なんで人は高いお金を払って映画館に行ってまで映画を観るのでしょうか?
というのは、
最近では割とすぐにDVDレンタルが始まりますし、
最近のテレビってけっこう大きくて十分に映画を堪能できると思うからです。
この間までの様に、スポーツバーで日本を応援してみんなで盛り上がるわけでもないし・・・
どんな人がどんな目的で行くのか、
そもそも映画館にどんな存在価値があるのかよくわかりません。
分かる方いましたら、ご回答宜しくお願いします。
*注 (今回の質問に関しては3D映画はあまり考慮に入れないで下さい)
なぜなら、近いうち家のテレビにもその機能が付いて来る様な気がするからです。
その作品を鑑賞するという意味だけで捉えると,質問者の質問は「仰るとおりです」ということになるのでしょうね。
私はあまり映画館に出かける方ではありませんが(年に1~2回行けばいいほう),それでも封切りと同時に見たいという,ただそれだけの理由で出かける作品がたまにあります。
他に,というよりも,これが回答のメインですが,映画館に出かける理由は,それを社会的な活動と考えるといくつも思いつくことができます。家族とでかける,配偶者や子どもたちと関わる機会にする,初めて気にかかっている女の子をデートに誘う(映画の間は喋らなくてよいですし,映画の内容によっては,ただそれだけでお互いの気持ちが昂ぶることもあります),終電が終わったあとのオールナイトの名画座(今もあるのかな?)で時間つぶし,家に帰りたくなくてひとりになりたいときの場所などなど,この他にも思いつくことができるかと思います。
もし,「高いお金を払って」ということに質問の重点があるとすれば,新刊本もそのうち古本屋に並んだり,図書館で読めたりもしますから,「できるだけお金をかけないで同じ内容のものを(繰り返し)楽しむ」ことだけが,本を読んだり映画を見たりする唯一の理由とすれば,なるほどと思う質問ですが,映画に出かけるなどの行動がただ作品を鑑賞する目的のみのものではないと考えれば,決して高くないというのが,私の意見です。
こんな感じの人たちが、こんな感じの目的で行くみたいです。
当然この人たちは映画館に存在価値が有ると考えていますね。
テレビが出現して数十年、何で映画館って無くならないんでしょう?
映画館の数なのですが、全盛期の半分以下になっているとの話も聞きます。実際、映画館が近くになくなったなんてのもよくありあす
おそらく質問者の方は映画とTVのそれぞれの良さをまだ知らない、もしくは必要のない方なのだと思います
映像芸術という点から見れば、映画とTVではまったく違うものです。日本画と油絵くらいの違いを、大きいと見るか小さいとみるかに近い感覚なので一般的感覚ではないかも知れませんけどね
音響の響き、籠り方など映画館でしかない効果もあり、その効果を求める人は何十万つぎ込んだ家庭用の音響でも満足できない人もいま
映像も同じで、スクリーン投影でしか味わえない迫力、効果もあるんです。良さのわかる人は映画館すら選り好みしますし、見る映画によっても映画館を変える人もいるそうです
断言できるのは、技術的には映画映像技術にまだTV映像技術が追いついてはいません
それを示すのが、映画館がなくならないという事実かも知れません
あとは最新のTVの普及率!これが増えれば映画館はもっと減る
映画館独特の雰囲気があるから私は映画館に行きます。実際に、劇場でもテレビ画面(ノーカットのDVDなど)でも観た映画が何本もありますが、劇場とテレビ画面とでは違います(どちらが良いとは一概には言えませんが)。劇場の魅力は主に以下のとおりです。
○音響や画面の大きさなど物理的な規模
○劇場用は質感が柔らかい
○大勢の他人と暗がりで楽しむ独特の雰囲気
○お出かけの醍醐味
○ポップコーンやコーヒーを買って劇場に入ったりする楽しみ
など。
なお、世の中には吹き替えが好きな人と原語で観るのが好きな人がいますが、私は後者です。原語のほうが、より忠実に製作側の意図が伝わるので。また、最後尾に座れば前の人の頭が邪魔にならないし、自分も比較的勝手にのびのびできます。ちなみに映画鑑賞は極めて暗い趣味とされていて、保守的な会社に勤めていた父には「履歴書の趣味の欄に『映画鑑賞』は書くな」と言われていました。でも、私は劇場が好きです。
好みの問題でしょう。でも好きな人は、まだまだ大勢いるのですよ。
「映画館独特の雰囲気」は色んな見方があります。こんなのも見てみると面白いです。
早速のご回答ありがとうございます。
なるほど。
そういう考え方もあるんですね。
参考になりました<(_ _)>
okiraku-gokurakuさんの様な映画通の方々が映画館に行かれるんですね。
ご回答頂き映画館の存在価値はなんとなしに理解できたのですが、
まだどうにも分からない事がありますので、お時間頂けましたら以下の質問にもご回答の程宜しくお願い致します。
1、映画館を好きな人がまだまだ大勢いるのに、映画映像技術にまだTV映像技術が追いついていない段階で、映画館が全盛期の半分近くまで減ったのはどうい いう原因からだとお考えになられますか?
2、okiraku-gokurakuさんが映画館に行かれる理由は理解出来たのですが、好みの問題である以上それはokiraku-gokurakuさんが映画館に行かれる理由説 明の説明であって、
他の方が・どんな目的を持って・1000円以上のお金を支払うのかという事についてもう少しご回答頂ければ幸いです。
1分でも早くみたいんです。
あとTVが大画面でも、やっぱりサイズが違いすぎますし
音響もぜんぜん違います。
DVDレンタルなんて貧乏な見かたしたくないんです。
ご回答ありがとうございます。
なるほど。
そういう考え方もあるんですね。
参考になりました<(_ _)>
自分は映画館で見ますが、まず環境ですかね。音響から画面サイズ、空間、暗さ(たまに非常灯がじゃまになりますが、最近は非常時に点灯します)、そして自分を含めた観客と見る感じですかね。
おそらく映画館が楽しめないのは日本人的な要素も関係していると思います。六本木でハリウッド映画を見に行くと海外の方が多く、映画のシーンに合わせて盛り上がりますが、大抵日本人は静かに見ます。(ただ、静かに見たい映画もありますが)
あと、映画は映画館で見ることを前提に作ってあるので、家でシアタールームがあればいいのですが、まぁないですから映画館で見ます。DVDでも映画を見ますが、DVDで見てつまらなかった映画でも劇場で面白い映画はありますが(例えばオペラ座の怪人)、逆は今まで映画を数百本は見ていますが、1、2本あったかなかったかくらいです。
ただ、日本の映画館は高いです。1800円はアメリカでは最近値上げされた3D映画の料金並(日本だと2200円)で、アメリカではそれが高いから観客が減り、最近値下げしたというニュースがありましたし。
あと、一律料金なのもかかる映画ごとに料金かえてもいいんじゃないかなぁとは思います。
ご回答ありがとうございます。
今まで頂いてきたご回答から、映画通の方々が映画館に行かれるのかなと思いました。
参考になりました。
映画を観る層が、映画館にしばしば行かれる方と私の様にほとんど映画館では観ないタイプの
2極分化して中間が居なくなったというイメージを持ちました。
ありがとうございます。
またこの場を借りて、ご回答頂いたtschoさん・adlibさんにもお礼申し上げさせて頂きます。
ただ、申し訳ございませんが私自身かなり眠くなってしまいましたので、
また後日ご回答拝見させて頂きます<(_ _)>
風説・原体験論 ~ 囁き・立見・小便の匂い ~
わたしの学生時代、3本立て映画館に通いつめた経験があります。
合計平均7時間以上、大音響のスピーカーから流れる名曲、大画面の
ラブシーン……真暗闇の中で、深々とした古い椅子に身を委ねたのです。
2本立て封切館で、日程をまちがって同じ作品を二度観た悔しさ……。
黒澤映画《用心棒》など、ロードショーの料金を払っても立ったまま、
ドアが閉まらないほどの盛況で、あれもこれもが“青春”だったのです。
はじめて彼女と観た日や、隣合わせた熟女の香水、しつこい男の痴漢、
さまざまの記憶とともに、わたしの脳内劇場は、いまも存在しています。
帰郷後、テレビで観るときも、なるべく室内灯を消したほどです。
評論家の佐藤忠男も(高校時代)日曜ごと握り飯(三食分)を持って
汽車に乗り、都会の映画館に通ったそうです。
当時の青年が、じっとしておれないような、傑作が続いたからです。
実録・美男美女 ~ 最古の幼児記憶より ~
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040523 暁の脱走 ~ 敵前逃亡の罪と罰 ~
── 意外だったのは(略)観客が思わずパチパチと拍手したのである。
http://www.youtube.com/watch?v=RxDdLOMwjc8 荒城の月 山口淑子
この主演者は、いまも健在(↓)李香蘭、最後のステージ(1958)。
http://www.youtube.com/watch?v=A1CZDgwXgnI 夜来香_山口淑子(李香蘭)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19460410 美女列伝 ~ 十二人の美しい政治家 ~
♀山口 淑子 元参議院議員 19200212 China /1974-1992在職/環境政務次官/女優=李 香蘭
http://q.hatena.ne.jp/1232188861#c141108 日華の歌姫 ~ 二つの国、三つの顔、四つの姓 ~
池部 良(山下 鈞の子)俳優 19180211 東京 /~雪国/暁の脱走/坊ちゃん
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050702 老兵総登場 ~ 朝まで生テレビ! ~
このような原体験は、わたしの亡母が、本を読むときに音読で、頁を
繰るときは、つい指に唾をつけてしまう世代であったことに通じます。
いまの若者も、ipad に、つい力を入れているのではないでしょうか。
ご回答ありがとうございます。
ただ、私としては
・どんな人がどんな目的で行くのか、
・映画館にどんな存在価値があるのか
を知りたかったのですが・・・
その作品を鑑賞するという意味だけで捉えると,質問者の質問は「仰るとおりです」ということになるのでしょうね。
私はあまり映画館に出かける方ではありませんが(年に1~2回行けばいいほう),それでも封切りと同時に見たいという,ただそれだけの理由で出かける作品がたまにあります。
他に,というよりも,これが回答のメインですが,映画館に出かける理由は,それを社会的な活動と考えるといくつも思いつくことができます。家族とでかける,配偶者や子どもたちと関わる機会にする,初めて気にかかっている女の子をデートに誘う(映画の間は喋らなくてよいですし,映画の内容によっては,ただそれだけでお互いの気持ちが昂ぶることもあります),終電が終わったあとのオールナイトの名画座(今もあるのかな?)で時間つぶし,家に帰りたくなくてひとりになりたいときの場所などなど,この他にも思いつくことができるかと思います。
もし,「高いお金を払って」ということに質問の重点があるとすれば,新刊本もそのうち古本屋に並んだり,図書館で読めたりもしますから,「できるだけお金をかけないで同じ内容のものを(繰り返し)楽しむ」ことだけが,本を読んだり映画を見たりする唯一の理由とすれば,なるほどと思う質問ですが,映画に出かけるなどの行動がただ作品を鑑賞する目的のみのものではないと考えれば,決して高くないというのが,私の意見です。
ご回答ありがとうございます。
質問の中で重きを置いている点は、
社会的な活動という側面です。
ただ昨今、社会的な活動の選択枝が多様化している中で
なぜ映画館という選択をする人が居るのか・人々を映画館に惹き付ける魅力はどの様なものなのかということを知りたくて質問させて頂きました。
ご回答大変参考になりました。
ありがとうございます。
>なんで人は高いお金を払って
映画館は他の娯楽に比べて安いから。
>最近のテレビってけっこう大きくて
映画館のスクリーンと比べたらぜんぜん小さいよ。
ご回答ありがとうございました。
逆に言うと、何で人はDVDを観ただけで、その映画を観たことにしちゃうのか、という疑問がわくほどの映画館ファンです。たまにDVDでも映画を見ますが、DVDで見た映画はほとんど印象に残っていないし、見た映画としてカウントできません。人はなぜ映画館に行くのか。
まず、日常と切り離された映画館の暗闇に身を沈めることで、映画への没入度が高まります。DVDは観る人の都合に映画を合わせるツールですが、映画館の映画は、どんなにお客がたくさん集まっても時間にならないと始まらない。上映期間が過ぎれば終わってしまう。そのイベント性にも魔力が潜んでいます。映画館の帰り道、観た映画のことを考えながら街を歩く間が映画館ファンの至福のときです。
そもそも高い料金を払うわけですから、どの映画を観るのか決めるのにもレンタル屋でDVDを選ぶのとは比べ物にならないほど真剣になります。映画館ファンにとって、映画はある種のギャンブルなのです。
人はなぜ映画館に行くのか。自分にとって当たり前すぎることを考えるきっかけを与えていただいて感謝します。
ご回答ありがとうございます。
私は映画を様々な映像コンテンツの1つと考えていますが、
凝縮されて密度の高い、贅沢な時間の使い方として映画鑑賞する。
という映画の楽しみ方もあるのですね。
(というよりも、Hiromix2004さんの様な楽しみ方が王道なのかもしれませんね)
参考になりました。
ありがとうございます。
僕自身は、一刻も早く見たい映画があるから見に行きます。ソレもおそらく理由のひとつになるでしょう。DVD化がいつになるかなんて、僕等一般人には分かりませんから。
アニメ映画などに関して言えば、劇場特典も大きな魅力になっているでしょう。
ご回答ありがとうございます。
参考になりました。
プライベートな空間は冷蔵庫の中のおいしいモノの誘惑や宅配便の不意の訪問など、外来的な集中を妨げる要因が多く、脳内の昂奮(快楽物質の放出)も寸断されやすい。
それに比し、映画館・劇場は集中を妨げるノイズは取り除かれ、パブリック空間性も相まって、視覚体験を超えて共有の疑似体験を脳が誤認識することになる。
脳は映画館で見る映像からの方がホームビデオよりも強い快楽を得られることを学習し、潜在的な中毒患者を作りだす。
但し、映画体験が苦痛や恐怖のそれで開始されれば、そうしたメカニズムは発現しようがなく、映画(映画館)は忌避の対象にすらなろう。
ご回答ありがとうございます。
いろいろな考え方があるんですね。
・なぜ映画館で見るか、それは臨場感があるからじゃないでしょうか
・〃 TVとは違う何かを感じるのだと思います
ご回答ありがとうございます。
参考になりました。
家で視聴する場合、多くはテレビ画面またはPC等のモニターであると考えられます。
この場合、スクリーン自体が光を放っている「透過光」モニターです。
一方、映画は映写機から投影された光がスクリーンに反射されたものを目にするわけで、これは「反射光」メディアとなります。
メディア論で有名なマクルーハンは、透過光と反射光のメディアはまったく性質が違うと述べており、それを裏付けるような実験などもあります。
映画などの反射光メディアでは、スクリーンの映像も周囲の様々なモノの姿も、同じように反射光として見るため、没入や感情移入が弱くなります。また、批判的な見方が可能となります。
一方、テレビやPCモニターなどの透過光メディアは、スクリーン自体が発光していて周囲とはまるで違う情報を伝えてくること、また実際にそれが像を結ぶのはモニター上ではなく目(脳)の中で初めて、ということになり、その結果、「批判力を弱める」「没入・感情移入しやすい」といった性質があります。
映画館が「巨大スクリーン」で、「上映時には真っ暗」にすることでスクリーンへの集中度を高めているのは、そうして初めて反射光メディアで感情移入させることができるからなのです。テレビの場合は小さな画面で、視力が落ちないように明るくして見ていても、映画館と同等もしくはそれ以上の没入力を持つことになります。
例のポケモンの点滅で気分が悪くなる子供がいた、という事件も、あれが映画館であれば被害は出ていなかったと考えられています。
とすると、テレビ画面の方が感情移入できていいじゃないか、という話にもなりますが、逆にいえばそういう大画面で真っ暗にして集中して反射光映像を見ることは、いくら大型テレビが主流になったとはいえ、家で透過光映像を見るのとはまったく違う体験ということにもなります。
同じ場面を上映しているのだから、お手軽なテレビでいいじゃないか、という考え方もあるのかもしれませんが、わたしは映画館で見る映画とテレビで見るDVD映像は、同じ内容でも別のアレンジと考えていいように思っています。
なお、iPad は透過光メディア、Kindleは反射光メディアです。読書好きの人には、読むことに特化したKindleの人気が高いのも、そういう理由が絡んでいる可能性があります。
Amazon Kindle(アマゾン・キンドル):「反射光の電子ブック」という革命的に新しいメディア[絵文録ことのは]2009/12/28
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | masanobuyo | 4617回 | 4007回 | 78回 | 2010-07-02 05:48:19 |
2 | r-zone | 428回 | 409回 | 22回 | 2010-07-02 10:03:57 |
3 | Im_Me | 301回 | 285回 | 6回 | 2010-07-02 10:57:06 |
4 | eses | 288回 | 223回 | 39回 | 2010-07-02 11:54:10 |
5 | yhfparty | 3回 | 2回 | 0回 | 2010-07-02 13:12:20 |
6 | nakiu3 | 82回 | 72回 | 3回 | 2010-07-02 15:22:53 |
7 | ただそれだけ | 1042回 | 869回 | 34回 | 2010-07-02 16:02:47 |
8 | L238 | 12回 | 10回 | 1回 | 2010-07-03 00:27:03 |
ご回答ありがとうございます。
質問の中で重きを置いている点は、
社会的な活動という側面です。
ただ昨今、社会的な活動の選択枝が多様化している中で
なぜ映画館という選択をする人が居るのか・人々を映画館に惹き付ける魅力はどの様なものなのかということを知りたくて質問させて頂きました。
ご回答大変参考になりました。
ありがとうございます。