日本じゃ考えられないような作品がヒットしたりしているのが理想です。
※欧米以外でお願いします。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女
> 全世界で2100万部を突破、2008年度世界書籍売り上げランキング第2位!世界中に旋風を巻き起こした驚異のミステリ3部作の第1部。映画化され、ヨーロッパを中心に各国でナンバー1の大ヒット。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%...
作者がもう逝ってしまってるというのもスゴイ(?)です。
村上春樹から火がついて……
スペインで「漱石ブーム」の兆し らしいです。
漱石の『坊っちゃん』は現在7刷目。すでに1万部以上売れている。
「日本では考えられないような」の内容が、おそらく質問者さんの意図しておられる方向性とはまったく異なるかもしれませんが、昨年末にインドでオルハン・パムクの2008年作品が非常によく売れているという話を聞いたので、記事を検索してみました。2009年12月3日付のインディアニュースの記事が見つかりました。
Orhan Pamuk's book stays atop bestseller chart
http://www.indiaenews.com/art-culture/20091203/235333.htm
たぶん英語で出版されている本に限定してですが、ノンフィクションとフィクションのトップ10のリストです。ノンフィクションは政治情勢解説と(ひょっとしたらかなりナショナリスティックな)歴史解説書と恋愛指南書で構成されています。フィクションは1位がオルハン・パムクで、ほかダン・ブラウンやジョン・グリシャムのような英語圏の有名作家、既にオープンされている回答にあるスティーグ・ラーションの別の作品(同じシリーズの最終作)もありますが、半数がインドの作家さんの作品です。
オルハン・パムクは2006年にノーベル文学賞を受賞したときに「受賞は村上春樹ではありませんでした」みたいなことで新聞やワイドショーのような情報番組でも名前が出たトルコ国籍の作家です。「アルメニア人虐殺はあった」とする立場を明確にしていて、トルコ国内より国外でのほうが広く読まれているのではないかという作家です。上記のリストでトップになっている 'The Museum of Innocence'(ひとりの男の30年にわたる愛の物語、という感じの、いわゆる大河小説のようです)はトルコ語では2008年、英語では2009年に出ていますが、日本語翻訳はまだ出ていないようです。過去の作品では例えば下記がありますが、この人の作品がノンフィクション部門で一位、ということはなかったと思います。
ところで質問する際の、「欧米以外で」などの除外の条件は、質問文の最後に書くより、最初に書いたほうがはっきり伝わるかもしれません。聖書は「欧米」で売れているから世界的にベストセラーになっている本の代表的な例です。スティーグ・ラーション(日本語での表記は「ラーソン」かもしれません)もたぶんそうです(英語に翻訳されたものが売れている)。
最近の中国でのベストセラー
http://globe.asahi.com/bestseller/100201/01_01.html
「日本じゃ考えられないような作品」なのかどうかは判断しかねますが・・・。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2362482/2721478
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元政治犯の姜戎(Jiang Rong)の「神なるオオカミ(Wolf Totem)」
アジア版ブッカー賞(Booker Prize)ともいえるMan Asian Literary Prizeを受賞しています。
さらに映画化の権利を「ロード・オブ・ザ・リング(Lord of the Rings)」シリーズのピーター・ジャクソンが獲得しましたので映画化も近いと思います。
「大国の道」提起の評論集 中国でベストセラー
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090527/chn0905271742001-n1....
評論集がベストセラーになるなんて……
ソフィーの世界
あらすじは↓
主人公、ソフィーはごく普通の14歳の少女。 しかし、ある日、不思議な手紙を受け取る。
「あなたはだれ?」
「世界はどこからきた?」
この手紙を受け取ってから、ソフィーはこの問いに答えるべく、哲学の講義をアルベルト・クノックスから受ける。 そして、ソフィーの15歳の誕生日、1990年6月15日に、その質問の衝撃的な答えを見つけ……。
http://www.nisso.net/osaka/bestseller4.asp
リュドミーラ・サラスキナ: ソルジェニーツィン伝(偉人伝叢書)
90年におよぶ生涯最後の年となった本年に、国民的大作家のロシアでは初の伝記が現れた。何よりも「人」としての主人公に重点を置いたことと、従来読者には未知であった幼年時代・修業時代の生活を、作家本人とのインタビューを通し、また家族のアルヒーフを駆使し緻密に再現したことに本書の特徴がある――その結果1000ページ近い大冊の半分以上がデビュー以前の記事に費やされた。「偉人伝」叢書らしく大衆向けの平易な評伝ながら、一世紀に及ぶ時代の政治、文化、人物史を振り返りつつ多層的な読み方のできる豊かな内容を備えている。
ソフィーの世界というのは?
内容↓
ある日、学校から帰ってきたソフィーはポストに自分宛の手紙を見つける。
そこにはたった一言『あなたはだれ?』と書かれていた。
差出人不明のその手紙の言葉に、ソフィーは「自分は誰か」と考える。
数分後、ポストには『世界はどこからきた?』という言葉が書かれた手紙が入っていた。
3度目、ポストに入っていたのは、ヒルダという少女への「パパ」からのバースデーカード。
ソフィーのごく普通の生活に突如現れた謎3つ。
誰がソフィーに手紙を出したか?二つの手紙が投げかける質問の答えは?ヒルデという少女は一体誰か、なぜ「パパ」はソフィーにヒルデのバースデーカードを出したのか?
3つの謎がどこかで繋がっていると感じるソフィー。
次の日からは、ポストに直に入れたと思われる謎の人物の、手紙による哲学講座が始まった。
そして謎の手紙の差出人・アルベルトと面合わせをしたソフィーは、彼から直接哲学に付いて教わり論議する事になる。
その事による最初の2つの謎は解けた。しかし、最後の謎が分からない。
そのうち、ソフィーの回りにはヒルダの持ち物と思われるスカーフなどを部屋で見つけてしまったり、ヒルダの「パパ」である少佐からメッセージが来たりするなど、不思議なことが起こり始める。
ヒルダとは誰か、少佐の目的とは何か。アルベルトに哲学を学ぶと同時にその謎を紐解いたとき、ソフィーは自分は誰なのか、自分の生きている世界の謎を知ることになる。
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