ方」もライフワークになっていきそうな予感の2010年の幕開けです。