卵、ここでは鶏とします。
この卵が死ぬ (?) のはどの段階での事なのでしょうか?
極端な話、スーパーに売っている卵を再び親鶏に戻したとしても、その卵はかえりませんよね。
逆に、5 分間だけ親鶏から離して戻した位であればまだ平気だと思います。
そもそも卵の死とは何がどうなった状態なのかが分かりません。
まだかえる可能性のある段階の卵と、死んでしまった卵とでは何がどう違っているのでしょう?
(これも疑問なので、下記についてだけの回答でも構いません)
そういった鳥類などとは違い、昆虫などの卵は何年経ってもそこから昆虫が誕生するものですか?
http://homepage3.nifty.com/takakis2/huranki.htm
転卵しないと成長が止まるそうです。温度、転卵とも丸一日ほっとくとダメでしょうね。
http://homepage3.nifty.com/takakis2/hukasyou.htm
卵殻の割れによる中身の漏れ出しなどもやはり成長が止まる要素のようです。肺呼吸できるまでに育っているならともかく、最初は水分がないと呼吸ができないのです。
また、割れがあると、細菌汚染による腐敗も考えられます。
虫の卵も、かちかちにひからびたようなのは孵りません。生きている卵は呼吸しますが、ほっておきすぎては呼吸で水分を喪ったことにより死ぬのでしょうね。
ただ、クマムシなどの不思議な生態を持つ虫がいます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%A9%E6%AD%A9%E5%8B%95%E7%89%A...
120年前のクマムシが水をかけたら蘇生したそうです。
死んだ状態とは生命現象(代謝とか増殖とか刺激に対する反応とか)が無くなった状態
「生と死」の定義についての回答
http://okwave.jp/qa/q5504221.html
ちなみにスーパーで売っているタマゴは無精卵なので
生まれたてを温めてもふ化しませんよ
耐久性のところに耐久卵のことが少し出ています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B5
ツボワムシ(淡水ワムシ)の卵は5℃で最長1年以上の保存が可能です。
> スーパーで売っているタマゴは無精卵なので
なるほど、これは言われてみると確かにそうですね。
スーパーの卵を暖めてかえったら楽しそうなどと思ったりもするのですが (子供の自由研究などに良さそう)、
これは至極真っ当なお話であると思います。
子供の頃に地面に卵を埋めておくとピータンになるというのを聞いて、
花壇に鶏の卵を埋めてそれを作ろうとした事があります。
…今から考えるとかなり無茶ですね、無理すぎます(笑)
ただ、売っているもやしを植えたら花が咲くまで成長したのには驚きました。黄色い花でした。
耐久卵という言葉は初めて知りました。ほえー。
ミジンコやアルテミア、カブトエビなどは耐久卵という特殊な卵を持ち、これは乾燥しても休眠状態を維持する。
何だか色々面白いお話を聞けて嬉しく思います(^-^)
無精卵はもちろんどうやっても雛が生まれることはありませんが、
有精卵なら親鶏でも保育器でも、条件さえ揃えば自宅でも孵りますよ。
ちなみに、無精卵として普通に売っている卵でも、そこそこの確率で有精卵が混ざっていることがあります。
鶏卵は滅多に無いですが、ウズラの卵なんかはかなり確率高めです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011844...
そっち系の大学なんかでは市販のウズラの卵を買ってきて研究室の保育器で孵化させるというのが割とメジャーな話だったりします。
http://portal.nifty.com/2009/02/19/c/
こちらが実際にやってみたサイトです。
有精卵なら親鶏でも保育器でも、条件さえ揃えば自宅でも孵りますよ。
そういうものなのですか!?
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頂いたリンクにあるこちらの方、可愛いです~。
> スーパーで売っているうずらの卵、有精卵が混じっていることはありますか?
この時点だけを見るならば私と同じ様なお話なのですが、
↓
> 現在、愛知県の幸福うずら産業の卵と、塩野谷養鶉場の卵を温めています。
って、(この質問をされた時には) 既に実行中だったという所が(笑)
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うずらさん、鳥としてしっかり誕生していますね~。すごいです!
80 個から 3 個をかえす事に成功したという事は、
有精卵ならばスーパーに売っているものからもいける可能性があると…。
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「条件を揃える」というのもなかなかにして難しい様ですが、
揃えればかえってしまう事もあるならば、スーパーに売られているものも、
今回のお話からすると「まだ死んではいない可能性もそれなりにある」のですね。
なるほど~。
>昆虫などの卵は何年経ってもそこから昆虫が誕生するものですか?
昆虫の中にも卵で越冬するものがあって,例えばカイコは休眠卵の状態で越冬しますね
カイコの卵にはすぐに孵化する非休眠卵と産卵した翌年の春に孵化する休眠卵があります
>カイコの産卵
http://www3.famille.ne.jp/~ochi/kaiko/11-sanran.html
この「卵休眠」がどのように誘導されたり,解除されたりするのかというのは応用昆虫学として重要なテーマでした
>休眠とホルモン
http://www.viva-insecta.com/tuat_acv/archive/kyumin/kyumin.htm
>卵休眠を制御するもの
>カイコの卵休眠は日本の昆虫生理学の中でも最も長い間研究され続けている生物
>現象です。絹の輸出がまだ我が国の主要な外貨獲得手段の一つであった時期には
>蚕学というのは我が国における生物学の花形だったのです。
http://ghop.exblog.jp/3141424/
カイコの卵を保存しておいて必要な時期に孵化させるというのは,
養蚕業にとって必要なことなので,卵保存法も研究されていて,
休眠卵も非休眠卵も2年程度は保存できる技術が確立しているようです
>家蚕卵の長期保存に関する研究
>
>家蚕卵を少なくとも2ケ年間保存する技術体系を確立することは、蚕種製造の効率
>化、家蚕遺伝資源の安定推持の上で緊急な課題である。この課題を解決する目的
>で本研究が進められた。得られた成果は以下のようにまとめられる。 休眠卵を
>対象に長期間保存を試みる場合は、休眠期間をいかに延長するかについて検討
>することが有効であると考えられ、種々の実験の結果、休眠卵を直接1°Cに冷蔵
>することが極めて有効であることが証明された。この処理は少なくとも2ケ年間
>休眠状態を維持することを可能にした。
http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/58860050
>カイコ休眠卵の2年間保存 第2報 −5℃,0℃に冷蔵した休眠卵の低温要求性
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902237334611967
>休眠性卵(越年蚕種)は産卵後休眠に入り、翌年になって孵化してくるもので
>ある。この産卵直後から翌年孵化するまでの期間の蚕卵の取扱いを蚕種の保護と
>呼んでおり、この期間の保護の良否は、卵の孵化に重要な影響を与えるのみ
>ならず、交雑種では作柄や繭糸質にも影響するので、極めて重要な作業である。
http://web04.affrc.go.jp/silkwave/hiroba/FYI/shiiku-manual/sansh...
>カイコの非休眠卵の保護法
http://www.tuat.ac.jp/~kaiko/rear/11nondiap.html
>カイコ受精卵の長期保存法
http://www.affrc.go.jp/ja/agropedia/seika/data_nias/h14/nias0202...
>春から晩秋にかけて継代飼育を繰り返して初冬期に採種した非休眠卵を,翌春
>まで孵化させないために約150日間2.5~5℃に冷蔵する蚕卵の保護法が
>考察されている6)また,冷蔵期間を600日間にした場合,品種によって
>差があるが80%の孵化歩合が得られたと言う報告がある8)。
http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/kaidai/doubu...
>6) 清水文信.多化性品種の生種(不越年卵)の長期間冷蔵と次代への影響,蚕糸研究.88,50-59(1973)
>
>8) 清水文信.蚕種の冷蔵による保存蚕品種の省力的保存方法について(第7報)多化性蚕品種の一継代方法.蚕糸研究.133,61-69(1985)
http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/kaidai/doubu...
なるほど、定期的に卵を動かさないと死んでしまうのですね (転卵)。
スーパーに売っているものがかえらないのも納得がいきます。
更に温度が適温 (38 度) ではなくなったら一日程度で死んでしまうであろう、そういう事になりそうですね。
> 120年前のクマムシが水をかけたら蘇生したそうです。
これはすごいですね(^-^;
あくまでも感覚的なお話なのですが、昆虫の卵などは一年くらい経ってもそこから誕生している気がします。
また、大きい生物より小さい生物の方が妙に屈強な感じもします。
そう言えば…急速に金魚を冷凍してそれを解凍すると、その金魚が復活するのですよね。
どう考えても人間をはじめとするほ乳類では無理そうに思えるのです。やった事はないので分かりませんが(笑)
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[追記]
こちらもすごいお話ですよね。
10 年を超えるものはないという事は、10 年 (かそれに近い) という記録はあったという事ですから…。