行政書士の資格は大変人気で、取ろうとする人がたくさんいると聞きます。
難易度もかはり高く、役立ち度も高いと聞きますが、実際どうなのでしょう。
インターネットでは、報われない資格とか、あまり役に立たない資格、持っていても行政書士にはほぼなれない、
などという表現も目にします。
お聞きしたいのは、
①あの資格を取れば生涯職に困ることはないと言える資格なのかどうか、です。
持っているとどれくらい人生に役立つのか教えて下さい。
②社会人が仕事をしながら行政書士の資格を取得したとして、行政書士に転職することは現実的でしょうか?
資格をとっても雇ってくれるところが無いのが現実でしょうか。
詳しい方のみご回答下さい。
インターネットの上っ面の情報収集は自分で行いましたので、ご自身の経験や知識から御教え頂けると幸いです。
行政書士単体でメシを食うというよりも、他の資格の付随的役割としては意味があると聞いたことがあります。
(他の資格の方が取得する難易度は高い場合が多いですが。)
知人に行政書士(入管取次資格、著作権相談員資格取得ずみ)がいて、いろいろな話を聞いた範囲でお答えします。
>①資格を取れば生涯職に困ることはないと言える資格なのかどうか
まず、開業するまでの壁があります。弁護士のような実務修習がありませんので、実務経験ゼロからのスタートとなります。
これは非常に厳しいスタートです。行政書士事務所に何年か勤めて実務経験が豊富な場合は、いわば暖簾分けのような形で独立するならばともかく、そうでなければまったく手探りです。
次に、開業してから採算がとれるようになるまでの壁があります。これには営業の腕が問題になりますね。顧客を開拓しなければ食べていけません。どんな分野が得意なのか。行政上で9000種もの書類を作れるといわれていますけれど、逆に非常に守備範囲が広いわけです。ですが、たとえばパチンコ屋の届出書なども作成できますが、これらの書類をつくる行政書士は事実上固定されていますね。
ですから、あまり固定化されていない仕事を狙うしかありません。けれども、近年は、行政上の書類を自分で書く人も多くなってきています。行政書士に金を払うよりも、自分で書いた方が安くつくわけです。専門家としての腕をふるうには、なかなか自分で書けないようなもの、あるいは多種の書類を揃えるのが面倒なもの、くらいしか仕事としては成り立ちません。
さらに、弁護士と違って、仕事の単価が安い。だから数をこなさなければなりません。ですが一定程度の固定客がつかめれば、ある程度の収入を得ることは不可能ではありません。
>②社会人が仕事をしながら行政書士の資格を取得したとして、行政書士に転職することは現実的でしょうか
以上の考察から考えると、よほどの幸運が巡ってこない限り無理でしょう。なかなかきっかけがつかめないというのが現実です。
>資格をとっても雇ってくれるところが無いのが現実でしょうか。
これは探せばあります。弁護士事務所などで、ある程度の能力を買われて事務員として採用してくれるところもあります。
一般的に、試験に合格して行政書士になれる資格をもちながら、開業して事務所を維持できる人は、合格者の半数以下だといわれているんだそうです。少なくとも弁護士のように、資格を持つ人誰もが行政書士として食べていけるわけではありません。友人・知人に親しい弁護士や司法書士などの法律実務をこなす人がいれば、仕事を回してくれる場合があって、開業するかどうかのメドもつく、というのが一般的のようです。また、合格者が行政書士になるためには、行政書士会に入らなければなりません。その会費も結構かかります。東京都行政書士会の場合、年会費は8万4000程度。他府県では額が違います。客がとれず、収入がなくても、払い続けなければ行政書士資格はなくなります。
> インターネットでは、報われない資格とか、あまり役に立たない資格、
> 持っていても行政書士にはほぼなれない、などという表現も目にします。
勿論、全ての職業にも言える事ですが、頑張れば仕事もあって、
お金にもなるのですが、ハッキリ言うと、資格を取るのが
「労力のワリに難しい」くせに、収入は、そこまで良くない。
と言うのがあります。
僕の身の回りでは、弁護士資格を目指していたが、取れずに、
司法書士や、行政書士にシフトしたかたばかりです。
弁護士を目指すくらい努力した方でも必ず通るとは限らない
位難しいので、通信教育とか、夜間の専門学校などで
シッカリ勉強しないと難しいですよ。
> ①あの資格を取れば生涯職に困ることはないと言える資格なのかどうか、です。
> 持っているとどれくらい人生に役立つのか教えて下さい。
「はてな」に投稿されているくらいなので、インターネットも
されていると思いますから、行政書士の仕事をWEBですると言う
方法がありますよね。
ただ、社労士業務の仕事内容が高度になってきたので、行政書士業務
を外して、社会保険労務士て資格が出来たので、社会保険労務士資格
と併せて取った方が良いですよ。行政書士の仕事は、ハッキリ
言うと、誰でも書けるような(1,000円で売っているような本を買って
きて調べられる程度)内容なので、依頼してくる仕事は、自動車の保
管場所証明の申請が一番多いそうです。・・・と言う話も聞きますし。
5,000~1万円位になるそうですが、これって、車屋さんが代行して
くれる場合が多いし。
> ②社会人が仕事をしながら行政書士の資格を取得したとして、行政書士
> に転職することは現実的でしょうか?
> 資格をとっても雇ってくれるところが無いのが現実でしょうか。
頑張り次第ですが、基本的には、副業としては成り立つけれど、
本業としては厳しいと思います。
本業の方で平均年収100万円程度ですよ。
URLはダミー
①あの資格を取得したからと言っても生涯職に困らないと言う仕事、資格など絶対ありません。
しかしその資格をどう生かすかによって、この先の人生は変わると思います。
一日24時間一人一人平等です。そのなかであなたが何を信じてどのように人生を歩むかだと思います。
②まず雇ってもらう考えをなくすべきだと思います。
現実的に何かを犠牲にしてその道を選ぶのですから、資格取得してあなた次第だと思います。
私の知り合いでヤクザから弁護士になった方やIT産業で生涯困らない生活をしつつ色々な分野に飛び込んでいる人もいます。
諦めたらそれで終わりです。自分のボーダーラインを上げてめげず努力する事だと思いますhttp://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/080430.html
何だか、キツメの回答になってしまいました。
ただ、特徴のないただの試験合格者だと、弁護士でも試験に合格しただけでは、
就職先そのものがなかったり、年収400万スタートだったりが現実です。
資格よりも、同業者・同職種者から一目置かれる存在になるまで、
仕事を極めることの方が生涯職に困らないと思います。
①についてですが、試験と実務はまったくの別物です。
試験で資格を取得したところで、実務(収入を得られる仕事)がすぐに出来るものではありません。
また、行政書士の資格は、公務員・他の士業に無試験で登録出来る制度になっている
ことから、公務員を退職した人等が以前の実務を生かして登録することが多いです。
結論としては、試験に合格しただけでは、履歴書に書ける程度で何の役にも立ちません。
(法律雑学は増えると思いますが・・・)
②についてですが、非現実的です。
基本的には、行政書士事務所に必要なのは、定型業務をこなす事務員です。
行政書士事務所が有資格者として必要なのは、業務精通者か営業力のある提携相手になります。
むしろ、中古車販売業やチェーン展開している飲食業など、日常的に許認可を扱っている所に
転職して業務に精通してから、開業か提携するほうが現実的ではないでしょうか?
私の弟が行政書士の資格を持っています。
行政書士の資格だけでは仕事も見つからず、
食べていけない状態です。
(雇ってくれる所もなく、開業なんてとても無理な状態です。)
今は司法書士の資格を取るために勉強しています。
行政書士の資格があっても、結局は営業力がなければ
とても生き残っていけない世界のようです。
行政書士は扱える書類作成業務が多いのですが、
私が知っている限りでは大きく分けて3タイプに分かれています。
①許認可関係
②車両登録関係
③会計記帳代行を軸とした顧問的な存在
①の場合ですが、
2号営業(風俗営業)が最も多かったです。
ラウンジやキャバクラからパチンコ屋などです。
単価も高くお店が広かったりお店が複雑な形の場合は更に高かったです。
また管轄している地域の警察によって申請書類以外の書類の提出を求められたりするので、
広範囲ではできなかったですね(生活安全課の人と仲良くなるのは必須です)。
また風俗関係はやはり少しややこしい人が多いのでコミュニケーション能力と毅然とした態度も必須うですね。
ただ顧客と信頼関係が築ければ仕事は結構、回ってきます。
2号は誰でもできる仕事ではないので。
②陸運局の近くに事務所を置いて随時手続きを行う人もいましたね。
事務員でも簡単にできるので、フランチャイズまではいかないですが3~4事務所を抱え手広く薄利多売でやっている事務所が多かったですね。
この分野が得意な人はあまり付き合いが少なかったです。
③会計記帳代行を軸に、定款変更とか商業登記など派生する仕事で仕事を取る人も多かったです。
このタイプの場合、社労士と組む事務所が多かったです。
まずは自分で終業規則の作成から給与計算、労災申請の手続きの仕事を受注し、マージンを抜いて
知り合いの社労士に仕事を回す。みたいな。
資金力があったり中小企業になると、弁護士、社労士、税理士とは顧問契約してくれますが、
行政書士はせいぜい零細企業ですね。
あと最近、増えているのは入国管理の手続き代行です。
中国人、韓国人の入国はとても厳しく前は同じ手続きで入国できたのに、
今回の人はダメだった。。。などという場合もあります。
需要も結構ありますし、経験がモノを言うので信頼と技量が伴えば口コミで広がっていきます。
例えば本場、中国レストランを開きたいので中国からスタッフを呼びたいという場合も、
数人をきちんと入国することができれば、じゃースタッフの入れ替えや(期限切れなどで)、
追加で日本に呼びたいからお願いします。という具合に1回で10~20人とかの仕事が入るので、
割合、いいかもしれません。
しかし、これも管轄する入国管理局で厳しさや審査が下りるまでの期間などがバラバラなので
やはり経験が必要ですね。
(一時、調理人として不正に入国する人が多いので、自分が作ったメニューの一覧を資料として
添付して下さい。という入管もありました)
結論。。。
①あの資格を取れば生涯職に困ることはないと言える資格なのかどうか、
資格試験の内容と実務がかけ離れているので資格を取っただけでは食べてはいけません。
ただ絶対に無理ということはありません。
知り合いに年収1千万円以上稼ぐ行政書士は何人もいますが、やはり簿記2級と
社労士の資格は必要でしょう。
社労士を取れば社労士のほうが大きく稼げますが。。。
②社会人が仕事をしながら行政書士の資格を取得したとして、
行政書士に転職することは現実的でしょうか?
現実的ではありません。
一人で食べていくのがやっと。という事務所が多いので、まともに求人を出しているの
は少ないです。ですので資格を取っても雇ってもらえる確率は低いです。
どうしても、というのであればサラリーマン続けながら
「現在、資格取得に向け勉強中です。補助者として雇って頂けませんか?」
と片っ端から自分で電話をして求職活動をしたほうがいいですよ。
補助者は安いです(パート程度)。でも業務量が多いから案外OKもらえるかもしれません。
補助者登録は確か1事務所に5名?は登録可能なのでその辺りから攻めてみてはいかがでしょうか。
もし可能性があるとすればサラリーマンを続けながら資格取得後、各都道府県の
行政書士会に登録し名詞を作り、求職活動をするのが良いかもしれません。
が、会社が許してくれるのであればですが。
補足
資格を取って自分でやるにしても開業に結構、お金掛かります。
各都道府県の行政書士会に入会し会費も払わなければなりませんし、
パソコン、法令集、書式ソフトなどで出費がかさみます。
勉強会、理事会開催などの付き合いも出てきますし。
初心者はこういうのに積極的に参加し知識を得たり、警察の担当者が変わったとか、
申請書類に○○をつけたほうが良いなどの情報を得たり、
先輩から仕事手伝ってくれる?など声が掛かったりしますので。
以上
大学時代、法学部で行政書士を取ろうと思ってました(結局断念しましたが)。
>①あの資格を取れば生涯職に困ることはないと言える資格なのかどうか、です。
>持っているとどれくらい人生に役立つのか教えて下さい。
正直、私が大学生の頃は「他の資格の滑り止め」のような資格でした。
行政書士だけだと就職先は決して多いとは言えませんが、その延長線上に司法書士や社会保険労務士など多くの資格が存在しているため、「勉強しておいて損は無い」ということで狙っていた人がほとんどです。
ただ、近年では会社法の改正などにより行政書士の需要は非常に高くなっています。
なんせそれまでは最低でも300万円必要だったのが1円で会社を作れるようになったので、起業する人の数だけを見ても桁違い。
「ちょっと会社でも作ってみようかな」という方までお客さんになったわけですから昔に比べたら相当儲かっているはずです。
また、生活に密接した業務のため、持っていれば役に立つ可能性はかなり高いです。
自分で会社を作って開業するのはもちろん、自動車の車庫証明を申請したり土地の売買や家の建築なども自分で申請できますから非常に安く済ませることが出来ます。
>②社会人が仕事をしながら行政書士の資格を取得したとして、行政書士に転職することは現実的でしょうか?
>資格をとっても雇ってくれるところが無いのが現実でしょうか。
雇われるのは地域差もかなり激しいでしょうしなんとも言い難いですが、自分で簡単に起業出来るわけですから独立してもいいと思います。
ちゃんとした事務所が無くても、自宅を事務所にしてインターネットで相談や書類作成の受け付けをしている方はたくさんいます。
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | ![]() |
6回 | 4回 | 0回 | 2010-02-19 21:40:26 |
せっかくご回答頂いたのに申し訳ないですが、その程度の情報はザッと検索すればすぐに出てきます。
聞いたことある程度では回答しないで頂きたいです。