カエルの姿を見かけなくなって、もうずいぶんたちました。それが突然わが家の窓辺に現れたんです。啓蟄とはよく言ったものです。5日のイエはてなのダイアリーに「大地があたたまり、冬の間地中にひそんでいた虫たちが春を察して這い出てくる日なんですね。」とハザマさんの言葉がありましたが、カエルさんも春の訪れを感じて活動を開始したのでしょう。
でも、網戸にへばりついているのを見た時は驚きました。もううちの方にはカエルなんていないんだと思っていましたから、一瞬それが何なのかわかりませんでした。うそ、か、カエルさん?あわてて弟を呼ぶと、弟もまだいたんだと大喜びで眺めていました。母も呼んで、みんなで網戸に貼り付いているカエルを眺めました。
帰ってきた父にもこの話をすると、自分も見たかったと残念がることしきり。でももうカエルさんはどこかに行ってしまっていたのでした。
ここからみんなのカエル談義がはじまりました。まず弟。アマガエルっていうのは雨のカエルっていうくらいで、雨水程度の水があれば生きられるんだ。だから水辺のないこんな街にもまだいてくれたんだなと。
するとその話しを受けて、カエルの中でもアマガエルは乾燥に強い種類だからな、でもオタマジャクシは水の中でしか生きられない、だからアマガエルなんて珍しくないと油断しているうちに激減してしまったんだと父。
でもアマガエルは木に登ったりするのが好きであまり道路に出てこないから、ヒキガエルみたいに交通事故に遭わないのがせめてもの救いよねぇと母。その日はずっとこんなカエル談義で盛り上がりました。
翌日、弟が庭に池を作ろうと言い出しました。ネットで色々調べたようで、
・真夏の水温の上昇は水深に影響されるので深さは最低50cm必要。
・プラスチックの池ユニットなどは水底の空気の流通が遮断されているため嫌気性微生物がわきやすい。つまり水が腐りやすい。水が染み込んで逃げてしまわないようにするための遮水層は必須だけれど、空気の流通は考えないといけない。
・遮水層にはビニール製の防水シートを使う。その上にセメントにベントナイトと土を混ぜた物を20cmくらいの厚さに塗って、水は逃げないけれど空気は通る池にする。防水シートの下にはベントナイトを敷き詰めて尖った石などで破れないようにしておく。
・できあがった池は水を換えながら1ヶ月セメントのアルカリを抜く。
・池の底には好気性微生物の住みかになる多孔質の石や赤玉土などを入れて自然の池に近くする。
・できあがった池にはエアーポンプを設置して酸素を供給して水が腐るのを防ぐ。
という計画です。まだこの計画は完全ではありませんし、もう今年はカエルさんの繁殖池には間に合いそうにありませんが、カエルさんのためなら花壇を少し削ってもいいねと話し合っています。できれば常に水の流れを作って水が腐るのを防止したいですが、水源がありません。
「熱帯魚に使うような浄水器は使えないかなぁ。」
「だめだろう、すぐ目詰まりしちゃうよ。」
「じゃあ井戸掘ってみる?」
「いくらかかると思ってるんだよ。」
「でも昔はこのへん井戸水が出たっていう話しだぞ。」
「今も水脈あるかなぁ。」
「さぁ、龍神様にお願いすると出るらしいよ。卵とかお供えして祈る。」
「卵って、うーん、龍の神様っていうよりヘビの神様っぽい。」
「あ、カエルにヘビさんはまずいかな。」
などと色々考えている最中です。当分わが家の話題の中心は、カエルさん一色になりそうです。
カエルの姿を見かけなくなって、もうずいぶんたちました。それが突然わが家の窓辺に現れたんです。啓蟄とはよく言ったものです。5日のイエはてなのダイアリーに「大地があたたまり、冬の間地中にひそんでいた虫たちが春を察して這い出てくる日なんですね。」とハザマさんの言葉がありましたが、カエルさんも春の訪れを感じて活動を開始したのでしょう。
でも、網戸にへばりついているのを見た時は驚きました。もううちの方にはカエルなんていないんだと思っていましたから、一瞬それが何なのかわかりませんでした。うそ、か、カエルさん?あわてて弟を呼ぶと、弟もまだいたんだと大喜びで眺めていました。母も呼んで、みんなで網戸に貼り付いているカエルを眺めました。
帰ってきた父にもこの話をすると、自分も見たかったと残念がることしきり。でももうカエルさんはどこかに行ってしまっていたのでした。
ここからみんなのカエル談義がはじまりました。まず弟。アマガエルっていうのは雨のカエルっていうくらいで、雨水程度の水があれば生きられるんだ。だから水辺のないこんな街にもまだいてくれたんだなと。
するとその話しを受けて、カエルの中でもアマガエルは乾燥に強い種類だからな、でもオタマジャクシは水の中でしか生きられない、だからアマガエルなんて珍しくないと油断しているうちに激減してしまったんだと父。
でもアマガエルは木に登ったりするのが好きであまり道路に出てこないから、ヒキガエルみたいに交通事故に遭わないのがせめてもの救いよねぇと母。その日はずっとこんなカエル談義で盛り上がりました。
翌日、弟が庭に池を作ろうと言い出しました。ネットで色々調べたようで、
・真夏の水温の上昇は水深に影響されるので深さは最低50cm必要。
・プラスチックの池ユニットなどは水底の空気の流通が遮断されているため嫌気性微生物がわきやすい。つまり水が腐りやすい。水が染み込んで逃げてしまわないようにするための遮水層は必須だけれど、空気の流通は考えないといけない。
・遮水層にはビニール製の防水シートを使う。その上にセメントにベントナイトと土を混ぜた物を20cmくらいの厚さに塗って、水は逃げないけれど空気は通る池にする。防水シートの下にはベントナイトを敷き詰めて尖った石などで破れないようにしておく。
・できあがった池は水を換えながら1ヶ月セメントのアルカリを抜く。
・池の底には好気性微生物の住みかになる多孔質の石や赤玉土などを入れて自然の池に近くする。
・できあがった池にはエアーポンプを設置して酸素を供給して水が腐るのを防ぐ。
という計画です。まだこの計画は完全ではありませんし、もう今年はカエルさんの繁殖池には間に合いそうにありませんが、カエルさんのためなら花壇を少し削ってもいいねと話し合っています。できれば常に水の流れを作って水が腐るのを防止したいですが、水源がありません。
「熱帯魚に使うような浄水器は使えないかなぁ。」
「だめだろう、すぐ目詰まりしちゃうよ。」
「じゃあ井戸掘ってみる?」
「いくらかかると思ってるんだよ。」
「でも昔はこのへん井戸水が出たっていう話しだぞ。」
「今も水脈あるかなぁ。」
「さぁ、龍神様にお願いすると出るらしいよ。卵とかお供えして祈る。」
「卵って、うーん、龍の神様っていうよりヘビの神様っぽい。」
「あ、カエルにヘビさんはまずいかな。」
などと色々考えている最中です。当分わが家の話題の中心は、カエルさん一色になりそうです。