http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8...
”主な電子書籍フォーマット
EPUB
米国の電子書籍標準化団体IDPFが推進するXMLベースのオープン規格。北米ではデファクトスタンダードとなっている。
xmdf
シャープが開発した携帯電子書籍リーダー用のフォーマット。大手出版社21社が参加する日本電子書籍出版社協会運営の「電子文庫パブリ」などで利用されている。専用リーダーソフトとして「ブンコビューア」でZaurus、PalmOS、PocketPC、HandheldPC、Windows向けが無料で公開されている。
.book
ボイジャー社によって開発された電子書籍フォーマット。縦書きやルビをサポートしており、文芸作品などの電子化に利用されている。1990年代にボイジャー社が開発した「エキスパンドブック (EBK)形式」の後継フォーマットで、専用リーダーとして「T-time」が有償で公開されている。
AZW
アマゾン・キンドル用の電子書籍フォーマット。
他にもプレーンテキスト、PDFといった汎用文書フォーマットが商業電子書籍販売に利用されることもある。”
http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2010/06/post-c3d0.html
”日本語表現に実績のあるファイルフォーマットである「XMDF」(シャープ)と「ドットブック」(ボイジャー)との協調により、出版物のつくり手からの要望にも対応するべく、我が国における中間(交換)フォーマットの統一規格策定に向けた大きな一歩が踏み出された”
これを簡単に説明します。
例えば、異なるフォーマットで作られた電子書籍のファイルを別のフォーマットに直接変換していても良いのですが、それだと複数のフォーマットが有った時に、いちいち変換ソフトを作らなければならない等の無駄が出てきます。そこで共通のフォーマットを決めておくと、その共通フォーマットに対する変換ソフトを従来の別々のフォーマットごとに一つずつ作れば後は交換が自由にできる様になる、というメリットがあるのです。
A、B、C、Dという4方式の電子書籍フォーマットが有り、変換する必要が有るとします。
中間フォーマットが無いと、こんな感じです。
A方式ファイル←A-B変換ソフト→B方式ファイル
A方式ファイル←A-C変換ソフト→C方式ファイル
A方式ファイル←A-D変換ソフト→D方式ファイル
B方式ファイル←B-C変換ソフト→C方式ファイル
B方式ファイル←B-D変換ソフト→D方式ファイル
C方式ファイル←C-D変換ソフト→D方式ファイル
中間フォーマットが有ると、こんな感じです。
A方式ファイル←A-中間変換ソフト→中間フォーマットファイル
B方式ファイル←B-中間変換ソフト→中間フォーマットファイル
C方式ファイル←C-中間変換ソフト→中間フォーマットファイル
D方式ファイル←D-中間変換ソフト→中間フォーマットファイル
中間フォーマットファイルを間に置くだけで、必要なソフトの数が減りましたね。こんな感じのメリットが有るから、中間フォーマットを別名、交換フォーマットと呼んで作ろうとしている訳です。
但し、しっかり設計しないと変換のステップが増える分、変換の精度が落ちてしまう危険性は有ります。
おおまかにはこんな感じですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8...
”主な電子書籍フォーマット
EPUB
米国の電子書籍標準化団体IDPFが推進するXMLベースのオープン規格。北米ではデファクトスタンダードとなっている。
xmdf
シャープが開発した携帯電子書籍リーダー用のフォーマット。大手出版社21社が参加する日本電子書籍出版社協会運営の「電子文庫パブリ」などで利用されている。専用リーダーソフトとして「ブンコビューア」でZaurus、PalmOS、PocketPC、HandheldPC、Windows向けが無料で公開されている。
.book
ボイジャー社によって開発された電子書籍フォーマット。縦書きやルビをサポートしており、文芸作品などの電子化に利用されている。1990年代にボイジャー社が開発した「エキスパンドブック (EBK)形式」の後継フォーマットで、専用リーダーとして「T-time」が有償で公開されている。
AZW
アマゾン・キンドル用の電子書籍フォーマット。
他にもプレーンテキスト、PDFといった汎用文書フォーマットが商業電子書籍販売に利用されることもある。”
http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2010/06/post-c3d0.html
”日本語表現に実績のあるファイルフォーマットである「XMDF」(シャープ)と「ドットブック」(ボイジャー)との協調により、出版物のつくり手からの要望にも対応するべく、我が国における中間(交換)フォーマットの統一規格策定に向けた大きな一歩が踏み出された”
これを簡単に説明します。
例えば、異なるフォーマットで作られた電子書籍のファイルを別のフォーマットに直接変換していても良いのですが、それだと複数のフォーマットが有った時に、いちいち変換ソフトを作らなければならない等の無駄が出てきます。そこで共通のフォーマットを決めておくと、その共通フォーマットに対する変換ソフトを従来の別々のフォーマットごとに一つずつ作れば後は交換が自由にできる様になる、というメリットがあるのです。
A、B、C、Dという4方式の電子書籍フォーマットが有り、変換する必要が有るとします。
中間フォーマットが無いと、こんな感じです。
A方式ファイル←A-B変換ソフト→B方式ファイル
A方式ファイル←A-C変換ソフト→C方式ファイル
A方式ファイル←A-D変換ソフト→D方式ファイル
B方式ファイル←B-C変換ソフト→C方式ファイル
B方式ファイル←B-D変換ソフト→D方式ファイル
C方式ファイル←C-D変換ソフト→D方式ファイル
中間フォーマットが有ると、こんな感じです。
A方式ファイル←A-中間変換ソフト→中間フォーマットファイル
B方式ファイル←B-中間変換ソフト→中間フォーマットファイル
C方式ファイル←C-中間変換ソフト→中間フォーマットファイル
D方式ファイル←D-中間変換ソフト→中間フォーマットファイル
中間フォーマットファイルを間に置くだけで、必要なソフトの数が減りましたね。こんな感じのメリットが有るから、中間フォーマットを別名、交換フォーマットと呼んで作ろうとしている訳です。
但し、しっかり設計しないと変換のステップが増える分、変換の精度が落ちてしまう危険性は有ります。
おおまかにはこんな感じですね。
だいたいわかりました。ありがとうございます。
中間フォーマットについては、
本懇談会において、日本語表現に実績のあるファイルフォーマットである「XMDF」(シャープ)と「ドットブック」(ボイジャー)との協調により、出版物のつくり手からの要望にも対応するべく、我が国における中間(交換)フォーマットの統一規格策定に向けた大きな一歩が踏み出された
とされており、XMDFとドットブックとの協調が中間フォーマットの統一規格策定において、大きな位置づけと鳴っている点が記述されています。
また、中間フォーマットをを確立するメリットについては、
国内外の多様な閲覧(最終)フォーマットの普及に対応して、日本語基本表現に係る中間(交換)フォーマットを確立することは、電子出版に係るコスト削減、作成期間の短縮を通じたコンテンツ規模の拡大が期待できる。
さらには、我が国の電子出版の普遍性とオープン性を高めるとともに、利用者に長期の閲覧可能性を保証することができる。
我が国電子出版市場の一層の拡大の観点から、極めて有効であり、日本語基本表現に関わる出版関係者、端末、プラットフォーム関係者を巻き込んだ検討・実証が必要と考えられる。
とあげられています。さらに、これらの状況を踏まえて、
電子出版での日本語基本表現に実績を有する関係者において、「電子出版日本語フォーマット統一規格会議(仮称)」を設置し、我が国における中間(交換)フォーマットの統一規格の策定に向けて具体的な検討・実証を進め、こうした民間の取組について国が側面支援を行うことが適当である。
としており、中間フォーマット統一規格の策定に向けた規格会議を設置し、国が側面支援する流れとなっています。
ここで気になるのが、電子書籍も中間フォーマットという日本独自の規格をつくることによって、ガラパゴス化してしまうのではないかという点です。
日本語はアルファベットではないため、「日本語は世界的に見て特殊な存在」であり、現在のEPUB2.0の仕様においては、現在の紙の出版物で実現できている日本語表現が実現できていないという点が指摘されています。そのため、「日本語表現が可能なファイルフォーマットを国際規格(公的標準)としていくことが必要であるとしています。
上記の流れの中で、
今後、2.1(2)の日本語基本表現の中間(交換)フォーマットの統一規格の反映や、上述のEPUB等海外のデファクト標準であるファイルフォーマットとの変換に係る技術要件も検討の上、国際規格IEC62448 の改定に向けた取組が重要であり、上述の「電子出版日本語フォーマット統一規格会議(仮称)」を活用しつつ、国際標準化活動を進め、こうした民間の取組について国が側面支援を行うことが適当である。
と、再度、統一規格会議の必要性と国の側面支援があげられ、さらに国際標準化活動も平行して検討を進めていく必要性が指摘されています。
電子書籍における中間フォーマットの統一規格の動きがが今後、どのような位置づけとなり、電子書籍やさらには、デジタル教科書などのビジネスモデルの方向性にどのような影響を与えるのか、世界の電子書籍の流れにのり、国際標準化への対応が進むのか、動向が注目されるところです。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/30700.html
ありがとうございます。
だいたいわかりました。ありがとうございます。