例えば花が見た目にきれいなのは、もともと人間(進化の過程で花よりも新しく現われた)を楽しませるためでなく、鳥や虫などの目を引き、受粉のチャンスを増やそうとする植物としての戦略である、という考えがあります。
そういった考えに立つと、タバコや大麻草(Cannabis)などの向精神性、習慣性などの薬理作用は、該当植物にとってのどんな戦略だと考えられるでしょうか。
(出典付きの回答を優遇します)
http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/W/LPGE/research/yazaki_re/theme1.h...
二次代謝物質(その個体が生きていくには不要な物質)の産生はその個が進化(突然変異)の過程で偶然得た性質であり、それが淘汰圧を受けて生き残っているものであると認識しています。この淘汰圧というものがつまり受粉・変異可能性の増大(誘虫物質の産生)であったり、殺虫作用(キャベツなどアブラナ科のカラシ成分産生)であるように思います。
http://www.geocities.jp/taka_bci2000/sociobiol.html
んで、そういう意味において大麻やタバコはその有用性(習慣性)によって『ヒト』に栽培させる事で、その個体数を増やし、栽培地域を拡大させたとも解釈できますね。いや、鶏が先か卵が先かというお話になるのですが……。
Cannabisに関しては、紫外線からの保護と虫除けという理由が
推測されているようです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tetrahydrocannabinol
虫除けは匂いの効果と、樹脂で動けなくすることによるもの
ありがとうございます。
日本語版ウィキペディアの「テトラヒドロカンナビノール」には
そこまで書いていない、ということですね。
虫除け、とはNo.3の方のいう「動物から食べられないように」に
あたるのでしょうね。
植物にとっての麻薬成分の役割って?
http://ojitec.blog116.fc2.com/blog-entry-125.html
こちらのページに同様なテーマの記事があります。
生薬・薬用植物のページ
http://www2.odn.ne.jp/~had26900/constituents/about_alkaloids.htm...
「2.天然界におけるアルカロイドの分布と存在意義について 」より抜粋
アルカロイドは植物組織の中で細胞活性の強い葉根、根皮、種子に局在し、死細胞より生細胞に多く存在する。また、合成と蓄積の場は必ずしも一致しないようであり、含量は時間的変動が激しく、細胞内の液胞内に蓄積する。これらのことからアルカロイドは窒素の老廃物、あるいは何らかの解毒作用の結果であるという説もある。 しかし、この視点における研究は現在ではほとんど行われていない。
上記によると、植物にとっての麻薬物質はそれそのものがメインの生存戦略ではなく、成長過程上によって生産されていた物質という事のようです。
ありがとうございます。
最初にあげたURLにあるブログを書いた方、私と同じ思考過程です。
ウィキペディアの日本語版を見てもわからなかった。
ただ、結論が、本回答のNo.1, 3の方の導いたものよりは弱いようです。
神経作用を持っているアルカロイドは、動物から食べられないように、という意味合いで進化に関わってきたと考えられています。
習慣性に関しては、基本、人だけに現れていると考えられますので、進化の妨げになるほどではないということではないかと思います。
http://nihon.matsu.net/nf_folder/nf_mametisiki/nf_animal/nf_usag...
ありがとうございます。
動物から捕食されない、という一つの回答を得ました。
なお、習慣性に関しては、本当にヒトだけなのかと思います。
過去の記憶をもとにするだけ知能が発達しているのがヒトだけ、
は分かるが、もっと本能的なところではないのか、がまだ疑問です。
動物から捕食されないためでしょう。
>なお、習慣性に関しては、本当にヒトだけなのかと思います。
そのままでは、ほとんど薬効も習慣性もないので、ヒトだけでしょうね。
加工して成分を抽出、濃縮しないとダメですから。
習慣性については、精神依存と身体依存があります。
習慣性に関しての示唆、ありがとうございます。
http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/W/LPGE/research/yazaki_re/theme1.h...
二次代謝物質(その個体が生きていくには不要な物質)の産生はその個が進化(突然変異)の過程で偶然得た性質であり、それが淘汰圧を受けて生き残っているものであると認識しています。この淘汰圧というものがつまり受粉・変異可能性の増大(誘虫物質の産生)であったり、殺虫作用(キャベツなどアブラナ科のカラシ成分産生)であるように思います。
http://www.geocities.jp/taka_bci2000/sociobiol.html
んで、そういう意味において大麻やタバコはその有用性(習慣性)によって『ヒト』に栽培させる事で、その個体数を増やし、栽培地域を拡大させたとも解釈できますね。いや、鶏が先か卵が先かというお話になるのですが……。
ありがとうございます。
いままでのみなさまのをまとめると、どうやら「より栄える」より「より生き残る」
という淘汰の方向性があり、それを見方によっては戦略ととらえる人もいる、
というのようですね。
たしかにタバコなどはヒトとの共生で「より栄えている」のかもしれません。
実際に花の咲いている大麻草を触ったことはありますか?
私は海外で触ったことがあるのですが、花の部分はとてもベタベタしています
そのベタベタした物質がTHCと呼ばれる高精神作用を含む物質みたいです
そのベタベタで、害虫を駆除するみたいです
実際、子虫が張り付いて動けなくなっていました
オランダで聞いた話なんで、出典は付けれないですが・・・
ありがとうございます。
いえ、大麻草どころかタバコの生のもみたことがありません。
THCのCが大麻の学名のCannabi の頭文字のようですね。
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | rsc | 4502回 | 3827回 | 437回 | 2010-04-04 16:46:15 |
ありがとうございます。
いままでのみなさまのをまとめると、どうやら「より栄える」より「より生き残る」
という淘汰の方向性があり、それを見方によっては戦略ととらえる人もいる、
というのようですね。
たしかにタバコなどはヒトとの共生で「より栄えている」のかもしれません。