1262753640 【イエはてな】“リブ・ラブ・サプリ~SEASON” #046


THEME:「初夢」「小正月に」「今年の通年サプリ」

「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつSEASONバージョン。四季の暮らしや衣食住のこと、新しいシーズンライフ…。毎回のテーマに沿って、毎日を元気にする暮らしのサプリをその思いや由来とともにメッセージ下さいね。
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!

*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿下さいね!

「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731

テーマ詳細とサプリ例
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プレゼント変更ご案内
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080729


※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は1月12日(火)正午で終了させて頂きます。

回答の条件
  • 1人10回まで
  • 5000 ptで終了
  • 登録:
  • 終了:2010/01/12 12:25:51
※ 有料アンケート・ポイント付き質問機能は2023年2月28日に終了しました。

回答207件)

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質素な暮らしの中にある豊かさ探し Lady_Cinnamon2010/01/12 09:57:05ポイント2pt

 今年の通年サプリは「質素な暮らしの中にある豊かさ」探しです。まだ衣食住すべてにおいて、何をやろうか・・・というのは具体的に決まっているわけではありません。ただ意識して、自然体の中で見つけていきたい豊かさであり幸せです。

 

 今年一番の「質素な中にある豊かさ」は、サプリ本1月1日にも掲載されているTomCatさんの「元旦にいただく、新春の膳:大根汁」でした。

 

 >http://q.hatena.ne.jp/1166160369/61691/#i61691

 

 

 

 大根を水から茹でていって、塩だけで味付けするというシンプルなお膳。コトコトと茹でていくと、大根が透き通り、艶も出て味見をすると自然な甘みが出てきます。あとは塩で味付けしただけ。大根の甘みと塩の絶妙のバランスで、母曰く「畑の潮汁のようね」とのこと。このお膳だけでもありがたいお正月の気分を味わえました。

 

 また大根繋がりですと、休日に読み返していた小説からこんなシーンを見つけました。

 

台所から根深汁のにおいがただよってきている。このところ朝も夕も、根深汁に大根の漬物だけで食事をしながら彼は暮らしていた。

若者の名を、秋山大治郎という。

剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)

剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)

  • 作者: 池波 正太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

 池波正太郎 『剣客商売』「女武芸者」より

 

 根深汁とは一般的に深谷ねぎなどの白ねぎを使ったお味噌汁。我が家でも父が好きで、ねぎとお味噌だけで頂きます。池波さんの描かれた根深汁と大根の漬物だけの食事。しかも朝と夕方のみの生活ですが、質素で決して豪勢ではない中にも、どこかしら味わい深い風景が漂い、身心の上で十分豊かな感じを覚えます。これも、質素な暮らしの中にある豊かさの一つだと、私は思いました。

 

 1月12日現在では、食に関するテーマでしか質素な暮らしの豊かさを見つけられていませんが、この一年を通して、じっくりと衣食住にまつわるテーマで、まず「質素な暮らしとは」を考えていきたいです。

 

 「衣」なら古着のリユースや家族間でのシェアリング、「住」なら窓や壁と言ったパーツの事もテーマになりますが、暮らしの場として寝室や和室やダイニングなどの使い方もテーマになると考えています。これらは、またイエはてなに参加していくうちに、様々なお題が出るでしょうから、その時々に考えていってもいいなと焦らずに、「質素な暮らし」作りをしていき、その中から豊かさを味わえていけば良いのだろう、そういう一年にしていこうと考えています。

 

質素から生まれてくる豊かさ TomCat2010/01/12 11:20:16ポイント1pt

わが家伝統の元旦初の膳、大根汁は、まさに年頭に当たってその質素質朴の中にある豊かさを再確認していくものなんですが、Lady_Cinnamonさんがやってくださった大根汁の紹介を見て、そこに現れているLady_Cinnamonさんらしいオリジナリティに感動を覚えました。

 

朱塗りのお椀に輪切りの大根。鮮やかな紅白の彩りが本当に祝いの膳にぴったりな風情を漂わせています。また輪切りの丸い形が、円満な暮らしへの願いを象徴しているようでもありますよね。この盛り付けのオリジナリティで、ただの大根の水煮が、お客様にお出ししてもおかしくない上品な料理に大出世。ここにすごい価値のプラス、豊かさの創出が現れています。

 

こうした創意の発揮で、素朴な素材に素晴らしい価値が加わっていく。これこそ「質素な中にある豊かさ」の発現だと思うんです。質素に暮らすを英語で言えば「live a simple life」。対象がシンプルだからこそ、そこに加えていく創意工夫が際だっていく。それをLady_Cinnamonさんの大根汁は、見事に現して見せてくれました。

 

また、質素は日本の美意識の伝統、「侘」の本質でもありますが、以前私は岡倉天心がその著書「The Book of Tea(茶の本)」の中で、侘を英語で“imperfect”(不完全なるもの)と表現していると書いたことがありました。

 

お金さえ出せば何でも事足りるのが現代の暮らしですが、そこで“imperfect”。何かひとつわざと欠いて、それを創意工夫で補ってみるといった試みも、質素の中から豊かさを見いだしていく素敵な実験になっていくと思います。

 

全てをお仕着せの市販品でまかなっていた生活の中に、物に頼らず自分らしさを表現していける隙間をちょっと空けてみる。これは以前ハザマさんがおっしゃっていた「美し」は「空」+「奇し」、美しいもの、新しいものを呼ぶために本棚も頭の中もちょっと隙間を空けておく、といった考えに通じますよね。

 

こんなふうにして一年を過ごしていったら、どんなに自分らしい豊かさが築けていけることでしょう。今年はぜひみんなで「質素な暮らしの中にある豊かさ探し」をしてみましょうよ。そしてその成果をいわしで披露し合うんです。質素の中にある豊かさは、毎回提示されるどのテーマからも探せると思います。今年のイエはてなも面白くなりそうです!!

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