人類の言語はデジタル通信である。


音声通信は哺乳類の特徴であり、ヒトももちろんアナログ信号で通信を行なう。
しかし、ヒトだけが、音素・音節という離散信号を使って符号語を構築し、それらの符号語が五官の知覚記憶と結びついて概念を構成するようになった。

これが可能になったのは、ヒトは、脳重量の対数と体重の対数(log脳重量/log体重)の比をとると、ヒトは他の大型類人猿よりも6dBも脳が相対的に大きいからだ。

つまり、ヒトの脳は、1つでチンパンジー4匹分もあるのだ。脳容量の拡大によって、ヒトは音声通信のデジタル化に成功した。

デジタルな符号語と五官の知覚記憶が結びつくデジタル/アナログ概念が構築されると、符号語が体系化されてくる。それによって、抽象概念も使えるようになる。抽象概念は、デジタルな符号の意味が、直接五官とは結びつかず、デジタルなコトバを方程式のように並べたものである。

ヒトは、抽象概念を獲得したことで、個人の認識限界を乗り越えて、ミクロからマクロまで、時代を超えて、宇宙・世界を自己の内部に取り込むことができるようになった。

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回答18件)

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鳥頭 ニャンざぶろう2010/03/03 21:14:34ポイント4pt

鳥類も、音素とシラブルという組合せ符号を認識してますよ。

>しかし、ヒトだけが、音素・音節という離散信号を使って符号語を構築し、それらの符号語が五官の知覚記憶と結びついて概念を構成するようになった。

人類とデジタル hiko4karasu2010/03/04 01:28:08ポイント4pt

人類はPC等のデジタル入出力機器、デジタル通信網などデジタル環境を次々整備しこれらデジタルのインフラに音声、文字といったコミュニケーションツールを乗せることにより、より多くのより速くの通信が可能となった。

共通の事象の認識を不完全な言語に頼らざるを得ない為に意思疎通の通信障害を起こす。個人の体験による体験と言語との結びつきは個々人で異なる。大抵は生活の中で他者との言語の意味は集約されていくが、地域性、所属グループの特色は残っていた。

しかしデジタル通信網はこれら生活範囲の拡大を促進、加速した。デジタル言語により言葉の意味の差異を内包したまま通信網に展開されているため誤解を含んだコミュニケーショである危険性を持っている。

 

そしてデジタル通信を行っていても、人間が認識できる最初と最後の入力/出力はアナログであることをよく考えるべきだろう。

誤解を含んだコミュニケーション tak2010/03/04 11:38:52ポイント1pt

しかしデジタル通信網はこれら生活範囲の拡大を促進、加速した。デジタル言語により言葉の意味の差異を内包したまま通信網に展開されているため誤解を含んだコミュニケーショである危険性を持っている。




デジタル通信網以前から誤解を含んだコミュニケーションばかりだったと思いますが

えーと ニャンざぶろう2010/03/04 03:01:48ポイント2pt

宗教と思想の時間ぽいけどOK?

脳重量の対数について。 nasi-goreng2010/03/04 09:05:49ポイント1pt

脳重量の対数と体重の対数というのはdBの性質上おかしくないですか?

比なのであれば、

(log脳重量/log体重)の比

ではなく

log(脳重量/体重)

なのでは?

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