THEME:「お部屋のモノを長く使う!二段活用&リニューアルアイデア・コンテスト」
イエで○○のスペースを作るいいアイデアありませんか?イエで○○するとしたらどんなプランにしますか?“イエコト・ミシュラン”は、暮らしの空間と時間作りをめぐるテーマ質問に楽しくオドロキ!なアイデアをご投稿いただき、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナー。豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドでご投稿ください!
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「Welcome to イエはてな」
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テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20100507
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中ははてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は5月12日(水)正午で終了させていただきます。
古い物件だからこそ楽しめる暮らしのカタチっての、ありますよね!! 家屋を既製品の入れ物としてではなく、自由にカスタマイズしていく素材として楽しんでいく。新築の家屋ではちょっとためらってしまうような大胆な暮らしの楽しみを、本当に自由な翼を広げて楽しんでるなあってのが伝わってきます。
大家さんがいらっしゃるってことは、これって賃貸なんですよねえ。しかしこれはもう領地、お城と言ってもいいくらいの自由さです。
指紋一つ付くことにも神経を尖らせながら暮らす持ち家もそれなりに魅力ではありますが、こういう本当に自分らしい暮らし方を描き出せる賃貸は、それ以上に魅力的ではないかと思います。
それにしても「朔ぴょんホール」とは・・・・。これを見て、ある山村の物置の外壁に開いていた「キツネ穴」を思い出してしまいました。そこの住人の方いわく、これキツネが開けちゃったんだよ、今でも時々ここで子を生んだりしているみたいだなあ、まあキツネってやつは巣穴を掘ってそこで子を産むから、土に穴を開けるのと同じように物置の壁に穴を開けても不思議はない、これも自然の営みってものだろうなと微笑んでいらっしゃいました。
「朔ぴょんホール」も、まさにそういう自然の命の営みですよね。猫という生き物の自然の習性が、人間と暮らすイエの中で伸び伸びと表現されている。こういうイエには、猫の幸せももちろんですが、人の幸せもぎっしり詰まっているだろうなあと思います。動物の自由を認められるイエってのは、イエの中に森があるようなものですからね!!
iijimanさんのお城は、リサイクル物件ではなく、クリエイトする物件と言えるでしょう。古いからこそ生まれる楽しみが満載です。
外装塗り替えるだけで全然違いますねー!!
朔ちゃんのお尻とっても可愛くて笑ってしまいました。
賃貸だと、大掛かりな改装ってなかなかできませんもんね。
お洋服やさんをやってる私のお友達も築ン十年という古い賃貸物件に住んでいたのですが、
床から壁から何もかも変えてしまいました。お洋服や、雑貨なども綺麗にディスプレイされていて、
本当にこの部屋に人は住んでるの?って思うほどで、ファッション雑誌や、
インテリア雑誌にも何度も紹介されていました。
友達曰く、綺麗で新しいけど、何も手を加えることのできない部屋よりも
汚くても自分の思い通りに変えられる部屋に住んだ方が楽しいっていってました。
住んでるうちに色々と手を加えて、自分らしい部屋作りができるのって素敵ですね。
これからも進化し続ける家ですね!
個人的に阪急電車に胸キュンです・・・・(阪急大好き)
自分なりのカスタマイズ・・を自由にしたいから初めから中古物件を買うというお友達も今は多いです。
iijimanさんのおうちは昭和のにおいがぷんぷんして、懐かしい感じが写真のあちこちに感じられます。
新しいおうちも大好きですが、こうしたおうちに手を加え使っていくってやっぱり大事だなあと改めて実感。
我が家が何十年もたったとき、そう感じられるよう、普段から手を入れて行きたいと、強く思いました。
id:TomCatさん>
ありがとうございます。
新築の家屋ではちょっとためらってしまうような大胆な暮らしの楽しみを
新築だったら、絶対出来ないですね。特に「朔ぴょんホール」とか。
ただ、大家さんの気まぐれな改修が却って建物に歪みを作ってしまったみたいで、窓が年々開けづらくなってきているような気がします。屋根を「重くした」と言っていたので、それが建物全体を曲げているのかもしれません。ただ、補強の効果はあったようで、以前に比べると風で揺れにくくなりました。
「キツネ穴」のお話し、興味深く読ませていただきました。
外壁を塗り直したのと、手すりを変えたので、ちょっと昭和42年の建築には見えなくなりました。
友達曰く、綺麗で新しいけど、何も手を加えることのできない部屋よりも
汚くても自分の思い通りに変えられる部屋に住んだ方が楽しいっていってました。
これ、凄くわかります。
自分の思い通りに変えられるのって、楽しいです。
id:canorpsさん>
次はなんだろうなあ~、大判出力機の設置が1つの「目標」だったので、当分変化はなさそうですが・・・
阪急電車、いいですよね。
写真家の森山大道さんも阪急電車が好きだそうです。
新しいおうちも大好きですが、こうしたおうちに手を加え使っていくってやっぱり大事だなあと改めて実感。
我が家が何十年もたったとき、そう感じられるよう、普段から手を入れて行きたいと、強く思いました。
何十年、というところで壊してしまう家が、日本には多いと聞きます。
ちょっともったいないなあ、猫で言えば10歳を過ぎて「円熟の味わい」が出てくるところじゃないのかなあ、と思ったりします。
うちは、1Fが事務所(仕事場)、2Fが住居という、古い建物に住んでいます。
大家さんの帳簿によると昭和42年(1967年)に建てたようです。
この建物、本来は「水道工事屋の建物」で、1Fが「水道工事屋の事務所」、2Fが「住み込み職人の寮」でした。
1980年代まで、大家さんが水道工事屋を営んでいたためです。
その後、2Fは一般の貸間(アパート)として、1Fは次のような経緯で貸し出されてきたそうです。
・改築をするクリーニング屋さんの店舗(一時貸し)
・本屋さんの商品ストック場所(倉庫)
・入院した独居老人の私物置き場(倉庫)
その後1Fは、一旦空き物件となっていましたが、2003年11月より、デザイン業を営む私が仕事場として借りることになりました。
窓は木枠で網戸なし。冷房機はあったけれど古すぎて使えない。内壁汚れ(薄緑色だが汚れてくすんでいた)、という状態でした。
網戸なしはそのままですが、冷房機は2000年代製のものに交換(電器屋さんにやってもらいました)、内壁は自分と奥さんと2人で、アイボリーに塗り替えました。
電話は、当初はADSLとIP電話でしたが、今は光ファイバーを引き込み、電話も「ひかり電話」です。
木造の小さな建物なので、1Fに設置した無線LANが、2Fの全域に電波が届きます。
では、写真を。
この建物、最初はこんな外装でした。消えかかっている「小松工業所」というのが、かつての水道工事屋さんの名前です。
私たちはこのままでも良かったのですが、気まぐれな大家さん(現在91歳)が、2007年に突然塗り直しと補強工事を強行します。塗り直し後は、こうなっています。
2008年2月4日、光ファイバー引き込み。昭和42年建設の建物に、最新の情報動脈が引き込まれました。
1F。かつては熱帯魚を飼っていたというショーウィンドウ、今は、私たちが使っています。
近所に出来たばかりのラーメン屋さんのポスター、植樹祭の「かなりんちゃん」(今月23日に神奈川県で開催)、月替りのイラスト、などを展示しています。結構、立ち止まって見ていく人がいるものです。
1Fショーウィンドウには、こんなアイテムも。阪急6300系とキハ81。わかる人には分かる、渋めのセレクション。
1F。仕事場の中、現在はこんな感じ。大判出力機を置いたら随分狭くなりました。
2Fはプライベート空間なので、ちょっとだけ。
例えば襖。私たちが借りてから一度貼り替えましたが、すぐに猫の朔ぴょんが引っ掻いてボロボロに。
今ではバリバリやるための段ボールを貼り付けて、猫引っ掻き放題。ついでに大判出力機の試運転で出した朔ぴょんのA1サイズのポスターも貼ったりして。
襖といえば、私が転んで大穴を開けちゃったんですよね。そうしたら、猫の朔ぴょんがそこから押し入れに出入りするように。
今は、この穴を「朔ぴょんホール」と呼んで、その存在を合法化しています。つまり、塞ぐ予定はない。これは我が家の機能の1つである、と。
同じく2Fの障子。すぐ破いてしまうんですよね、猫だけでなく人間も腕をぶつけたりして。適当な紙を貼ったりしてカスタマイズ。下半分は朔が引っ掻くので、スターバックスの手提げ袋をリサイクルして貼り付けています。壁紙気分。
2F、トイレは和式だったので、洋式の便座を置いて改良。費用3150円。タイルが冷たくて気持ちいいらしく、夏はよく、このように朔ぴょんが涼んでいます。
とまあ、こんなところです。
古い物件なので、窓の立て付けが悪かったり、強風の日に揺れたり、色々悩みもありますが、建物そのものが壊れない限りカスタマイズ自由なのは気楽でいいです。