春になるとイエはてなでもタンポポの話題で盛り上がりますが、今のわが家もタンポポの話題で持ちきりです。移植したシロバナタンポポが無事根付くかどうか。植え痛みは現れていないか、葉っぱはしおれていないかと、最近の食事時の話題はこのシロバナタンポポが独占です。
このタンポポは、ご近所の庭に自然に生えてきたものでした。西に行けばポピュラーなシロバナタンポポですが、東京では大変珍しいので、私たち家族はいつもその家の人と顔を合わせるたびに、珍しいですねぇ、いいですねぇと言っていたのですが、1月の中ごろ、母がそのお宅の方にご挨拶すると、「あのタンポポ、もう今年は抜いちゃいますよ」と言われてしまったのだそうです。
このタンポポは生えてきてから3年が経過していました。タンポポですから種が飛んであちこちに子孫が増えそうな物ですが、気を付けて見ていたにも関わらず、周囲にそういう兆候は全く見られませんでした。シロバナタンポポは単為生殖が可能ですから1株からでも増えるはずですが、やはり市街地ですから環境が適さないのでしょう。他のタンポポと違って種の数が少ない種類ですから、それも繁殖を難しくしていると思います。
母が大変残念がるので、一か八か移植してみようということになりました。さっそく移植のための情報集めです。まずイエはてなにタンポポの移植の話しがなかったかと探してみました。何となくどこかにあった気がしたんです。もしここに移植経験者がいればダイアリーのコメント欄で詳しい話しが聞けると期待したのですが、見つかったのは花の時期の移植は難しいという書き込みだけでした。ネットには数例移植の記事がありましたが、詳しいやり方や注意点などが書かれた物は見つかりませんでした。仕方なく、時期は冬のうち、根鉢を壊さないように掘り採る、という2点だけを合言葉にやってみることにしました。
父がそのお宅の御主人と交渉してくれて、いよいよ決行の日を迎えました。その家の皆さんは、小さなシャベルでちょいと掘り取って持っていくと思っていたのでしょう。ツルハシや大きなスコップまで持って現れた私たちにびっくりしていましたが、タンポポは物によっては1mにも及ぶ深い根を伸ばすことを説明して、周囲の土を一緒に掘り採るので植木の移植より大がかりなんですとお話しすると、開いた口が塞がらないご様子でした。
タンポポの周囲に十分余裕を取りながら、ツルハシとスコップを使って、ぐるっとドーナツ状に深さ1mの穴を掘っていきました。父がツルハシを借りてきてくれたのでだいぶ作業は楽でしたが、それでも穴掘りだけですごい時間がかかってしまいました。円柱状に残った根鉢に新聞紙を巻き付け、縄で巻いて土が崩れないようにしてから、根鉢の底面を切り離しました。
一輪車に乗せてわが家の庭まで運び、代わりに予め掘っておいたわが家の庭の穴の土を一輪車に乗せて戻って穴埋めです。もうヘトヘト。やっとお庭の現状復帰が終わった時には、もう日が暮れかかっていました。
ここまで苦労して掘り取ってきたタンポポですから、もうお腹を痛めて生んだわが子みたいなものです。家族みんなが入れ替わり立ち替わり庭に見に行っては、元気に根付くんだよと声をかけています。幸い今のところ葉を見る限り痛みの兆候はないようですが、まだ花茎は伸びてくる様子がありません。もうそろそろ伸びてきてもよさそうなものなのですが、やはり移植のダメージがあったのでしょうか。まだまだ当分わが家の話題は、このタンポポが独占しそうです。
春になるとイエはてなでもタンポポの話題で盛り上がりますが、今のわが家もタンポポの話題で持ちきりです。移植したシロバナタンポポが無事根付くかどうか。植え痛みは現れていないか、葉っぱはしおれていないかと、最近の食事時の話題はこのシロバナタンポポが独占です。
このタンポポは、ご近所の庭に自然に生えてきたものでした。西に行けばポピュラーなシロバナタンポポですが、東京では大変珍しいので、私たち家族はいつもその家の人と顔を合わせるたびに、珍しいですねぇ、いいですねぇと言っていたのですが、1月の中ごろ、母がそのお宅の方にご挨拶すると、「あのタンポポ、もう今年は抜いちゃいますよ」と言われてしまったのだそうです。
このタンポポは生えてきてから3年が経過していました。タンポポですから種が飛んであちこちに子孫が増えそうな物ですが、気を付けて見ていたにも関わらず、周囲にそういう兆候は全く見られませんでした。シロバナタンポポは単為生殖が可能ですから1株からでも増えるはずですが、やはり市街地ですから環境が適さないのでしょう。他のタンポポと違って種の数が少ない種類ですから、それも繁殖を難しくしていると思います。
母が大変残念がるので、一か八か移植してみようということになりました。さっそく移植のための情報集めです。まずイエはてなにタンポポの移植の話しがなかったかと探してみました。何となくどこかにあった気がしたんです。もしここに移植経験者がいればダイアリーのコメント欄で詳しい話しが聞けると期待したのですが、見つかったのは花の時期の移植は難しいという書き込みだけでした。ネットには数例移植の記事がありましたが、詳しいやり方や注意点などが書かれた物は見つかりませんでした。仕方なく、時期は冬のうち、根鉢を壊さないように掘り採る、という2点だけを合言葉にやってみることにしました。
父がそのお宅の御主人と交渉してくれて、いよいよ決行の日を迎えました。その家の皆さんは、小さなシャベルでちょいと掘り取って持っていくと思っていたのでしょう。ツルハシや大きなスコップまで持って現れた私たちにびっくりしていましたが、タンポポは物によっては1mにも及ぶ深い根を伸ばすことを説明して、周囲の土を一緒に掘り採るので植木の移植より大がかりなんですとお話しすると、開いた口が塞がらないご様子でした。
タンポポの周囲に十分余裕を取りながら、ツルハシとスコップを使って、ぐるっとドーナツ状に深さ1mの穴を掘っていきました。父がツルハシを借りてきてくれたのでだいぶ作業は楽でしたが、それでも穴掘りだけですごい時間がかかってしまいました。円柱状に残った根鉢に新聞紙を巻き付け、縄で巻いて土が崩れないようにしてから、根鉢の底面を切り離しました。
一輪車に乗せてわが家の庭まで運び、代わりに予め掘っておいたわが家の庭の穴の土を一輪車に乗せて戻って穴埋めです。もうヘトヘト。やっとお庭の現状復帰が終わった時には、もう日が暮れかかっていました。
ここまで苦労して掘り取ってきたタンポポですから、もうお腹を痛めて生んだわが子みたいなものです。家族みんなが入れ替わり立ち替わり庭に見に行っては、元気に根付くんだよと声をかけています。幸い今のところ葉を見る限り痛みの兆候はないようですが、まだ花茎は伸びてくる様子がありません。もうそろそろ伸びてきてもよさそうなものなのですが、やはり移植のダメージがあったのでしょうか。まだまだ当分わが家の話題は、このタンポポが独占しそうです。