なぜなら、それは傷を作り、しかも傷の手当てをしないからだ。」に興味があるのですが、
上記の格言に当てはまる具体的な男女?のシチュエーションを教えて下さい。
明確な答えなどはないかもしれませんので、回答者の解釈でもかまいません。
私は、上記の格言に当てはまる男女として、恋愛することは出来ない何かの壁があるから、
恋愛的な友情にならざるおえないのかなとか想像していますが、
みなさんの考えも聞きたいと思っています。
よろしくお願いします。
とりかえばや仮説 ~ キャラクターの混在と併存 ~
出典が明示されないので「恋愛的な友情」が同性間・異性間いずれを
指すのか謎めいていますが、数多い《ジャン・クリストフ》の愛読者の
なかで、数少ない通読者を自認する一人として、語ってみましょう。
あらためて思いだすと、この長編には、さまざまな愛の対象と類型が
例示されています。それぞれの登場人物は、個別に独立しているよりも、
文学的時系列において、複合的に混在するのではないでしょうか。
── 親愛なるクリストフ君、僕は永遠に君の忠実なる僕(しもべ)に
して友であります。オットー・ディーネル。
── ミンナは、あまりにたやすく征服できる彼に、なんらの興味もも
ってはいなかった。(略)ケリッヒ夫人に恋してることがわかって以来、
クリストフはミンナから離れていった。
── 恋愛はちょっとの欺瞞(ぎまん)であって、人の心をして武器を
捨てさせ地位を失わせるものであるということを、彼は知った。
── ロマン・ローラン/豊島 与志雄・訳《ジャン・クリストフ(一)
第二巻 朝 19860616 改版第1刷 岩波文庫》
http://www.aozora.gr.jp/cards/001093/files/42591_29597.html
さきごろ、わたしの畏友(高校時代の後輩として、音楽や文学を語り
あった一人)が亡くなったので、電話口で未亡人に、こう伝えました。
「ぼくは、友人の誰よりも彼を尊敬し、あなた以上に愛していました」
そこで、悲しみにくれていた未亡人が「それはちょっと困りますわ」
と笑いながら抗議したので、互いにリラックスできました。
そして彼ら夫婦が新婚まもなく、わが家を訪れた記憶が蘇ったのです。
彼の人生における彼女は、最初ミンナのように現われ、ケリッヒ夫人
のように成長したのではないでしょうか。少年のようにボーイッシュな
少女が、良妻賢母となって未亡人となる過程を、別人に描くならば……。
── 文学は悪友だ。味方だと気を許していると、とつぜん敵にまわる
のだ。音楽は、女友達だ。機嫌の良いときならいいが、そうでない時に
は、とても冷淡にあしらわれる。美術は、まるで兄弟のようなものだ。
自分のいやなところをすべて持ちあわせている。どのあたりが他人に
ばれているかまで、知りぬいている。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050727 学楽同穴 ~ 日記と手紙 ~
恋愛的な友情というのは、男同士女同士の友情のような気がします。特に男同士、恋愛感情がつのってきた男同士は、どちらかに彼女が出来たら嫉妬心がムクムクと頭を出してきて気持ちの押さえがきかない、でも嫉妬とは気づかずイライラする日々・・・・
ボーイズラブの世界になってしまいそうですが、いつしかそれぞれが普通に恋愛をするときがくれば自然に傷はいえるのでしょうか・・・・
男同士の友情というのは、ときには女性がものすごく嫉妬するような不思議な「愛」があるのではないでしょうか。
例えば幼馴染の男女とか。
基本的に家族愛的な友情なので恋愛に発展すれば結婚が待っているというのが紋切り型に思いつくパターンです。家族愛的な部分や他の事で恋の季節を迎えたくても大々的に恋愛にはしたくないかならない場合、恋愛的な友情になると思います。小説や漫画などでよくあるパターンでは女性が男性の世話を焼きつつ、恋心を抱きかけている自分の恋愛感情を否定したり、押し殺したりして友情を維持するという、いじらしい姿をかわいらしく、美しく描くというのがあります。
ちょっと前に放映された深夜アニメを例にすると、「かんなぎ」の主人公の男子高生の幼馴染の女子高生の関係などが当てはまるかも知れません。キャラクター設定は次のページに書かれていますので参考になさって下さい。
「恋愛的な友情」が同性愛のことだとすると、「それは傷を作り」は社会から決して認められることのない恋愛でしょうから、必ず何かしらの傷を残す結果になるという意味なのではないかと思います。
また、「しかも傷の手当てをしないからだ」は、同性愛が社会的に祝福されることもまずないだろうから、ずっとその人の恋愛が公に認められることもないので、「新しい恋愛(同性愛)で傷が癒されることもない」という意味ではないかと。
「恋愛よりも美しい」は、社会から承認されていない禁忌の恋だからこそ燃え上がるということを示していて、恋愛は障害が多いほど燃え上がるというタブーと恋愛の関係を美になぞらえているのではないでしょうか。
・同性愛を扱っている邦画
わたくしは、ヨーロッパの王室の歴史が思い出されました・・・。
その後は、4大文明の歴史と。
でも、やっぱり、昭和からのまんがにいっぱいありますね。
ベルばら、あさきゆめみし、エースをねらえ、火の玉ボーイ、B.B、北斗の拳?、サイファ、プライド
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