小学校・中学校・高校と、それぞれ学校でのIT教育・情報教育の現状をまとめているサイトを教えてください。


■知りたい目的
会社で、新人(大学学部卒・院卒・理系文系混合)のIT教育を担当することになりました。
(IT関連の資格を保持していなく、大学でITの専門教育も受けていない人たちです。)
学校でどんな基礎教育を受けてきたのか、一般的な概要を知りたいです。
(今の子は、小学校の時点で、五大装置について学んでいたりするのでしょうか…?)

■知りたい情報
・官公庁のサイトなど、ある程度信頼性の高い情報
・全体のうち、どのくらいの割合の学校で、コンピュータを使った情報教育を行っているか
・どのような授業が行われているか
・授業の現場について、詳細がわかると有難いです。(IT教育が設置されるに至る経緯についての情報はそんなに求めていません。)

■除外する情報
・下記の過去質問のような教育については、とくに情報を求めていません。(私は、コンピューターの知識に直結する情報教育についての情報を求めています。)
 http://q.hatena.ne.jp/1157381271
・2年以上前に更新された文章。(古い情報には配点いたしません。)

回答の条件
  • 1人1回まで
  • 登録:
  • 終了:2010/04/30 05:00:03
※ 有料アンケート・ポイント付き質問機能は2023年2月28日に終了しました。

回答1件)

id:Baku7770 No.1

回答回数2832ベストアンサー獲得回数181

ポイント60pt

http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301.htm

http://ci.nii.ac.jp/els/110007017202.pdf?id=ART0008938438&type=p...

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/it/shiryo/06041212/002.pdf

http://www.cmc.osaka-u.ac.jp/j/publication/for-2005/11-16.html

 

 2003年に情報基礎として高校で必修科目となりましたが、お探しの資料でまずまともな資料は

ないと考えています。

 理由は単純で、過去からかなり不正が行われていたことと、実はまともに教えていないからです。

 古い話しは要らないとおっしゃっていましたが、1998年に2000年問題絡みで文部省以外の

省庁の官僚と話しをしたのですが、学校のパソコン教室用につけた予算で役所の職員用のパソコンを

購入しているのが想像以上に多かったとぼやいていました。会計検査院に見つかれば即アウトのはず

ですが、上手くすり抜けたようです。学校が夏休みの間テスト環境で使えないかと問い合わせした

ところ発覚したとの話しです。

 必修科目とされたものの指導者が不足、大学入試ではセンター試験も含めてまだマイナーなため、

各高校でも実際には力を入れていないのが実情。ただしアンケート調査にはしっかりやっていると

回答しますし、各市町村でも一番進んでいる学校の報告を全ての学校で実施しているように記入

しますから。

 現在高校生の息子でもメモリなら知っていますが、記憶装置という表現は知らないですね。少なく

とも彼が小学生のときにはお絵描きソフトを使って遊んでいたレベルの講習しか受けていません。

 

 因みに私はあるコンピュータメーカーの地域担当として某県のパソコン教育に絡んでいた時期が

あります(88~90)。

 その当時の文部省は情報基礎を中学からとか小学校からとも言っていましたが、結局教員を養成

しきれず現在に至っているのが現状です。

id:summerdealer

丁寧な回答をありがとうございます。

(スイマセン、セッションエラーで2つ目のリンクの論文PDFが見られません。コメント欄に、タイトルを書いていただけますでしょうか……?検索し直してみます。)

「学校が夏休みの間テスト環境で使えないか」というエピソード、非常に生々しいですね。

問い合わされた学校は、とても肝を冷やしただろうと、想像すると、すこし笑えてしまいました。

student34さんのコメントでのご意見と合わせて、情報教育については、地域間・学校間でのレベルの格差がありそうな件、わかりました。

また、教員の養成が困難な件についても、理解しました。

現場に関連していた立場からの貴重な経験とご意見をありがとうございました。

2010/04/24 07:07:47
  • id:watercooler
    井戸端さん 2010/04/23 05:41:03
    古い資料を頭から切り捨てちゃいけないのではありません?

    小学校でのパソコン利用が全国規模で本格化し始めたのは1999年頃からだから
    新卒の皆さんが小学生の頃はまだ学校間格差も大きくて均一した結果にはならないと思うわ。
  • id:student34
    質問への明確な回答ではなく,意見でしかないので,ここに書かせてもらいます。ご参考になれば幸いです。

    統計的な資料なら文部科学省のサイトに山ほどあると思います。
    文部科学省は小学校でのICT導入の達成目標を立ててますから,達成率のデータが毎年更新されていたはずです。見たことあります。光回線が何%整備されたかとかいう情報が中心で,お知りになりたいことと直結しないかもしれませんが,スキルに関するデータも見たことがあります。ただしどっちかっていうと,教員のほうのスキルのデータが中心だったように思います(そうした辺りで,教育現場の初等中等教育現場の現状をある程度お察し頂けるのではないかとは思います)。

    また,最新の資料は,審議会での議論に付随しているので,そこを読むのが現状を知るのには一番かもしれません。経緯の話もどうしても絡んで来ますが。

    内容的なことなら,中学高校の情報科目の学習指導要領を読むのが一番だと思います。ただまあ,他教科をイメージして頂ければいいかと思いますが,「学習指導要領で定められていること=生徒が本当に卒業までに身につけていること」とは限りません。

    私が経験的に知る限りは,小学生だと,総合学習の時間に,調べ学習に使ってみたり,ネットの危険性について学んだり,エデュテインメントソフトで遊ぶ程度ですよ。また,小学校は,総合学習の時間を使うので,学校の方針によって温度差が大きいです。

    高校の場合は,普通科か商業科かといったところで大きく違います。

    他方,大学は今やほとんどの学校で情報科目が必修化されていますから,まず間違いなく,大卒者はみんな学んでいると思います。ただし,ここでも出身学部学科によって内容は大きく違います。内容については,新人さんたちの出身大学のサイトにアクセスして,シラバスを見ればかなり詳細に分かると思います。

    そういうわけで,情報教育には温度差が大きいので,新人さんにテストしてしまうのが一番かもしれません。
  • id:summerdealer
    丁寧なコメントをありがとうございます。
     
    >watercooler さん
    ご指摘いただいたように、新しい情報 ”だけ” では、目的には合わないですね。
    古い情報 ”も” 含まれていなくては……。
    ただ、一般的に古い情報 ”だけ”で更新が止まっているサイトについては、単独では内容の評価が難しい(新しい情報と比較照合する手間がかかる)ので、そういった回答は遠慮願いたい、という意図でした。
    質問文の書き方が悪かったです。以後の参考にさせていただきます。
    ご意見をありがとうございました。
     
    >student34
    貴重なご意見を、コメントのほうへありがとうございます。
    文部科学省のサイトの見かたが難しくて、student34さんに頂いた総合的なご意見を頂けると調べ物の指針になりますので、参考になります。
    (「小学校=総合の時間の資料を参考にする」「中学高校=学習指導要領を参考にする(普通科・商業科などの別に気をつける)」「大学=出身大学のサイトのシラバスを参考にする」という調べ方指針も大変参考になりました。)
    情報教育の現状について、Baku7770さんの回答と合わせて、想像以上に牛歩な展開である旨理解しました。
    そのような状況のなかで、自分が担当者だったらと想像すると、「光回線が何%整備されたか」というような数値化し易い資料の公開に行き着くのは必至と思います。
    また、私が求めるような「授業現場についての全国的な資料」が出しにくいことも理解しました。
    (地域や学校によって差が激しいとなると、父母など関係者からの突き上げ(「資料を見ると他はこうやってるらしいじゃないか、なぜウチの学校はそうしないのか!?」みたいな)なども始まりそうですね。)
    個人的なことですが、自分も保育園児の娘がいますので、状況が10年以内に劇的な展開を見せるとも思えず、少し暗い気持ちになりました。
    新人さんについては、ご指摘のとおり、(調べ物だけでは、間違った前提を築く可能性が高そうなので)もう直接、テストなりアンケートなりをするのが良いですね。
  • id:Baku7770
     #a1です。
    >(スイマセン、セッションエラーで2つ目のリンクの論文PDFが見られません。コメント欄に、タイトルを書いていただけますでしょうか……?検索し直してみます。)

    http://ci.nii.ac.jp/naid/110007017202
    から、右側のプレビューをクリックしてみてください。駄目なら、
     
    情報処理基礎教育の現状報告 : 平成19年度「情報処理基礎A・B」の実施評価
     大阪樟蔭女子大学学芸学部 飼原 壽夫先生の論文です。

     回答文には書きませんでしたが、ある都道府県で大学生のための施設を作るっていうので呼ばれて
    行ったことがあります。(97年頃)
     場所はその都道府県で一番大きな駅前。で、都道府県の職員が言ったのが(一部は事前に聞いて
    いましたが)
    ・我が都道府県は日本で私立大学や短大の数で有数の都道府県
    ・学校間の格差も大きい
    ・現在就職活動もインターネットでしか受け付けていない企業が増えている
    ・レベルの低い大学(実名)ではインターネットにアクセスできるようなパソコンの設置も指導教官
     もいないという現状。逆は既にパソコンを持ち歩いている生徒が何人もいる。
     
     レベルの低い大学を含めて全ての大学の学生に利用してもらえるようなコンセプトを作れって無理
    ですよ。上を見たら旧帝大の国立大学だってあるのにって面白くないからそのまま飲みに行ったら、
    ついた女性がそのレベルの低い大学のOG。
     今度駅前にこんな建物を作ろうとしているらしくってとこまで話した段階でそうだってわかった
    から良かったと思いましたね。最後まで話していたら、モテなくなるところでした。

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