辞書を引くと、その単語の発音が、ASCII文字にはない、珍しい文字で書かれていますが、これらの文字の変わりに、英語の26文字のアルファベットで表記したいです。そのような、標準化された、または世界でデファクト・スタンダード化している、表記体系というものはあるのでしょうか?
日本語の「洋太郎」を "yotaro" または "yohtaroh" とローマ字で書くというようなことを、表音記号を用いずに、世界で通用するように書きたいのです。
キルシェンバウム(Kirshenbaum)またはASCII IPA(アスキーアイピーエー)は、国際音声記号(IPA)を元に作られた ASCII 文字のみで表現された音声記号である。
国際音声記号には特殊な文字が多く、そのままではコンピュータ上で扱うことが困難なので、ASCIIの7ビット文字のみで国際音声記号を表現する手段として考案された。
類似の音声記号体形にSAMPA及びそれを改訂したX-SAMPAがあり、これらの方がキルシェンバウムよりも広く用いられる傾向にある。
キルシェンバウムの名は、この方式の作成を主導したエヴァン・キルシェンバウムの名に基づく。元来、Usenet、特に sci.lang と alt.usage.english の両ニュースグループにおいて音声記号を表現する必要に迫られたことから作られた。
アルファベット26文字だけで発音を表記する事は出来ない様ですが、アルファベット+記号(1バイトアスキー文字)を用いて表現するX-SAMAP(拡張SAM音声記号)が一番質問文に近いものだと思います。
X-SAMPA(Extended SAM Phonetic Alphabet)、拡張SAM音声記号(かくちょうエスエイエムおんせいきごう)はSAMPAの変種で、1995年にロンドン大学の音声学教授ジョン・C・ウェルズによって開発された。
これは総ての国際音声記号の文字記号をASCII文字のみで表わすことができる。
「A」ひとつを取ってみても日本人なら「あ」と読むかもしれないが「エー」とか「アー」とか母国語が違えば違うものになってしまうためアルファベットのように既存のものを使うという時点でアウト。
そのため国際音声記号(一般には表音記号のほうが通じやすいようだ)というものがあるが名刺などに書いたとして果たして意味があるかは正直不明だ。日本人の名前を正確に発音させるという事自体が難しい面(日本国内であっても発音の難しい名前もあったりするのだ。地域の訛もある。)もあり、これまでどおりローマ字表記が無難だと思う。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%9F%B3%E5%A3%B...
それはないものねだりではないかと思います。というのも、
(1)アルファベットの文字の組み合わせをどのように発音するかは言語によって違うため、世界のデファクトスタンダードは無理だと思います。
例えば、Charles Chaplinは英語ではチャールズチャップリン、フランス語ではシャルル シャプラン、国により、同じアルファベットを全く違う発音で読みます。
加えて
(2)言語により、母音子音の発音が違います。英語のRとLは日本語には区別がありません。逆に「ん」を1音として発音することは日本語特有です。
(3)また、英語自体が標準的な発音表記法を持っていません。英英辞書を見ても分かりますが、辞書によって発音記号が異なります。
外国語の発音は難しいでね。
コメント(2件)
NBC handbook of pronunciation. の発音表記とか。
http://openlibrary.org/b/OL5878736M/NBC_handbook_of_pronunciation.
http://en.wikipedia.org/wiki/Pronunciation_respelling_for_English
のNBCの行。
とか、アルファベットとコロンだけのはず。
もしくは、海外の日本語学習用の本とか
http://books.google.co.jp/books?id=M4o1AAAAMAAJ&dq=japanese&lr=lang_ja&as_brr=1&source=gbs_navlinks_s
サイトとか。
http://www.asexuality.org/en/index.php?showtopic=43521